自責


あの時スマホを見ていなかったら、あの時振り返っていたら、あの時泣いていなかったら、第一、あの時メッセージを送っていなかったら
全部、もう変えることの出来ない話で、全部、もう終わってしまったことで、"あの時"なんて言葉を使ってもどうにもならない

夜に眠れなくなった私は、その暗さに呑まれて、苦しむ
毎日のように、悲しかったこと苦しかったことが再生されて、いつものように時間を使う
忘れたいこと、どれだけ願っても、忘れようとしてもずっと残って、思い出したくないタイミングで頭に浮かぶ
私にとって、今まで生きてきた中で一番忘れたいこと
これからの人生に必要のないこと、寧ろ、消えてくれた方が救われること

よく、好きな人がいるときに他の誰かを好きになって、どちらか一方を選べなかったら後者を選びなさい、と聞く
即ち私は選ばれない方の人間
思考が偏って正しさなんてもう持ち合わせていないからそれ以外考えられなくて、嫌な記憶を思い出す時は同時に この話も浮かぶ
どれだけ先のことを話していても保証なんてないので、ただの空想で、わたしの勝手な理想で、独りよがりだ
こうやって書いていても、いまの私は嘘じゃないし、伝えていることはほんとうに思っていることで、だから、わたしは、ずっと一緒に居たいって思っているよ

人の好意の強さはその人にしか分からなくて、だからこそ私は人に好かれている自信なんて無くて、嫌われないように必死でいて
わたしの気持ちの強さだって誰にも分からないと思っているし、分かったつもりでいても分かっていないのにね、と思ってしまう
言葉や態度で表せていない分伝わらないけれど、その分、気持ちが無くなったらきちんと伝えているし、それ以外はわたしの気持ちが下がることなんてなくて、ずっと、なによりも上にあるんだよ、でも、知らなくていいよ、いまは、まだ

だからやっぱり、苦しみも悲しみも痛みも、気持ち全て、見られるようになったらいいのにね
ほんとうにそうなってしまったら嫌だけど

1人が怖くて、でも1人が良くて、そんな中で一緒に居たいと思える人がいて、それでも傷つけたくなくて、矛盾ばっかり
きっともう、好きとかなんてとうに超えていて、信じてもらえるまで伝えられないけど、わたしは愛しているよ
直接伝えられないからこんなところでしか書けないけれど、好きだけじゃないよ、
だからさ、そのうち、気付いてね

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