【美術・アート系のブックリスト】
圀府寺司『ユダヤ人と近代美術』
広島市立大学の油絵専攻の学生を対象に、講義「絵画論」を依頼されました。そこで「絵画の意味論」と題して、絵画は描かれたイメージ以上の存在であり、さまざまな意味の担い手であるという内容を話すこととしました。
その中で、西洋ではカトリックとプロテスタント、東洋では儒教と道教の影響がそれぞれの時代の美術作品の前提になっていることを話しました。ユダヤ教も同様で、特に現代美術の世界では大きな意味をもっています。
講義では深く踏みいったことは話せなかったのですが、ユダヤ人が美術とどう向