デッキーの正体について思うこと

本日、2022年7月15日コロコロコミック8月号にて
デュエル・マスターズ ジョー編が最終回を迎えました。とっても優しくて暖かくて夢と希望に溢れたお話だったと思います。

今回はデッキーの正体について考えていきます。



デッキーとは

まず最初にデッキーがどういう存在か振り返りましょう。

皆さんもご存じの通りデッキーはジョーカーズを産み出すカードケースです。

ジョーによって描かれた絵がデッキーによって命を与えられカードとなり、彼らと共に戦ってきたのがジョー編でした。

しかし、産み出せるのはジョーカーズだけではありません。印象深いのは1年目にてジョーVSボルツ戦で負けたボルツがジョーに自身の大切なスケボーを渡そうとしたとき、ジョーはそれを受け取らずにスケッチブックへとスケボーを描き、それをデッキーの力で現実世界へと生み出しました。

さらにデッキーはジョー以外の絵では何かを生み出すことはできません。

つまりデッキーの力を厳密に言えば、

ジョーの描いた絵を具現化する

ということになります。


キングとデッキー 

さて次はジョーVSアバクの最終決戦で登場した、

〈デュエルマスターキング〉

の力についてですが、最終回にて思考を現実化する力だと明かされました。

…いやそれってもうデッキーの力と一緒じゃないですか。

ジョー君が1話目で手にした力じゃないですか。

決戦後にジョーも言いましたがアバクと戦う中で、自分もアバクのようになっていてもおかしくは無かった。それはつまりデッキーの力を利用して世界を壊すことだってできたということです。力におぼれて1人ぼっちになってしまってもおかしくなかったということです。

今の自分ではそうなる可能性があるからこそ、キングの力を一旦手放し、これからは自分の力で夢を現実のものにするために旅立ったのです。

さて、キングと同等の力を持っていたことが分かったデッキーですが、彼はデュエルマスターを探すために遠いところからやってきたと言っています。そして代々デュエルマスターに仕えてきたとも。突撃魚のフレーバーテキストからもデッキーはジョーが生まれるずっと前から生きていることは間違いなさそうです。(現実世界とクリーチャーワールドの時間の進みが違うこと前提ですが)

画像1


ここからは自論です。

もしかしたらデッキーは先代キングによって産み出されたものなのではないでしょうか。

先代キングはデッキーに自身と同等の力を授け、それを正しく扱うことのできる者を探すためにデュエルマスターに仕える使命を与えた。そしてジョーとデッキーは出会ったのではないでしょうか。となれば、ジョーの絵だけに反応するのは、デュエルマスターとしての素質があるものにしか扱えない力だったからなのではないでしょうか。そして真にデュエルマスターの力に覚醒したものがキングとなるのではないでしょうか。


2人の出会い

ジョーはモモキングダムを使ったとき、絵を描くことなく、デッキーの力を借りることなくクリーチャーを産み出しました。この時点でキングの力に覚醒し始めています。ただもし、ジョーに最初からこの力があったとしたら?ただ気づいてないだけだったとしたら?まだ不完全なだけだったとしたら?デッキーのいう代々デュエルマスターに仕えてきた発言もおそらく地球外でのことでしょう。でなければ最初から切札家にあってしかるべきです。遠くはなれた2人の出会いが奇跡でなく必然だったとしたら?

幼い頃からキングの力を持っていたジョーが

ずっとそばにいてくれる友達が欲しい、

自分の描いたクリーチャーと一緒に遊びたい


なんて願っていたとしたら。



それでは今回はこの辺で。

おやすみなさい。

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