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●完全版:12/12(月)◆日本の農業が、中国や韓国に「盗まれて」います。超高級ブドウ「ルビーロマン」が韓国で勝手に……

難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。


◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2022年12月12日(月)号

No.4499

毎朝、早朝5時、全世界に向けて2つの
配信スタンドから合計約5200部を発行。
(日曜のみ休刊)

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。




★お知らせ

いよいよ明日(12/13)から、日本健康づ
くり大学「講師」養成セミナーの第21期
が始まります。受講のかた、お待たせし
ました!

(現在は終了しています。下記の案内を
ご覧になって、次回までお待ち下さい)

山田の個人的な時間の関係で、めったに募
集しておりません。今後、いつまた開講で
きるか分かりません。

ぼくの肉声による、楽しい「音声講座」で
す。
ぜひ、ご期待下さい。

いまのような激動の時代だからこそ、身に
染みます。

この修了者には、山田から定期券サイズの
可愛い「講師資格証」を贈呈します。すで
に修了された皆さんの声を、下記の案内頁
で、どうぞお聞き下さい。

もし、うっかり、今回の受講の連絡を忘れ
ていたかたは、初日だけ数日遅れてのス
タートになりますが、まだOKです。

よろしかったら、下記の号外の中からご参
加下さい。

先日の号外→ https://tinyurl.com/4yj5272p

寒くなりました。
皆さん、お元気でお過ごし下さい。

(山田)



本日の「完全版」は、100%掲載です。
山田のすべてを、受け取って下さい。

本日の「短縮版」は、省略しています。



やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。



▼本日の目次▼

【1】

本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」で
す。

後日、電子書籍「社会の裏側!」として公開
するつもりですが、いつになるかは未定です。
ただ、読者限定で、この欄で先行して提供し
ています(「短縮版」は、前半だけ)。

(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています)




==================
【1】今回のタイトル

日本の農業が、中国や韓国に「盗まれて」
いる!

~国内で苦労して開発された超高級ブドウ
「ルビーロマン」が、韓国で勝手に栽培さ
れていたりしています。農水省は、なぜ、
こうしたパクリ生産を防がないのでしょう。
日本農業が壊滅する足音が、聞こえます~

==================

(隔週月曜日、この欄で発表しています)



【目次(概略でもあります)】

★(第1章)

日本民族が今後も存続できるのかどうか。
そして、世界に少しでも貢献できるのかど
うか。そのためには、農業が、まさに基礎
です。農業が無くては、何も始まりません。
しかし、その農業が、いま、「中国や韓国」
に盗まれています……

★(第2章)

なんと、石川県で初競(はつせ)りした直
後、「ルビーロマン」が、白昼堂々と、韓国
の百貨店で売られていたというわけです。
韓国の経済紙は、「ソウルの百貨店で日本
の超高級ブドウ『ルビーロマン』の予約販
売を始めた」と報じていました……

★(第3章)

近年、あまりにも、こうした「事件」が続
くため、日本政府は2021年4月、「改正種
苗法」を施行しました。まあ、遅きに失
(しっ)した感はありますが、でも、しな
いより、ずっといい……

★(第4章)

そうした中で、一番の問題は、こうした状
態の中国が、自国での農畜産物の生産が不
調なために、外国からカネに任せて、食糧
を調達する動きをしていること。そうした
非常時に、ぼくたちは、いますぐに備えて
おく必要があります。そして日本農業を守
り抜くことでしょうね……







★(第1章)

日本民族が今後も存続できるのかどうか。
そして、世界に少しでも貢献できるのかど
うか。そのためには、農業が、まさに基礎
です。農業が無くては、何も始まりません。
しかし、その農業が、いま、「中国や韓国」
に盗まれています……



現在、日本の農業は、本当に本当に……「火
の車」です。

若い後継者がいない。

田畑に立っているのは、どこを見ても高齢
者ばかり。

そのため、あと何年、日本の農業は持つの
だろう。

なのに、世界情勢は「ロシア軍によるウク
ライナ侵攻」を見るまでもなく、先進国や
途上国に関係なく、食糧的にもエネルギー
的にも、、非常に不安定な時代を迎えてい
ます。

もはや、戦後数十年間、とくに日本のぼく
たちが経験してきたような「ぬるま湯」の
世界ではなくなったわけですね。

もちろん、自然界も、いままで以上に厳
(きび)しさを増しています。

地球全体の気候の異常さは、もう言うまで
もない。

世界のどこかで、水害や干ばつ、熱波、豪
雪……などが起きており、もはや待ったな
しの状況です。

いつだったかも、ぼくは、下記のタイトルで、
原稿をまとめました。

覚えていらっしゃいますか。

★★★

「食糧の備蓄を急いで下さい。ライン川や長
江が干上がり、中国が食糧を買い占めていま
す。食糧自給の低い日本は、まもなく「飢餓
社会」に突入します。あなたの対策とは!
(メルマガ「暮しの赤信号」2022/09/05号)

note→ https://note.com/222334/n/nd14d6b3c6813

しかも、「新型コロナウイルス」の蔓延で、
世界は、今後、ますます食糧危機になるこ
とも述べました。

上記の文中でも述べたように、ビル・ゲイ
ツなどが、中国と結託して、「新型コロナウ
イルス」を世界中に撒(ま)き散らかした
わけですね。

人工的な行為の結果ですから、今後も同様
のことが次々と引き起こされることでしょ
う。

そして、こうした行為により、彼らは何も
しなくてもウハウハすることになります。

なのに、弱者である多くの民衆は、今日も
泣いています。

★★★

しかも、いま盛んに叫ばれている「温暖化
対策」が、彼らの儲けの手段となっている
ことを知れば、多くのかたは、きっともう
卒倒されることでしょうね(笑)。

いま述べたような人物が背後にいるのであ
れば、この「●●」とは、いったい何の
ためなのか……と、大きな疑惑が生まれま
す(●●は、下記の設問をご覧下さい)。

たとえば、温暖化を減らそうという人物が、
大きな豪邸を二つも持ち、周囲に、ほかの
人以上に二酸化炭素を撒き散らしていたり、
自分の個人用ジェット機を持ち、自分一人
だけが動くだけのために、世界の空を汚染
して、平気でいたり……。

そして、その二酸化炭素を減らすことで、
自分の事業が潤(うるお)うことになるとい
う事実。

そういう人が叫ぶ「温暖化対策」を、あなた
は信じますか。

★★★

世の中とは、派手な動きだけに、つい目を
奪われてしまうもの。

まあ、いまはこのことについて詳しくは述
べません(関心のあるかたは、ぜひ上記の
noteをご覧下さい)

なぜ、いま冒頭で、こうした問題を述べた
かと言いますと、こうした状況なのに、日
本農業は、さらに、さらに……。

そう、日本の農業が、中国や韓国に「盗ま
れて」いる!

その現実を、ぜひ知ってほしいと思いまし
た。

★★★

どれだけ、「私は国産農産物が食べたい」
とか、「私は有機農産物」を手に入れたい」
……などと叫んでも、肝腎(かんじん)の
日本農業が壊滅状態であれば、まさに笑い
話です。

食糧は、趣味の問題じゃありません。
食糧は、真剣勝負。

日本民族が今後も存続できるのかどうか。

そして、世界に少しでも貢献できるのか
どうか。

そのためには、農業が、まさに基礎です。
農業が無くては、何も始まりません。

しかし、その農業が、いま、「中国や韓国」
に盗まれています。

せっかく長い年月と費用をかけて開発し
た野菜や果物の種(たね)が、白昼堂々と、
こうした国に流れて(盗まれて)、「それら
の国で開発された農産物」として、第三
国へ輸出されているわけですね。

これには驚きました。

そして、その人気が「日本国産より」凄
(すご)い。

そりゃそうでしょう。
開発費用がゼロであれば、安価に販売で
きますから。

★★★

もちろん、その分、日本の国産農産物の輸
出はがた落ちです。

なぜこんなことが起こるのでしょう。

他国が一所懸命に作りあげた農産物を、な
んの努力もせずに「パクって」、それらを
自分の国で開発したものだと主張する。

なぜ、そのような行為ができるのか。

ぼくたち「日本人の常識」では、とても考
えられません。

他人の迷惑になることはしない。

サッカーの試合ではありませんが、来た
ときより綺麗にしてその場所を去る。

つまり、立つ鳥、跡(あと)を濁(にご)
さず。

そのような仕草や行動は、ぼくたちが小
さいころから教えられてきたものですよ
ね。

★★★

いつも相手のことを思っている「普通の
人間」であれば、他人が嫌がるような行
為など、とてもできません。

でも、不思議なことに、「中国と韓国」と
いう国の国民は、平気でそのような行為を
するわけですね。

これは本当に「不思議」です。

日本に対しては「何をしてもいい」……と
でも思っているような行為が、今日も果て
しなく続いております。

そして、白昼堂々と、日本の野菜や果物の
苗(なえ)などをカバンに入れて持ち帰る。

あるいは、日本の農家に頼み込んで「趣味
として」分けてもらう。

ところが、後日、それらがその国で拡散す
る。
そして先述したように、今度はその国の農
産物として、第三国へ輸出されるわけですね。

★★★

あとでそのことを本人に問い詰めると、「日
本も、昔、大陸や朝鮮半島から多くのタネ
を持ち帰ったから……」なんていう、開き
直りをするわけです。

いったい、いつの時代の話なんです?

そんなことを言えば、平安時代のことでも
出してくればいいのでしょうか(笑)。

すべてのことは、いま自分の目の前で起
こっていることが問題なのです。

過去の話ではありません。

そして、間違っていれば、反省する。

自分の非を認めない国には、発展の余地が
ないでしょう。

どんなことでも、自分を謙虚に眺めるとこ
ろから、大きな発展がついてくるものです。

地道な基礎研究をせず、いつも他国のパク
リばかりをするような国には、未来があり
ません。

でも、「悲しいこと」ですが、日本の周囲に
ある国は、そういう国ばかりなんですね。

なぜなのでしょう。

何度も言いますが、本当に「不思議」です。

下記では、まず現在、実際に行われている
日本国産のブドウなどの「パクリ」につい
て、述べてみます。




★(第2章)

なんと、石川県で初競(はつせ)りした直
後、「ルビーロマン」が、白昼堂々と、韓国
の百貨店で売られていたというわけです。
韓国の経済紙は、「ソウルの百貨店で日本
の超高級ブドウ『ルビーロマン』の予約販
売を始めた」と報じていました……



石川県の農協組織「JA全農いしかわ」。

ここの公式サイトが、こう伝えていました。

「本日早朝、令和3年度(2021年度)産ル
ビーロマンの初競(はつせ)りが行われま
した。

(ブドウの)特秀Gクラス900グラムの房
(ふさ)が140万円の過去最高値で競(せ)
り落とされました。

……(中略)

ついに「ルビーロマン」が海外へ!

生産者や関係者機関が一丸となって作り上
げた令和3年度産ルビーロマンを今年度も
どうぞよろしくお願いいたします!」

(出所:J-CAST、2021年08月30日17時
45分)。

上記にあるように、なんと、「ひと房140万
円」もする超高級ブドウ「ルビーロマン」。

★★★

ところが、その喜びから2週間後、驚愕
(きょうがく)のニュースが飛びこんで
きたんですね。

なんと、その初競りした直後、「ルビー
ロマン」が、白昼堂々と、韓国の百貨店で
売られていたというわけです。

これは衝撃です。

韓国の経済紙は、「ソウルの百貨店で日本
の超高級ブドウ『ルビーロマン』の予約販
売を始めた」と報じていました。

まさに青天(せいてん)の霹靂(へきれき)
とはこのこと(笑)。

あ、笑い事じゃありませんよね。

日本の生産者にとっては死活問題です。

しかも、販売されているだけじゃなくて、
韓国では「すでに栽培されている」らしい
とのこと。

★★★

これは、いったいどういうことなんです?
つまり、それ以前にすでに韓国へ、この「ル
ビーロマン」が渡っていたということじゃ
ありませんか。

そのため、フジテレビ取材班が、早速、現
地に飛びました。

そして取材をしたわけですね。

韓国のその百貨店では、一番目立つ場所に、
「ルビーロマン」と書かれた桐(きり)の
箱に入れられたブドウがあるんですね。

店員サンに話を聞きますと、販売開始2日
間で入荷した数は計15房とのこと。

そして、いずれも完売したようです。

1房当たりの価格は、8万ウォン(約7700
円)と高額でしたが、完売したわけですか
ら、買い手はいるようですね。

この取材班は、「ルビーロマン」を栽培し
ている農家の話を聞くために、今度は、そ
の生産者に突撃します。

本元の日本で初競りをしているころ、すで
に韓国では栽培されていたわけなんですね。

ということは、もっとかなり前に、盗むな
ど、何らかのルートを伝って韓国入りして
いた……ということなんですね。

★★★

「ルビーロマン」を栽培している農家は、
大田(テジョン)市からクルマで1時間ほ
どの場所でした。

その果樹園にいた生産者に取材をしたとこ
ろ、概(おおむ)ね、こう語ったというん
ですね。

「日本が、品種問題を敏感にとらえている
ことは分かっているので、取材には応じら
れない」

「日本側から見れば、この『ルビーロマン』
を盗み出したと考えるだろう」

「日本の農業は韓国の先を行っている。先
進国の立場で、この件は大目に見て欲しい」

……と、開き直ったそうです。

★★★

彼らにとって都合のいいときだけは、日本は
先進国なのだから大目に見てほしい……とい
うわけですね(笑)。

彼らの言葉には、反省点など、1ミリもあり
ませんでした。

商売とは、互いがウインウインの関係でな
ければ、長続きしません。

そのような基本的な原則が、彼らにはまっ
たく分かっていないわけですね。

これでは、憎しみばかりが広がります。

ただ、日本側にも、別の問題があります。

それは、このような流出を防ぐためのしっ
かりした制度を作っておかなかったこと。

非常に甘い考えだったわけですね。

もう名前はご存じのかたもいるかもしれま
せんが、この「ルビーロマン」問題の前に、
じつは同じブドウでも、同様の事件が起こ
りました。

★★★

それは、超高級ブドウ「シャインマスカッ
ト」の流出問題。

そして、こうした「シャインマスカット」
などの日本産の高級果物が、韓国や中国な
どに盛んに流出しているのは、なぜなのか。

日本側に甘さがあるのじゃないか。

じつは、こうしたブドウなどの農産物の海
外での「品種登録」は、国内での登録から
6年以内に行うように、ある条約によって
定められているんです。

その条約とは、「植物の新品種保護に関す
る国際条約」(UPOV=ユポフ)という
もの。

そのため、上記で述べたように、その期間
を過ぎてしまうと、海外で「品種登録がで
きなくなる」んですね。

だから、今回の韓国や中国のように、勝手
に栽培されても、日本は使用料を受け取る
ことができなくなります。

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