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<星から目線で考える>今年2回目の蟹座新月

※この原稿は、スターピープルオンラインで連載している「シンクロ占星術」7月21日UP分の、”全体的な星回りから読み解く「社会の様相」”部分の原稿です。

7月21日は今年2回目の蟹座新月

7月21日の02:32ごろに今年2回目の蟹座の新月が起こります。

通常、新月と満月は、同じサインでは1年に1回ずつしか起こりません。
今年蟹座で2回新月が起こるのは、
この時期蟹座が象徴するテーマがおおいに強調されていると考えることができます。

蟹座は感情を司るサイン。
2回の蟹座新月は、私たちに
自らの感情を丁寧に感じ取ること、それらを尊重すること、そして言語化すること
を促しています。

感情を尊重し、言語化して共有することの力を見直す契機に

近年、社会では公の場であればあるほど人の理性や思考、根拠が重視され、
根拠の確認できない個人的な感情や感覚はプライベートなものとしてないがしろにされてきました。

しかし、感情を軽んじて思考を偏重してきた結果、
私たちの社会には大きなゆがみが生じ、
生命活動よりも経済活動を優先させるような転倒した判断がされるようになってしまっています。

この新月は、私たちがより人間らしく、より幸せに生きていくために、
感情を尊重し、言語化して共有することの力を見直す契機となりそうです。

特に怒りや悲しみ、嫉妬などの「ネガティブ」とされる感情を
邪魔者扱いや無視をせずに感じ取り、その都度言語化することによってケアすることを学ぶのに良い時期となるでしょう。

厳しい配置なので心身が揺らぎやすく

今回の新月はかなり厳しい星配置です。
この配置の影響によって
数日前から体調がいまいち本調子でなかったり、
気持ちが揺らぎ、落ち込み、考えこみやすかったり
ということがあった方もいるかもしれません。

もし心身の揺らぎを感じているなら、
普段通りに動けない自分を責めるのではなく、
感情や体調など心身からのシグナルをしっかり受け取り、
自分自身を尊重して適切な対応を取ってくださいね。

厳しい配置のピークは新月当日なので、
だんだん楽になっていくはずです。

向こう3か月ほどの新月・満月は土星が重要な位置に

今回の新月を含め、ここから3か月ほど、全ての新月、満月で、
具現化の星であり試練の星である土星が
他の天体と重要な配置を取ることが続きます。

それはまるで、土星が最も力を強める山羊座に滞在している間に、
最後の力を発揮する
かのようです。
(土星は約2年半山羊座に滞在していました。
2020年12月17日に山羊座から水瓶座に移動します。
次に本来の座である山羊座に戻ってくるのは2047年です)

そのため、今回の新月も含めて、今後3か月ほどの新月、満月のタイミングで
現状を見直さざるを得ない状況や、潤沢とは言えない資源のやりくり、
制約の中での行動、難しい選択を強いられる場面も出てくるかもしれません。

ただ、そのようなときだからこそ、
人生の中で余分なものをそぎ落とし、
必要なものだけを選択していく機会となるとも言えます。

土星が重要な配置を取るこの3か月間に私たちに求められているのは、
「自らの人生の本筋に注力できる選択をすること」、
「すべき努力とする必要のない努力を見極めること」
の2つ。
あなたの人生の発展や成長のために必要な努力は真摯に行い、
他者から本来必要でない努力を強いられている場合は、
そこから立ち去るために力を使うことを考えることをおすすめします。

<おわり>

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