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大好きな漫画がアニメ化する話

「好きな子がめがねを忘れた」という漫画をご存知でしょうか。

藤近小梅先生が描く、現在月刊ガンガンJOKERで連載中の漫画です。略称は「好きめが」で、今は10巻まで出ています。

今月最新刊が出ます。

さて、そんな好きめがですが…

僕はこの漫画が大好きなんですよね。

というのも、僕がTwitterを始めてすぐの頃、読み切りの漫画を読むのにハマってまして。そんな時に出会ったのが好きめがだったんですよね。

もうぶっ刺さりまして。大好きになりました。

連載が始まってからは単行本を毎回買って楽しく見させて頂いていましたが、転機は今年の一月でした。

アニメ化が決定。公式サイトもオープン。もう夢のようでした。ずっとアニメ化して欲しいと思っていたので泣きました。動いている三重さんと小村くんが見れる。それだけでもう幸せ一杯でした。

作画は本編の可愛い感じとはちょっと違っていますが、これはこれで全然アリでした。綺麗な三重さんも素敵です。何より、動いている…ウッ…;;

声優さんも文句ありません。小村くん役の伊藤さんはあまりご存知ではないですが、爽やかないい声だと思いました。個人的に高い声は嫌だなーと思っていたので、程よく低くてよく合っているなと感じました。

三重さん役の若山詩音さんは最近活躍著しいので知っていました。有名な所だとリコリス・リコイルの井ノ上たきな役の人ですね。こちらもまた、可愛い声で、ふわっとした感じがよく合っていると感じました。

他の方はPVであまり喋らないのでちょっとアニメ見ないとわからないですね…染谷さんなんか「チュー」しか言わないし。まあそんなに心配してないですが(笑)

OP、EDも良いですね。曲はまだ全部聴けるわけではないですが好みです。OPを歌う綴さんはまだ16歳ということで驚きました。綺麗な歌声の人ですね。EDはオーイシさんが歌ってくれるのですごく嬉しいです。アニソン界のおしゃべりクソメガネだしもしかしたらあるかな…とか思ってたら本当にED歌うことになって驚きました。OPのアングルの動かし方は賛否ありそうですが…

まあ概ね楽しみです。やっぱり連載開始から追ってる好きな漫画ですし、アニメ化は嬉しいです。連日他の漫画家の方が好きめがの絵を描いてくれてるのを見てこの作品は愛されてるなあと感じましたし、これからもっと多くの人に広がればいいなと思いました。

第1話「好きな子がめがねを忘れた」は7月4日23時から、TOKYO MIX、MBSで放送予定です。是非ご覧ください。











はい。一旦区切りましたがここからは存分に好きめがについて語ろうかなと思います。キモくなりますがお許しを。

まずは漫画の内容…ではなく表紙から語ろうかなと思います。

なぜ表紙…?と思うでしょうがまずは見てほしいです。

1〜4巻、5〜8巻、9.10巻の表紙の変移を見てほしいです。眼鏡をかけてないから近くにいる2人、眼鏡をかけているけど近くにいる2人、眼鏡をかけていなくても、一緒にいる2人。ここだけで飯食っていけるくらいにはエモいです。

もし漫画を全部読んだら、表紙を眺めて感慨に耽てみてほしいです。


さて、そろそろ漫画の内容について語っていきます。と言っても毎話良すぎるので何から語ればいいかわかりませんが…とりあえず思いついたことつらつら書いていきます。

基本的にはド天然な三重さんに振り回される小村くんを見てドキドキニコニコするのがこの作品の楽しいところです。

3巻くらいまではこの側面が強く、笑みが止まりません。三重さんも無意識ながら少しずつ恋心を育んで行くのも、段々と2人の距離が近づいて行くのを見るのも楽しいです。

というか、藤近先生の作画がどんどん可愛くなっていっているのが作品の可愛さに拍車をかけているんですよね…。1巻と3巻見比べて見て欲しいです。顔と髪の描き方が全然違っていて本当に可愛いです。最新刊とも見比べて欲しいです。本当にどんどん可愛くなっていて…

この緩い絵柄がラブコメにピッタリなんですよね。もう笑みが緩みまくりです。

藤近先生は漫画もお上手で、特に4巻からはすごいです。この漫画はほぼ小村くん視点ですが、物語が進んで行く中で、彼の心理描写が丁寧でコマ割りも上手いので読み応えがあります。

その4巻からは三重さんが小村くんへの恋心を自覚して、2人は両片思いになって行きます。が、まだ中学生なのもあってか2人はなかなか1歩が踏み出せません。そのもどかしさが、また楽しいです。

まあ普通に付き合ってないにしては距離が近すぎるし結構すごいこともしてるんですが…

多分2人は内心自分のことを好いていることに気が付いていると思うんですが、関係が壊れてしまう恐怖と、1歩踏み出す勇気が足りなくてずっと友達以上恋人未満な関係でいるんだろうなあと思っています。本人達にそんな自覚は無いと思いますが。

とまあ4巻以降は「早く付き合え!!!」と「いやまだこの関係も見ていたい!!!」の感情が戦い続けることになります。

6巻も大事な巻です。小村くんが勇気出して1歩踏み出します。まだ付き合うとかではないですが。しかしこの勇気を出す描き方も上手くて…!

PVを見るにちょうど6巻の内容が確認できるのでおそらく1〜6巻、行けて7巻までアニメ化って感じでしょうか。でもこんな美味しいとこで止まるのはもったいないのでぜひ2期も来て欲しいです。

7巻からは夏休みの話になるんですが、いやもうホント三重さんが可愛くて…あまりの可愛さに涙するほどです。小村くんは幸せ者だな…(誰目線?)

もう7巻からは激甘です。ヤバいです。なんで付き合ってないのか分からなくなってきます。小村くんもっと自信持ってくれ…でもその自信を三重さんと育んでくれてもええよ…みたいなもう誰目線なのみたいな気持ちで一杯になってきます。

8巻もずっとイチャイチャしてます。お互いの家に行ったりします。しかしここでまた高校進学という重い一石を投じて来ます。ずっとこのままでいたい。でも時間は待ってくれない。進むための、覚悟をしないといけない。っていう小村くんの成長が見れてうおおおおおという気持ちになります。

もうほんと、もう1回言いますけど藤近先生は漫画描くのが上手いんですよね。人の感情を描くのが上手すぎる。感情移入しまくりってしまいます。

9.10巻はひたすらに2人を応援するターンです。付き合う覚悟を決めた小村くんと、小村くんがいなくても大丈夫なように頑張る三重さんとのすれ違い。悩んで、悩んで、そうやって答えを出す2人は美しいです。10巻読んだ時はあまりの感慨深さに涙が止まりませんでした。多分11巻読んだら死ぬと思います。

いやもうホントすごいんですよこの漫画は。ただのラブコメじゃないです。他のどの作品よりも素晴らしいと思っています。中学生の2人の、甘くてもどかしい恋物語。その完成を10巻かけて見届けるんです。本当に美しい物語なんです。

藤近先生の書く物語が好きなんですよね。先生は「隣のお姉さんが好き」という漫画も描いてるんですがそれも好きです。

表情と心情を描くのが上手すぎるんですよね。いやもうこれ言うの3回目くらいだと思うんですけど、本気で思ってます。ラブコメ描かせたら世界一かもしれない。それくらい先生が好きです。

今回アニメ化って形で先生の努力が結ばれて嬉しいです。これでもっと多くの人が先生の漫画を知ってくれますように。好きめががたくさんの人に読まれますように。強く祈っています。


長いこと書きましたが最後まで読んでくれてありがとうございました。ぜひ好きな子がめがねを忘れたのアニメをよろしくお願いします。それでは。

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