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王岐山国家副主席来日!安倍晋三首相と会談で 日中関係好転に拍車

はじめに

中国が40代の若手を大量に

各市や省の副大臣級に

抜擢しているようです。

かなり大胆な人事に見えます。

習近平国家主席の盟友である

注目の王岐山氏の力が

働いているようです。

王岐山氏は長年金融畑勤務で

1990年代に中国人民銀行の副総裁、

中国人民建設銀行(現・中国建設銀行)の

頭取を歴任したそうです。

2008年のリーマン・ショックで、

金融担当副首相の立場で、大胆な利下げを

断行したようです。

その結果、中国経済が急回復したので、

強い影響力を持つようになったのです。

また汚職腐敗摘発で習近平氏の権力基盤固めに

貢献したそうです。

日中間の懸案問題について

日中関係が好転している中で

中国が相次いで

日本人を拘束しているのは

どういうことでしょうか。

10月21日の記者会見で、菅義偉官房長官は、

日本人男性が中国当局に拘束された事を

認めました。

今年9月に拘束された北大教授は

過去に外務省や防衛省防衛研究所に

勤務した事がありますが、

中国近現代史の研究者です。

国立大学の教員が初めて拘束されたのです。

今年の5月には、日中友好団体の役員の男性に

対して、スパイ活動をしたとして、懲役6年の

実刑判決を課しました。

2018年2月に拘束された伊藤忠商事の

男性社員は、公判中です。

中国は2014年に反スパイ法、翌年

国家安全法を施行しています。

2015年以降に、中国当局は13人の日本人を

拘束して、うち9人が起訴されています。

ところで、10月22日の即位礼正殿の儀に

王岐山国家副主席が参列するので、

安倍晋三首相は会談を予定しているようです。

拘束された日本人の早期帰国を

要請するものと思われますが…

強権発動できる中国

さて、強権を行使できる中国で急速に

自動運転が普及するのではないかと

思われます。

中国政府は、自動運転の試運転地域を

各都市に指定しています。

訴訟が起きるのが当たり前の

民主主義社会では実現出来にくい

ことが中国は容易にできる強みがあります。

例えば、ソフトが使えるように自動運転車を

誘導するセンサーの設置、

人の移動を制限する法律の制定、

自動運転車の走行を可能にする都市設計、

事故発生時の自動運転車メーカーの

法的責任を限定する等が

スムーズにやれるようです。

最後に

中国の自動運転も新興国のリープフロッグ

現象のように、一気に技術革新を

進行させる現象を示しているようです。

中国は、西欧の民主主義に対して、手続きが

手間暇かかると考えているかのようです。

それで、民意というものを無視し、選挙という

コストばかりかかる民主主義を

払拭しているかのようです。

その結果、実に効率的に経済政策を

決定し、推進出来たのではないでしょうか。

アメリカが禁輸措置を

課した中国企業が、監視カメラでも

世界ナンバーワンとナンバーツーの

地位を占めているのです。

要するに、中国は今や日本や西欧の価値観を

動揺させているのかもしれません。

今回来日する王岐山国家副主席は、習近平氏の

最側近とも言えるので、

日中関係の更なる改善のために、個人を

拘束することは是非とも、

やめてほしいものです。

安倍晋三首相と会談し、良い結果が出ることを

期待したいものです。