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<星から目線で考える>双子座ー射手座ラインの月食がもたらすもの

※この原稿は、スターピープルオンラインで連載している「シンクロ占星術」6月6日UP分の、”全体的な星回りから読み解く「社会の様相」”部分の原稿です。

6月6日の満月は半影月食

6月6日の04:11ごろに射手座で満月が起こります。

今回の満月は半影月食を伴います。
ただ、東日本では月食の始まる時間にはもう空も明るくなってきているので、
なかなか見るのは難しそうです。

西日本でも、月が地平線に随分近づいている時間なので見づらいですが、
場所などの条件がよければ観測できるかもしれません。
半影月食は月の明るさが微妙な変わる程度なので、肉眼では分かりにくいです。
目視でなくカメラで撮影してみると、
月が欠けているのが確認できるかもしれません。

月食と占星術的な意味

月食は通常での半影月食よりも影響力が強く、
半年から2年ほど影響を及ぼすとされます。

月の交点であるドラゴンヘッド、ドラゴンテイルは
月(個人性)の通り道と太陽(社会性)の通り道が交わる点です。
人々の集合意識や過去生などを表すポイントとされます。

そのドラゴンヘッド、ドラゴンテイル付近で起こる満月(月食)、新月(日食)は、
集合意識や社会に変化の生じるタイミングです。

今回の射手座の半影月食は、ドラゴンヘッド(月の昇交点)が双子座に、
ドラゴンテイル(月の降交点)が射手座に移動したばかりのタイミングで起こります。

(半影月食とは何か、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルがどこにあるか知りたい方は「<図解と動画の紹介>月食のしくみをおさらいしたいあなたへ」をご覧ください。)

双子座ー射手座ラインの月食がもたらすもの

双子座―射手座ラインの月食は、人々の意識やものの見方の変容や
新しい概念の浸透を促すでしょう。

折しもアメリカでは痛ましい事件からレイシズムへの抗議運動が広がっており、
その運動の輪はフランスやオランダ、カナダにも広がっています。
(7月5日での半影月食は、アメリカの建国図の太陽と同じ位置で起こります。
もう一山大きな変化があるかもしれません。良い方向への変化を祈ります)

香港でもデモ隊と国家権力の衝突が再び激しさを増しています。

これらの社会運動は、自分達一人ひとりが今の社会のかたちを作っている一員であるという自覚を持ち、自分達が生きている社会をより良いかたちに変えていこう、
大事なものを守ろうという意識から起こっている運動です。

この月食以降、日本でも「今を生きる私たちがこの社会を良くも悪くもできる」という認識がさらに深まっていくでしょう。

「食」の続く1か月

そして、今回の半影月食はさらに特別な意味を持っています。

6月6日:半影月食
6月21日:夏至・部分日食
7月5日:半影月食

このようなかたちで、ここから3回、月食と日食が立て続けに起きるのです。
3回続けて月食、日食が起こるのはそこまで珍しいことではありませんが、
今回立て続けにおこる月食・日食は全てなかなか緊張感の高い天体配置となっています。

6月21日は夏至と部分日食が同時に起こりますが、これは2001年にも起こった配置です。
2001年も世界が大きく揺らいだ年でしたが、今年もやはり規模の大きな災害や事故のニュースを耳にします。

今後も変化や切り替わりがめまぐるしく起こり、
心がざわざわするニュースを目にすることも増えるかもしれません。

変化による意識の進化の起こるタイミング

ただ、今回月食の起こる射手座は、一つ高い視座からものを見ることを促すサイン。
また、信念や哲学、善きものを信じる楽観性を司るサインでもあります。

さまざまな変化を体験しながら、意識の進化、変容がスピードアップするタイミングです。私たち一人ひとりの生きる信念を改めて確認できるときでもあります。

悲観的になりすぎることなく、無理して大きなことをしようとせず、身の回りのことから丁寧にやっていきましょう。そして、普段よりも備えはしっかりしておきたいものです。

また、6月18日から7月12日まで、蟹座で水星が逆行します。
家族間や身内とのコミュニケーションの齟齬など生じやすくなるかもしれません。
いざというときの連絡手段などを改めて確認しておくと良いでしょう。

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