見出し画像

炬燵

なんだか今年はいつまでも暖かいけど、そう言ったってもう11月。
ある時突然、冬がやってくるよな最近の気候。
20°前後の気温が急に15°以下になったりなどしたら、寒くてしようがない。
お天気のよいうちに、コタツ布団やらコタツ敷やら毛布を干して、コタツの準備してコタツを出した。

我が家のコタツは、豆炭コタツ。
豆炭コタツなんて若い人は知らないだろうけど、現在でもちゃんと存在する。
えっとぉ、練炭自殺なんてのがニュースであったけど、あの練炭の原料がお手玉風な形の豆炭を使うコタツである。
豆炭は一袋今1800円くらい。我が家ではひと月一袋くらいの消費である。
豆炭コタツにしてから5~6年経つが、豆炭はずいぶんお高くなって値段は倍になった。
それでも、電気代よりはお安くなっているとは思うのだが・・・・。

そもそも何故、我が家は豆炭コタツになったか?
我が家の冬はコタツ派で、元々コタツは電気だった。
原因はダンナにある。

ダンナは定年前に仕事を辞めたのだが、仕事を辞めた冬、毎日毎日コタツでゴロゴロしてた。
やっと仕事を退職したのだから、ゴロゴロも仕方ないとは思っていたが、ダンナはその冬、夜もコタツで寝るようになった。
電気コタツはひと冬、電気を切ることなく過ごしたのである。
もちろん、電気代はアップした。

電気コタツは古くなってきていて、そろそろ買い替え時であったし、次の年もこんなんだとかなわん~~って、友達に愚痴ったら豆炭コタツを勧められたのである。

安いってことには反応する私。
多少の手間など、なんのその~。

確かにプチっとスイッチのみで暖かくなる電気コタツは便利だけど、豆炭コタツのほんわか~じんわり~に魅了されてしまったのだ。
”火の番”的な面倒くささはあったけど、慣れてしまえば冬の仕事。

朝起きると、まず石油ストーブに火を付ける。
(本当はよろしくないのだろうけど、我が家はIHなので致し方ない)
そのストーブの火の上に2個豆炭を置いて、豆炭に火をつける。
豆炭が1/3くらい赤くなったら、コタツの火床中具に豆炭をくっつけて入れる。
朝ご飯食べて、朝の家事が片付く頃には温かくなってる。
火のついてない豆炭も1個入れて、普通の日には我が家では3個の豆炭である。気温の低い日には、豆炭は追加する。

3個の豆炭は10時間くらい持つので、夕方5時頃の夕飯準備前に豆炭を追加する。我が家では2個追加する。
夕飯食べて落ち着いた頃には、次の豆炭に火が移ってる。

豆炭をコタツに入れたまんま、誰もいないとこに夜、火があるのは不安であるので、寝る前に豆炭あんかに豆炭を移す。
(ダンナのコタツでのうたた寝は腰が痛いと次の年には止めた。)
寒がりの次男と私が、豆炭あんかを一つづつ持って寝るのだ。
これがとてもいい。
私は以前電気毛布で寝ていたのだが、豆炭あんかの方がずっといい。とても温かい。
豆炭あんかは次の日のお昼前まで、ほんわか温かいので、温まってない朝のコタツに突っ込み使う。
そんな風に行程が決まってしまうと、もう豆炭コタツは止められない。

今、コタツは出してはいるが、まだ暖かいので豆炭は入ってない。
火のないコタツ状態。
これから、朝晩の気温が低くなり、豆炭あんかが欲しくなってきたら豆炭コタツの登場である。

我が家の豆炭こたつ。
中の石綿が劣化してきたので交換してから、今年も我が家の冬を温めてくれるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?