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●完全版:3/25(月)◆単行本原稿「日本食」が世界を平和にするこれだけの理由(第2章)



難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全世界の人たちの顔を「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。
(メルマガ短縮版の無料登録→ https://bit.ly/2HCV8zf)



◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2024年3月25日(月)号
No.4860

毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの配信スタンドから、
合計約5200部を発行(日曜のみ休刊)

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島
社新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけ
でなく、人としての生きかたを考えます。なんともユーモ
ラスな文体が人気のようで……。


本日の「完全版」は、100%掲載です。

本日の「短縮版」は、後半部分の大半を短縮しております。

(毎回、後半部分に大切なことを書いている場合が多いため、
もし全文をご希望のかたは、後述のnoteをご利用下さい)。

本日も1日、お元気で!



やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、ぼくはいつもその
方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。



▼本日の目次▼

【1】

今回は、単行本にするための書き下ろし原稿です。前回に
続いて「第2章」です。お楽しみに!

【2】

あなたやあなたの家族を命懸けで救う、山田博士作品集  

◆「2025年問題」。あなたが、この時代を介護不要で
駆け抜ける黄金の処方箋!(即実践・第23話)

【今回は、期間限定ですが、「衝撃価格」で、お譲りしま
す。せっかくなら、この機会にどうぞ】

【3】

事務局より。

「無料レポート」を2つご案内します(よかったらどうぞ。
すべて無料です)



===========================
【1】

今回は、単行本にするための書き下ろし原稿です。前回に続
いて「第2章」です。お楽しみに!

===========================

「日本食」が世界を平和にするこれだけの理由(タイトルは
同じです)
(第2章)

~世の指導者たちよ、武器を捨てよ、人の心を持て。報復の
繰り返しが、双方の人民たちを涙漬けにし、もはや勝者も敗
者もない。真の統治者たる者は、数千年間も、国内で分裂も
せず平和を続けてきた日本の歴史の素晴らしさを学ぶべきじ
ゃないのか。そしてその基盤には、「日本食」があることを~

【目次(概略でもあります)】

★第2章(1)

大昔から日本人たちは、世界の人たちに先駆けて、毎日の食
事や、その内容、そして食べること自体を「神事として」崇
(あが)めてきたのだ。ただ食べるというだけでなく、そこ
に「神事」を見いだし、それによって、社会を、そして国民
をまとめてきた……

★第2章(2)

当時のアメリカは、心臓病やガンが急増していた。つまり、
そのことにより、国家の「医療費負担増」となり、国が破産
するのじゃないかと、危惧されていたわけだ。そのため、政
府は大慌てで、全国調査を開始した。それが、「マクガバン・
レポート」だったが、その結果、「日本食」が……

★第2章(3)

そして、1977年にアメリカの大統領に就任したジミー・カ
ーターは、この「マクロビオティック理論」の影響で、豆
腐や味噌汁など「日本食」を大いに愛好していると公言して
憚(はばか)らなかったのだ。それほど……







★第2章(1)

大昔から日本人たちは、世界の人たちに先駆けて、毎日の食
事や、その内容、そして食べること自体を「神事として」崇
(あが)めてきたのだ。ただ食べるというだけでなく、そこ
に「神事」を見いだし、それによって、社会を、そして国民
をまとめてきた……




ご存じだろうか。

東京の外食店数が、世界の町で一番多いこと。

なんと、パリの3倍、ニューヨークの7倍もの店が存在して
いる。

しかも、どの店も、みな個性的で、それぞれ「料理」の特徴
を持っている。

そんな町が、世界のどこにあるだろう。

日本人には、そんなこと、ふだんはまったく気がつかないだ
ろうけれど、訪日外国人たちはみな一様に、その外食店の多
さと多様性、独自性に驚いている。

これは、「日本食」の食材の豊富さもあるだろうが、日本人
の気質にもよっているだろう。

どんなことにも、その道を究(きわ)めようという思想。

そして、1ミリでも、その内容を良くしたい。
そのために、毎日、切磋琢磨(せっさたくま)するわけだ。

これは食事の分野だけじゃない。

どの分野にも「道(どう)」がある。

華道、茶道(さどう)、柔道、剣道など、みなそこには修行
しなくてはならない「道」があるわけだ。

それは、もちろん料理の「板前道」だって、同じこと。

★★★

ほかの章でも述べたが、日本人が世界で一番早く料理を作り
始めた民族であることと、これは、強い関連があるだろう。

大昔から日本人たちは、世界の人たちに先駆けて、毎日の食
事や、その内容、そして食べること自体を「●●として」
崇(あが)めてきたのだ(●●は、あとの「設問です」をご
覧下さい)。

ただ食べるというだけでなく、そこに「神事」を見いだし、
それによって、社会を、そして国民をまとめてきた。

つまり、そうした長い「修行の結果」、現在の「日本食」を
作り出してきたというわけだ。

そう、「日本食」は一朝一夕(いっちょういっせき)で生ま
れたわけではけっしてない。

ほかの国では、食材も少なく、料理自体がもっとシンプルな
内容のため、もし日本人が外国で住むことになると、最初は
とてもじゃないが、1日も我慢できなくなるほど。

それぐらい、「日本食」には、バラエティ(多様性)がある。
そして、そこには、大きな「意味」がある。

★★★

ところで、冒頭でも少し触れたが、世界の主要都市の「レス
トラン数」ランキングは、下記のとおり(出所 : World Cities
Culture Forum 2019年)。

第1位 東京 (日本) 14万8582店                     
第2位 ソウル (韓国) 8万3239店(これについては後述)
第3位 深圳 (しんせん。中国) 5万9985店
第4位 パリ (フランス)  4万4896店
第5位 ボゴタ (コロンビア) 3万4248店
第6位 ロサンゼルス (アメリカ) 2万9560店
第7位 ニューヨーク (アメリカ) 2万6697店
第8位 シドニー (オーストラリア) 1万9384店
第9位 ロンドン (イギリス) 1万8110店
第10位 ヨハネスブルグ (南アフリカ) 1万5000店

もちろん、都市の人口も考える必要があるが、それにしても、
この数は、驚きだ。

つまり、先述したように、東京にはパリの3倍、ニューヨー
クの7倍もの外食店が存在している。

★★★

ところで、当初、今回のこの「第2章」では、世界に広がる
戦争を早く止め、「平和のために一つにまとまることの大切
さ」について述べるつもりだった。

でも、それについては、第3章に譲ることにする。

その理由は、次章で述べることにしよう。

そのことは非常に大切なのだが、今回は、それより先に、大
切な「日本食」とは、いったいなんぞや……という内容の神
髄について、述べることにする。

あまりにも、その内容を知らない人が増えて、倒れているか
らだ。

日本人たちが、毎日、さも当たり前に口にしている「日本
食」。

この「偉大な存在」については、じつは誰も気が付いていな
い。

多くのかたは、いま目の前にある「日本食」が「日本食」だ
と思っているが、それが大きな間違いであることを、今回は
知ってほしいと思っている。

★★★

ま、先の大戦が終わり、その後数十年経ったいま、多くの人
たちは生まれたときから「自然に」それらを口にしているわ
けだから、それはそれで仕方がないとは思う。

そして、現在の日本人自身が、「ホンモノの日本食」につい
て何も知らないのだから、世界の人たちが分からないのも無
理もない。

よほど、自分の親たちが真剣に子どもたちの成長を望んでいた
なら別だが、まさか、その親たちも、いま自分が食べている
「日本食」が、自分の子どものときとは、大きく変化している
とは思ってもいなかっただろう。

それほど、戦後の「日本食」は大きく変化してしまった。

とても、世界に向かって「日本食」の偉大さを論じることも
できない状況だ。

そのため、現在の「日本食」が、ほんの数十年前のそれとは
大いに変化してしまっている事実は、ぜひ、今回の原稿で知
っておいてほしい。

★★★

今回の原稿のタイトルのように、「日本食」が世界の人たちを
平和にするのは当然なのだが、世界の人たち以上に、「日本人
の今後の存亡」にもつながることになるからだ。

そして、いまから述べることは、ぼくたちが知る努力をしな
ければ、一生その事実を知らないまま、その理由も分からず
首を傾(かし)げながら倒れて、生涯を終えることになる。

今後は、高齢者が増え、障害者が増え、それにつれて介護を
する人も少なくなる「悲惨な時代」がやってくる。

日本の文化も分からない外国人が、自分の介護をすることに
なるとき、いったい、どのような問題が起こるだろうか。

そして、高齢者が増えた結果、柔軟な思考を持たない彼ら
たちが、老人ホームで、互いを殺し合うような事件も、今後
は増え続けるに違いない。

事実、この原稿を書いているいま、まさに「その事件」が起
こってしまった。

北九州市小倉南区の養護老人ホーム「徳寿園」で、70代の
男二人が、それぞれの体に傷をつけて死亡していたのだ。

いまのところ第三者の関与が無いため、それぞれが喧嘩をし
て殺し合ったと見られている(2024/03/23)。

★★★

ところで、間違いがないように先にお伝えするが、この「養
護老人ホーム」とは、「特別養護老人ホーム(特養)」のよ
うに、中~重度の介護を必要とする高齢者が対象の介護施設
ではない。

つまり、介護が必要な人だけじゃなく、元気な高齢者もいる
ということだ。

介護の必要性には関係なく、環境的・経済的に在宅で生活する
ことが困難な高齢者を対象とした施設だと言える。

そのため、今回のように、互いにチカラもあり、互いを殺し合
うような事件も平気で起こるわけだ。

でも、せっかく70代まで、なんのために彼らは生きてきたのか。

★★★

自己主張の塊(かたまり)のような、自分。

このような醜(みにく)い最期(さいご)で、自分の人生の幕
引きをしえしまうことを、本当に望んでいたのだろうか。

でも、こういう事件が増えることは、現在の高齢者人口を考
えれば、容易に想像できる。

そのため、行政など他人に頼るのじゃなく、自分のチカラで
生きて行ける能力を、若いころから持ってほしい。

そのためには、まず「日本食」という存在が一番だ。

それなくして、ジムなどへ行ってどれだけ体を鍛えても、
基礎が無ければ、砂上(さじょう)の楼閣(ろうかく)に過
ぎなくなる。

今回のこの原稿を契機に、ぜひホンモノの「日本食」に目覚
めてほしい。

★★★

そのため、「日本食」の内容を吟味して、本来の「日本食」に
戻す努力をしない限り、世界どころか、日本人そのものに
平和がやって来ないことになるだろう。

ただ、こうした「本来の日本食」と「ニセモノの日本食」と
の違いについては、マスコミも、外食企業たちも、声を大き
くしない。

なぜなら、事実を国民に伝えても、彼らたちに、何の利益に
もならないからだ。

いやむしろ、「ニセモノの日本食」の内容を国民に知られて
は困る外食企業たちのほうが多いだろう。

利益が減るからだ。

冒頭で触れたように、東京が世界で一番外食店数が多いのは
事実だが、それらの店を調査した『ミシュランガイド東京2024』
が、このほど発売された(2023/12)。

それを見ると、確かに東京の店は多様性もあり、種類も多く、
外国人から見れば、驚くべき内容だろう。

★★★

最近の『ミシュランガイド東京2024』については、下記のと
おり。

全掲載数:504軒

三つ星 12軒
二つ星 33軒
一つ星 138軒

(今回は、合計で18軒の「星付きレストラン」が新しく誕生
したとのこと)

『ミシュランガイド東京2008』が、初めて日本で発売された
当時、ヨーロッパでは大きな話題になった。

なぜなら、当時の『ミシュランガイド東京2008』では、星付
きの店の数が東京で150軒だったからだ(現在は上記のよう
に504軒)。

当時、パリは74軒であり、東京がなんと2倍以上にもなって
しまったのである。

パリっ子たちが衝撃を受けたのは当然だろう。

つまり、そのとき、東京はパリを抜いて、世界一の「美食
都市」としての地位を獲得した。

★★★

とまあ、こんなこと、日本人のぼくにとってはなんの意味
もない。

何も知らないヨーロッパからの目など、どうでもいいから
だ。

ヨーロッパから見れば、いままで、「日本食」について何
も見ていなかった……というだけのことだからね。

だから、ヨーロッパより昔から料理をしてきたぼくたち日本
人にとっては、何も驚くには値しない。

いわば、当然のこと。

向こうが勝手に、いまになって「日本食を発見」したに過
ぎない。

ヨーロッパ人たちがアメリカ大陸を発見したときに「新大陸
発見」……なんて騒いだように。

そして、『ミシュランガイド東京2010』になると、東京の
三つ星は11軒となり、初めてパリの10軒を上回っている。

こうして、東京は、『ミシュランガイド』の中だけでも、
その量も質も「世界第一」……になったというわけであ
る。

★★★

まあ、この『ミシュランガイド』が、いったいどういう
基準で、外食店を選んでいるかは秘密のようだから、ぼくに
は知るよしもない。

だから、星の数がどうの……なんて、どうでもいいことだ。

ただ、すべての都市の『ミシュランガイド』はまったく同じ
基準で調査しているらしい。

パリ優先とか、東京優先……などは、無いらしい。

だから、日本料理、フランス料理、中華料理……など、さま
ざまな料理店が、その中で掲載されている。

ただ、『ミシュランガイド東京2010』について見てみると、星
の付いた197軒のうち、132軒が「日本料理」だった。

つまり、いつもぼくたちが口にしている「日本食」が、彼ら
にも評価されたというわけだ。

「日本食」は、ヨーロッパ人たちにとっても魅力なのだろう。

ヨーロッパ人たちから見れば、とくに「日本食」は多様だろ
うしね。

なにしろ、給仕の仕方によっても、細かく分かれているほど。

つまり、懐石(かいせき)料理、会席(かいせき)料理、割
烹(かっぽう)料理、卓袱(しっぽく)料理などなど。

★★★

それに、鍋(なべ)料理だけ見ても、その数は多い。

すっぽん鍋、湯豆腐鍋、ちゃんこ鍋、寄せ鍋……。

そのほかにも、豆腐料理、鰻(うなぎ)料理、ドジョウ料理、
ふぐ料理、牛タン料理……。

また、おでん、天ぷら、お好み焼き、もんじゃ焼き、すき焼
き、しゃぶしゃぶ、トンカツ、串揚げ、鉄板焼き……。

こうなると、もうどれだけの種類があるか分からないほどだ。

数年前、この『ミシュランガイド』の代表者が取材に応えて
言っていた言葉が面白い。

「日本の飲食店の相当数は、誰も追いつけないほどの専門性
を持っている」

ところで彼は、韓国の「中央日報」の取材で、『ミシュラン
ガイドソウル』の計画はまだない……と応えていた。

ソウルの外食店数は、上記のように東京の次となっている
が、いくらその数は多くても、その質はまだまだ国際的な
レベルには達していないということだろう。

外食店の数が、ただ多いだけではダメらしい(笑)。

★★★

そのほか、アメリカ料理、イギリス料理、スイス料理、ド
イツ料理などは、その種類があまりにも少ない。

だから、日本人であれば、同国で食事をしたら、最初の数日
で、もう「日本食」が恋しくなるほどだ。

アラブ料理に関しては、上記のアメリカ人やイギリス人で
さえ驚くほど、その料理の少なさに、驚かされる。

このような国々と比べれば、自然の豊富な東京の外食店の数
やその内容に多様性があるのは、まあ当然だろう。

でも、このような『ミシュランガイド』の評価は、あくまで
「外食店の評価」だということ。

しかも、とくに、ヨーロッパ人たちの評価だ。

それに気がつかないと、「へえ、それなら、私も、一度その、
星付きの店とやらに行ってみようかしら」……で終わって
しまう(笑)。

このような他人による「外食店の評価」などではなく、ふだ
んぼくたちが家で食べるべき「日本食」とは、いったいどう
いうものでなくてはならないのだろうか。

いまこそ、その内容を考えるべき時期だと思っている。

ちょうどアメリカでは……。



★第2章(2)

当時のアメリカは、心臓病やガンが急増していた。つまり、
そのことにより、国家の「医療費負担増」となり、国が破産
するのじゃないかと、危惧されていたわけだ。そのため、政
府は大慌てで、全国調査を開始した。それが、「マクガバン・
レポート」だったが、その結果、「日本食」が……



アメリカでは、1970年代に入り、ふだん口にしている食
べものの添加物や農薬などの人体に与える深刻な影響が、
人々の間で、関心の的(まと)になっていた。

なぜなら、日本と同様、アメリカでも、戦後に生まれた人た
ちを相手にして、ファストフードなど安易な食べものが人々
に蔓延したからだ。

ただ、アメリカの場合は、日本よりもっとずっと以前に、
アメリカ人の体や心に与える深刻な影響が出ていた。

だけど、世界大戦に二つも関わっていたため、当然、この問
題は先送りになっていたわけだ。

でも、1970年に入り、国民への深刻な現状が明らかになり、
おそらく「国家的に、下記のような全国的な調査をした」
のは、アメリカが最初じゃなかったかと思う。

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