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2024年双子座新月(6月6日 21:37ごろ)

今回の双子座新月(2024年6月6日 21:37ごろ)の天体配置の特徴は、双子座に太陽、月、水星、金星、木星の5天体が集まっていることです。双子座祭りの新月ですね!

また、魚座に土星と海王星の2天体が滞在中のため、柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)にカテゴライズされるサインに西洋占星術で用いる10の天体のうちの7つも入っているという、柔軟宮祭りの新月でもあります。

そして、太陽・月・金星が双子座17度に重なっていて、この3天体と土星がスクエア。太陽と月のミッドポイント(中間点)に土星が位置します。 

この配置は、一見矛盾するように思える2つのことを提起するように思います。一つは流れに乗って素早く動くこと。臨機応変さ。もう一つは確実さを担保すること。確からしさ。

ここ最近様々なできごとが目まぐるしく起こっていて、世界情勢も日本国内のことも動きが激しくなっている感じがしますよね。私たちは日々増え続ける情報の奔流の中で暮らしています。

また、2024年5月25日に拡大の星・木星が双子座に移動しました。双子座は知識や情報、コミュニケーション、多様性などを司るため、木星が滞在する2025年6月10日までの1年ほどはさらに情報化社会が加速するでしょう。
皆に役立つ情報や知識が素早く共有され、対話や議論が活発化する一方、流言飛語やデマ、不確かな情報も飛び交いやすいと思われます。

そんな、情報の奔流がかさを増し、さらにそれが加速するであろう双子座木星期が始まったばかりのタイミングで訪れる今回の双子座の新月です。

「臨機応変さ」と「確実さ」を天秤にかけつつ、
活発に情報収集をしながらも自分にとって大事なものを確かめ、自らの価値観の確認を促す配置と感じます。

流れ続ける情報に飛びついてインプットばかり増やしていても、情報を受けて「自分はどう感じるのか」「自分はどうしたいのか」まで落とし込まないと、翻弄されるだけになってしまいますもんね。

様々な情報や人の意見に触れて、
では自分はどうするのか?
無限と思える情報に対し、明らかに有限である
自分の肉体と時間を使って何をするのか?
何をアウトプットしていくのか?を
改めて考える機会となるような新月です。

そして、この新月は、天王星がノーアスペクト
(どの天体とも関わりのない状態)で、一方土星には太陽・月・金星と緊密なアスペクトを取っています。
「ひらめき」を司る天王星がノーアスペクトで、
それが緊密な配置の多い土星と組み合わさって悪い方向に出ると、「思い込みを強める」「見たいものだけを見る」と現れる可能性があるのではと思います。

そう思い込みたいことを補強する情報ばかり集めてしまうとか、今ある情報で必要以上に悲観的な、あるいは楽観的な未来ばかり思い描いてしまうとか。

この傾向は、1人頭の中で考えている状態が続くとより強まっていきそうです。双子座にこれだけ天体の偏っている今、偏りは鋭さでもあり勢いでもあるけど、極端さ、危うさをはらむものでもあります。

なので、得た情報を基に自分で「こう」と決めつけ思いつめてしまう前に、一旦情報から離れ全然別のことをして思考を熟成させてみる、
あるいは全然違う角度からの情報を見てみる、
そして人に意見を聞いてみる、などの行動が助けになるでしょう。

世の中の動きの速くなっている中、自分の納得いく情報が十分に得られない中で選択しなければいけないことも増えていくだろうと思います。

日頃から関心のある人たち同士での会話の機会を増やす、そして一旦選択してみる、間違ったと感じたら素早く修正する、というコミュニケーション→選択→修正のサイクルがますます大事になってくるのかもなと思います。

新月が過ぎても、柔軟宮祭りは水星と金星が蟹座へ移動する17日まで続きます。その間はここ数日と世の中の雰囲気は変わらなさそうなので、今お伝えしたようなことを心に留めておいていただくと良いんじゃないかと思います。
#双子座新月 #占い #星占い #占星術

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