＜星読み＞2019年5月19日 蠍座満月〜欲望を叶えるためにストレートに行動する

2019年5月19日6:11は蠍座の満月。

今回の満月は、山羊座の冥王星と牡牛座の太陽と蠍座の月がそれぞれ調和的な配置をとっている。
火星は蟹座に入ったばかりで勢いのある度数、そして牡牛座でぴったり寄り添う天王星、金星と調和的な配置。

今回の満月から受け取るインスピレーションフレーズは「欲望を叶えるためにストレートに行動する」。

「欲望のまま」と聞くと何だかやたら強欲な感じや、人を押しのける感じ、そして危険なイメージがあり、いい印象を持てないかもしれない。

しかし、その印象ってどこからきているのだろう。もしかしたら、小さいころから受けてきた教育の影響かもしれない。

私たちは、幼い頃の生活で、周りと調和することを求められてきた。例えば学校の学級会。限られた時間で意見をまとめるために、自分の感じたことをストレートに発言する人が和を乱す人として敬遠される傾向があったことは否めない。

それは、同じメンバーと同じ空間を快適に過ごすために身につける必要があった、大事な処世術。

しかし、学校を卒業したら、協調し、歩調を合わせるべきクラスはもう存在しない。学級会もない。

自分の感情や考えを素直に表すことにためらいがある場合、それはどこから学習した姿勢なのか。学校なのか、家庭なのか、あるいは別のところなのか、ひもといてアンラーン(学習を手放す)のにもいいタイミング(山羊座で土星とドラゴンテイルが合)。

また、家庭でも同じようなことがあるかも。
親や兄弟姉妹、祖父母の意見を優先して、なかなか自分がしたいようにのびのび行動できなかった、と言う事があるかもしれない。

そういった場合、今回の満月は相手と自分の境界線についての再学習(今まで持っていた概念の手放しと新しい概念のインプット)、そして境界線の引き直しをするのにもいいタイミング。

相手の存在や意見を尊重しつつ、自分の行動や人生の方向性を決める主導権は自分にある、という状態を作る、その道筋を示してくれるタイミングでもある。

自分の中にある叶えたい欲求や願望を素直に認め、それに向けてストレートに行動していこう。

(それが反社会的な行為や法律に触れる行為であれば、なぜその手段を取らなければ欲求が満たされないと感じてしまうのか、考えてみると良いかもしれない)。

協調性を重んじるあまり、目立つことを避け、ストレートな行動、言動ができない。だからストレートに行動している人を羨んで嫉妬してしまう。

そういった行動を繰り返している場合も、このパターンはいつ学習したものなのか、ひもとき、再学習するのにいいとき。

かなえたい願望やありたい姿が今のあなたから遠いと感じるかもしれない。でも、一歩踏み出さなければ、いつまでも遠いまま。でも一歩ずつ進んでいけば、着実に近づくことができる。

何より、一歩踏み出し行動することで、行動の結果の小さな成功や失敗が、あなたの人生はもっと彩り豊かなものになる。

行動して、失敗するのも、成功するのも怖い。そう感じるなら、ささいなことから始めるのもいい。自分の人生がより快適に、心地よくなるための、小さな一歩。

食事で何を食べたいかをじっくり考え、それを叶える行動をする、そういったことから始めるのも大あり、大正解。

今一度、欲求に素直に行動することを思い出させてくれる、そんな蠍座の満月だと思います。