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行政書士肢別過去問 レビュー

リベンジになった2023年の行政書士試験のメインの教材は、インプットはゆーき大学の神ノートで、アウトプットは肢別過去問でした。
ゆーき先生は、「イナズマ合格法」として、この教材の併用を勧めています。

出典:ゆーき大学Youtube

アウトプットに活用した合格革命の肢別過去問のレビューをします。

概要

約30年分の過去問が1問1答形式で載っている問題集です。

  • 憲法

  • 行政法

  • 民法

  • 商法、会社法

  • 基礎法学

  • 個人情報保護法

が対象範囲になっていて、一般知識(政治経済)は対象外です。

左側に問題が書かれていて、右側に回答が書いてあります。
また、各問題に難易度が書かれていて、A<B<Cの順に難しいです。

Amazonから引用

レビュー

メリット

  • 出題範囲が広い
    約30年分の過去問が収録されています。よく比較されるLECのウォーク問は10年分なので、合格革命の肢別過去問の方が範囲は広いです。
    また、オリジナルの予想問題も収録されています。

  • 問題が厳選されている
    5択の過去問集は再度出題される可能性が低い地雷の問題も一緒に勉強して効率が悪くなりますが、肢別過去問は1問1答形式なので問題を絞れます。
    出題の可能性が低いCランクの問題も収録されていますが、2周した後は全く手をつけませんでした。

デメリット

  • 解説が学習開始直後の人には物足りない
    解説は簡潔に書かれているため、「なぜこの答えになるのか?」問題を解く過程の部分が分からないことがありました。

  • 暗記が目的になりやすい
    解説が簡潔であるため、問題と回答を丸暗記する傾向が強くなると思います。

  • 分冊できない
    科目毎に分冊することができません。
    936ページもあるため、カバンに入れると重さを感じます。

注意点

  • 回転数を増やすこと目的にしない
    ネット上では「肢別過去問⚪︎⚪︎周で合格!」と書いた記事をたくさん見ますが、個人的には、やみくもに回転数を増やすことは危険だと思っています。

    理解出来ていない問題を繰り返すことは記憶の定着のため必要だと思いますが、理解出来ている問題を必要以上に何度も繰り返すことは不要だと思います。

おすすめの人

学習の中盤で基礎固めを目的とする人におすすめです。
この問題集のA、Bランクの問題が解けるようになれば、基礎的な知識が身についていると思います。

しかし、横断的な知識は身につかない問題集だと思います。例えば、試験では行政不服審査法と行政事件訴訟法を比較して検討する問題等が出ますが、このような問題の対応力は身につかないと思います。
また、学習開始直後は向かない問題集だと思います。
解説がもの足りなく感じて、きちんと理解することが難しいです。

私は、この問題集を補助する教材として、伊藤塾の「解法スキルマスター」も使いました。

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