クラウドファンディング炎上してから現在Ⅲ
こんにちは。
近畿大学建築学部三回生の福井です。
前回は、’クラウドファンディング開始から炎上するまで’と’炎上後’のエピソードを書きました。
今回は、’炎上後のフィリピン’と’炎上したことによる影響’について書きます。
”クラウドファンディング中止してからフィリピンへ”
炎上後、クラウドファンディングを中止し実費でフィリピンに渡航。
到着直後のフィリピンの印象は、今まで行った国とは違ったどんよりとした雰囲気であった。フィリピンには、すごく貧富の差があると言われている。 現地に行った方には分かると思うが、黄金のカジノの隣に今にも崩れそうな屋根のない建物が整然とした街並みである。
日本では考えられないような光景であった。
”スラム街マニラへ”
フィリピンにはたくさんのスラムが存在するが、1番根強く残っているのはフィリピンの首都マニラだという。
私たちは、そのマニラへソルトパヤタスというフィリピンのボランティア団体のツアーに参加することにし、普通の旅では絶対に行けないような場所を見学させてもらった。
まず、ケソンというスラム地帯だ。
ここはスモーキー・マウンテンと呼ばれる最終処分場が存在した。
高さ約30m程の大きなゴミの山が2000年7月10日に崩壊し、約500軒の家が下敷きになり沢山の方々が帰らぬ人となった無惨な過去がある。
当時は世界的なニュースになっており、各国からたくさんの支援があったが、今はその悲劇が風化してしまい支援者が少なくなっているという。
もしこの記事を読んで、少しでも興味を持った方は是非ツアーに参加し、ケソン地区に支援して頂けるとありがたい。
http://www.saltpayatas.com/ex3-program
(現在スモーキーマウンテンは封鎖され出入りできません)
(ゴミ山の崩落の災害で亡くなった方々に対する慰霊碑)
(ケソン市に住む子供達)
(集まったゴミを分別する現場)
正直、スラムに行くまでは助けてあげようなどの上から目線であったが、現地の方は現地なりの生活を楽しんでおり笑顔に溢れていた。
その光景をみて、私がおこったクラウドファンディングのプロジェクトが恥ずかしく思えた。
お金は人を幸せにし、決して無いよりもあった方が良い。
だがしかし、何も知らぬ外部の人間が貧困だから可哀想だなどの勝手な決め付けは決してしてはいけないことなのだと感じた。
この旅は、今後の人生において物凄く貴重な体験であり、今後の人生の中でも糧になるものだと感じた。
”炎上したことによる影響”
さすがに一万リツイートを超える炎上劇であったため、たくさんの人から批判とバッシングを浴びた。 しかし、極一部の方には応援の言葉もあった。
例にあげると、キャンプファイアー代表取締役社長の家入一真さん。
また、キングコング西野亮廣さんにはAMEBAブログに取り上げられた。
さらに、最近出版したビジネス書ベストセラーである新世界という本にも記載してくれた。
他にも、たくさんの起業家さんから応援のお言葉をいただいた。
http://xn--rck1ae0dua7lwa.com/blog/2018/07/04/crowd-funding-slum/
極め付けには、’yahoo!ニュース’や’マツコの知らない世界’でも取り上げられ、私が行ったクラウドファンディングは全国的ニュースとなったのだ。
"ひろゆきさんと対談"
近畿大学のイベントとして、クラウドファンディングで’2ちゃんねるの開設者ひろゆきさんを近畿大学に呼び対談したい’とプロジェクトを企画した学生がいた。
ひろゆきさんの登壇相手として学生起業家などより優れた学生が選ばれる中、私はクラウドファンディング炎上者として登壇した。
当時、鬱の症状の中登壇したので思ったような話はできなかったが…
(言い訳であるのは承知だが、今の状態でもう一度登壇してみたいというのが本音である)
炎上したからこそ、このような貴重な体験はできたのだ。
近畿大学には、KINDAI student サミットというものがあり、年に一回開催する大イベントである。
KINDAI student サミットとは、学生と近畿大学の教職員が合同で行うイベントであって、毎年豪華キャストが来る。
(ひろゆきさんと対談したのもこのKINDAI student サミットの中のイベントだ)
ちなみに、今年はYahoo!株式会社代表取締役社長である川邊健太郎さんやフリーアナウンサーの辛坊治郎さんなどが来る。
是非、この記事を読んでいる近畿大学生は参加してほしい。
以上が、’炎上後のフィリピン’と’炎上したことによる影響’の話でした。
次回は、’初めての鬱の症状、そして乗り越え方’と’今回の炎上を通して学んだこと’そして’今後の活動’を書きます。
ちなみに、次回がこの’クラウドファンディング炎上から現在’のエピソードの最後になるので読んで欲しいです。
よろしくお願いします。
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