ピクミンにおけるアメボウズ、アメニュウドウだけが持つ異質性
ピクミン1でドルフィン2号機が墜落
ピクミン2でドルフィン初号機が墜落
ピクミン3でドレイク号が墜落
墜落
墜落
墜落
なにかの引力に引きつけられるように立て続けに墜落しまくる宇宙船たち。3機とも地球に近づいた時点で即墜落している。果たしてこれは偶然なのだろうか?
アメボウズ、アメニュウドウはそこに存在するものとされている。
さて、ピクミン3ではアメニュウドウという原生生物が存在する。樹液のような色のスライム状の敵である。オリマーにあまりにも執着するので、前作ピクミン2のピクミンの慣れの果てとか、集合思念的なものであるという説がある。しかし、同族であるピクミンへの殺意が高すぎるので(触れると即死)元ピクミンという説は薄いと思う。
またピクミン2ではアメボウズというボスが存在する。明らかに人工物の石のローラーにまたがりドライブを楽しみながらピクミンたちをひき殺していく。こちらは完全に透明で、レーダー上でしか存在を確認できない。オリマーやドルフィン初号機による解説でも、結局「ナゾの存在」で締めている。
地球上の異常な放射線濃度
ピクミンにはガイガーカウンターという放射線測定器がお宝として落ちている。そして何故かこの測定器の針が振り切れている。つまりオリマーが降り立った地球は既に測定不能レベルの放射線で汚染されている。
さらにこの汚染は局所的なものではないことがピクミン3をプレイしてみるとわかる。ピクミン3では現実の大陸と形は異なるが、いろいろな大陸に降り立つ事になる。どこでも人類が存在した形跡はあるが、文明の気配はない。どこも等しく酷く荒廃している
人類の間で核戦争、もしくは大規模な放射線漏れが起き、人類は完全に死滅したことがわかる。
ピクミンシリーズにおける原生生物は放射線によって歪な進化を遂げた地球生物の成れの果てなのだ。ピクミンも植物が異常濃度の放射線で進化を遂げた姿なのだと考える。
アメボウズ、アメニュウドウだけがもつ異質性
原生生物は実際の動物が地続きで進化したことが見て取れる。クモだったり蛙だったりクラゲだったりエビだったりなど
しかしアメボウズやアメニュウドウだけはそれら原生生物とは全く異なる形態をしている。こいつらだけは他のどれとも異なる全く異質な存在である。可視化できず生物としての器官も見受けられない。両者とも人型であるという共通点のみ。
アメニュウドウは最後殺すことはできなかった(アメボウズは爆発四散したがスライム状なので殺しきったかどうかは怪しい)。小さくなって逃げていったのだが、地球を離れるときよく見ると画面の隅でオリマーに手を振っているのがわかる。手を振るというのは極めて人間的仕草であり、アメニュウドウ地球人の成れの果て説が提唱される最大の理由である。
(追記)ムービーを見返してみたところ手をふっているというより咆哮をあげているように見えた笑
アメニュウドウは変態できる。
ピクミン3ではアメニュウドウとの最終決戦時にチャッピーなどの原生生物と戦うことになる。そしてこの原生生物を倒すと、、、
なんとアメニュウドウと同じスライム上のものへと変化する。
これはとんでもないことである。
原生生物をアメニュウドウが取り込んだのではなくもともとその原生生物はアメニュウドウの一部だった。このことからアメニュウドウには全ての原生生物のDNAが内包されていることがわかる。アメニュウドウの超越的な能力が実感できると思う。アメニュウドウは姿を変え、全ての原生生物となり、環境に適応する。
アメニュウドウは飛べる。つまり…
アメニュウドウの超越的な能力はこれだけではない。アメニュウドウは浮くのである。羽を羽ばたかせるでもなくあくまでも重力に反するように浮遊する。これは理論的におかしい。
アメボウズとアメニュウドウはどう考えても近似種である。そうするとアメボウズも実は浮けるんじゃないか?
ゲーム上透明に見えるが、ドルフィン初号機はレーダー上にのみ確認できるといっている。つまりアメボウズは可視化できない。完全に透明なのである。
ピクミン2で地球の大気圏内に入ったとき見えないアメボウズが宇宙船にへばりついていたのではないか。2ではアメボウズ、そして3ではアメニュウドウが宇宙船を墜落させたのだ。
(ちなみに)日本の妖怪、海坊主(ウミボウズ)
海をさまよう漁船を沈める海坊主という妖怪がいる。
宇宙という大海を泳ぐ宇宙船を墜落させたアメボウズ。これも偶然ではないだろう。
総括
ピクミンシリーズの概念をぶち壊す極めて不可解な存在がアメボウズとアメニュウドウである。他の生物とかけ離れたこれらの存在は、ともすれば宇宙からの飛来物なのかもしれない。遊星からの物体X...
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