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●完全版:1/24(月)◆中国がいま、全世界から膨大な食糧を買い占めています!トンガ大噴火や気候変動、あるいは……

【注】
下記の文章は、前半のみですが、もし100%掲載の「完全版」
をご希望のかたは、ご連絡下さい。毎回、後半部分が、真髄です。
山田の熱い思いが綴られています。

難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。



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ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2022年1月24日(月)号

No.4228

毎朝、早朝5時、全世界に向けて2つの
配信スタンドから合計約5200部を発行。
(日曜のみ休刊)

創刊日は2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、無関係ですのでご留意下さい。

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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。




★本誌は、100%掲載の「完全版」です。

~本日の「短縮版」のほうは、内容を
省略していますので、ご了承下さい~






やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。





▼本日の目次▼

【1】本日は、山田の新作の、本邦初公開
です。(隔週月曜日に、先行公開します)

世界で人気の、電子本「社会の裏側!」シ
リーズ。
(「短縮版」は、前半だけの掲載です)

今回のタイトル
↓↓↓

中国がいま、全世界から膨大な食糧を買い占
めています!

~トンガ大噴火や気候変動、そして自国での
食糧不足のためのようですが、先進国の中で
も食糧自給が極めて低い日本は、今後、どう
備えればいいのでしょうか~






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【1】本日は、新作の初公開です!

山田の電子本「社会の裏側!」。
本誌の読者だけに、先行公開します。

(隔週の月曜日に、新作を掲載しますの
で、どうぞお楽しみに!)

「短縮版」では、前半だけの掲載ですの
で、ご了承下さい。

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今回のタイトル
↓ ↓ ↓
__________________

中国がいま、全世界から膨大な食糧を買い占
めています!

~トンガ大噴火や気候変動、そして自国での
食糧不足のためのようですが、先進国の中で
も食糧自給が極めて低い日本は、今後、どう
備えればいいのでしょうか~

__________________




【目次】……と言うより、レジメのように
内容を記載しておりますので、これだけで
も、およそ概要が分かるかと思います。

★(第1章)

カーギルなどのこうした「穀物メジャー」
たちが、世界を陰で牛耳(ぎょうじ)って
います。ところが彼らの動きを見れば、い
まの世界の状況がよく分かるんですね。い
ま、彼らの株価が上昇している理由は……

★(第2章)

そのため、ある専門家などは、、「驚くべ
き速さで農地が食い潰(つぶ)されてお
り、中国にはもうほとんど農地はない」
……とまで言い切っております。これは、
日本にとっても大変なこと。そのため、
「中国がいま、全世界から膨大な食糧を
買い占めています!」と、なるわけ……

★(第3章)

それなのに、北緯50度にもなる北国のヨ
ーロッパあたりで穫れる作物や獲物(えも
の)をふだん口にしているのは「生きる違
反」なんです。いわば、いのちの反則(は
んそく)とでも言えましょうか……








★(第1章)

カーギルなどのこうした「穀物メジャー」
たちが、世界を陰で牛耳(ぎょうじ)って
います。ところが彼らの動きを見れば、い
まの世界の状況がよく分かるんですね。い
ま、彼らの株価が上昇している理由は……





最近、世界の「穀物メジャー」の株価が、
ジワッと上昇しております。

なぜかって?

社会の「機(き)を見(み)るに敏(びん)な
る」彼らの動きは、未来予測をするとき
に、非常に参考になります。

なにしろ、世界の食糧を買い占め、不足地
域に販売して大きな利益を上げる穀物メジ
ャーたち。

彼らは、儲けるために必死ですので、世界
から集めたその情報は、割合、真実を帯び
たものが多いんですね。

日本国内で、テレビや新聞だけの情報で毎
日をノホホンと暮らしている人は、はい、
●●様……となります(●●は、下記の設
問をご覧下さい)。

だって、日本のマスコミは、近隣の国たち
を忖度(そんたく)しているため、ヘンに
色づけされた内容ですから、まったく真実
を伝えていません。

ぼくは、良きにしろ悪(あ)しきにしろ、
いつも彼ら「穀物メジャー」たちの動きを
眺めて、明日の行動を考えています。

それほど、彼らの動きにはいつも注意する
べきなんですね。

★★★

その「穀物メジャー」たちの株価が、いま、
ジワッと上昇しております。

これは、「食糧危機」が近いことの証明で
もあるんですね。

ところで、この「穀物メジャー」とは、世
界の小麦や大豆、トウモロコシなどの主要
穀物の買い付け、そして集荷、輸送、保管
までを手がける専門の「大手商社」のこと。

アメリカや欧州に本社を置く上位5社程度
で、なんと世界の穀物取引の約8割を占め
るとも言われております。

その5大メジャーとは、アーチャー ダニ
エルズ ミッドランド、ブンゲ、カーギル、ル
イ・ドレフュスの……「ABCD」4社。

それにグレンコアを加えた5社です。

こうした支配者たちが、この世界を陰で牛
耳(ぎょうじ)っている……。

だから、台風が来ても、火山が噴火して
も、津波が襲ってきてもあるいは、地震
で大地がブルブルと震えても、いつも
これらの現実を、覚えておいて下さい。

すると、いまの対処法が分かります。

彼らは政治も動かしていますしね。

★★★

ところで、なぜ彼らの株価が上昇してい
るのでしょう(カーギルは非上場ですが)。

もうお分かりですよね(笑)。

そう、世界の食糧事情が、このところ逼
迫(ひっぱく)しております。

だから、彼ら「穀物メジャー」たちの出
番なんですね。

つまり、需給の関係で、値が上がる。

これから儲けようという人たちは、彼ら
「穀物メジャー」の株に手を出すという
わけです。

お分かりですよね。

そこまでして、彼ら「穀物メジャー」を動
かす原因は何なのでしょう。

★★★

もちろん、多くのかたのご想像どおり、世
界の気象変動は大きな原因の一つです。

なにしろ、ここ数年の異常気象は半端(は
んぱ)じゃありません。

気象庁では、異常気象の定義を、原則とし
て「ある場所(地域)・ある時期(週・月
・季節)において30年間に1回以下の頻
度で発生する現象」と、しています。

ところが、最近、そのような現象が目立つ
のは事実なんですね。

そのため、海外でも、ドイツやベルギー
などを中心としたヨーロッパ中部で、
2021年7月12日から15日頃の大雨があ
ったりしました。

これはすごかった。

なにしろ、広範囲で洪水が発生し、190
人以上が亡くなりましたしね。

ヨーロッパ中部の上空で寒気を伴った低
気圧が停滞したためだと考えられていま
す。

★★★

また、北半球の高温も記憶に新しいです
よね。

2021年6月から夏にかけ、北半球では顕
著な高温が続いたものです。

とくにヨーロッパ東部からロシア西部、
東シベリア、カナダ西部からアメリカ北
西部などでは、各地で「最高気温の記録
が更新」されました。

なにしろ、カナダ西部のリットンでは、
2021年6月29日に「最高気温が49.6
℃」を記録したぐらいですから。

南の国じゃないですよ。

北にあるカナダで、です。

いったい、地球の体はどうしたというの
でしょうか。

そして、この日本。

もう、言わずもがなですよね。

★★★

2021年8月の記録的な大雨。

これは、西日本の日本海側で平年比の371
%、西日本の太平洋側でも平年比の297%
もの降水量を記録したのでしたね。

こうした「世界の異常気象」の現状は、本
当に深刻です。

地球温暖化が大きな原因とされていますが、
ぼくはこれだけじゃないと思っています。

なにしろ企業たちのさけぶ「温暖化」は、
どうもねえ(笑)。

宇宙の影響やさまざまな原因が重なって起
こっているとは思いますが、ただ、その中
に、もし、少しでも人間の行為があると
なれば、それを改めるのは、当然、ぼくた
ちの責務でしょう。

だって、可愛い子孫たちに、「青い空を青い
ままで」遺(のこ)したいからね。

★★★

IPCC(国連による気候変動に関する政府間
パネル:Intergovernmental Panel on Climate
Change)による報告書があります。

このIPCCでは、世界中の何千人もの科学
者によって、「気候変動に関する研究成果」
をまとめています。

そのIPCCの見解が、7年ぶりに2021年の
8月に発表されました。

それによれば……。

「人間の影響が、大気・海洋・陸域を温暖
化させてきたことには疑う余地がない」

「大気・海洋・氷雪圏・生物圏において広
範囲かつ急速な変化が表れている」

「気候システム全般にわたる最近の変化の
規模と、気候システムの現在の状態は、何
世紀も何千年もの間、前例のなかったもの
である」

「人為的起源の気候変動は、世界中のすべ
ての地域で、多くの気象・極端な気候現象
に、すでに影響を及ぼしている」

……とありました。

★★★

もし、これらの見解に、なにか政治的なもの
が混ざっていたとしても、もはや、待った
なしの状態に、いまの地球があるのは、現実
なのかもしれませんね。

そのうち、いまの異常気象が、「通常気象」
になっていることに、人類は気付くので
しょうか。

でも、そうなってからでは、時(とき)既
(すで)に遅し。

こうなると、一番に影響が出てくるのが、
ぼくたちの生存に避けることのできない
「食糧危機」……です。

とくに日本は、先進国の中でも、食糧自給
に一番無関心な国のため、その影響はモロ
に受けることになります。

いまから70数年前、日本が戦争に負けて
全国土が廃墟になったとき、一番困った
のがこの食糧でした。

贅沢(ぜいたく)なものは無くてもいっこ
うに構いませんが、食糧、とくに米が不足
したときほど辛(つら)かったことはない
……と、母から聞いたことがあります。

なにしろ、先祖伝来の大事な着物を抱えて
農家に行き、頭を下げて、なんとか米と
交換してもらったほどだと言います。

★★★

いま、世界的に見ますと、そのような食糧
危機前夜のような雰囲気になっています。

でも、いまのように、世界の国々が互いに
助け合う必要があるこんなときに、なん
と、世界中から食糧を札束で「大量に買い
占めて」いる国があります。

それが、中国という国。

この国は、相手が困っているときに善意で
助けようという発想がないのか、いつも、
その逆に、いかにして相手から儲けるか。

そういう発想しかないように見受けられ
ます。

「新型コロナウイルス」のワクチンのとき
もそうでしたし、アフリカ諸国への資金援
助についても、自国から中国人をいっぱい
連れて行って仕事をさせ、相手国の発展に
寄与しようとは、まったく考えない。

自分だけが儲かれば、それでいい……と
いうのでしょうか。

★★★

なぜなのでしょうね。

なぜ、相手の国の状況を親身になって考え
ないのか。

本当に不思議です。

こうしていま、中国が世界中から、食糧を
買い占めています。

下記で、さらに詳しく見てみますが、どう
いうことかと言いますと……。






★(第2章)

そのため、ある専門家などは、、「驚くべ
き速さで農地が食い潰(つぶ)されてお
り、中国にはもうほとんど農地はない」
……とまで言い切っております。これは、
日本にとっても大変なこと。そのため、
「中国がいま、全世界から膨大な食糧を
買い占めています!」と、なるわけ……





いままで、日本人の多くは、「まあ、日本
の農地が無くなっても、隣の中国から農産
物を買えば、なんとかなるわい」……と、
頭の半分で考えていたのじゃありませんか。

そうでなければ、これほど日本の農村が荒
廃しても、「正気でおられるはず」があり
ません(笑)。

でも、その肝腎(かんじん)の中国の国
内はどうなっているかと言いますと……。

今回の「新型コロナウイルス」の広がり
で人は動けず、大型台風による洪水など
で、中国の農地は荒れてしまいました。

いや、そのような自然災害のせいだけじ
ゃなく、各地に大型の団地造成がおこな
われ、かつての農地には、大型マンショ
ンが建ち並ぶようになったわけですね。

★★★

山間部や棚田(たなだ)などにも「太陽
光パネル」が、どこまでも広がり、大切
な農耕地が激減してしまったのです。

それに、急激な経済の発展により、中国
人たちの食生活の変化もありました。

肉食が広がった結果、中国では、家畜の
飼育に必要な土地が著(いちじる)しく
不足しているんですね。

だいたい、肉食が中心の西洋風の食事を維
持するには、1人あたり約1エーカー(約
4000平方メートル)の土地が必要とされて
おります。

ですが、中国では0.2エーカー程度しか
確保できていないんですね。

そのため、ある専門家などは、、「驚くべ
き速さで農地が食い潰(つぶ)されてお
り、中国にはもうほとんど農地はない」
……とまで言い切っております。

これは、日本にとっても大変なこと。

世界一の人口を持つ中国の人たちが、自国
で食糧を育てる農地が無いとなると……。

いったい、どういうことになるのか。

★★★

そのため、今回のこのタイトルにもある
ように、「中国がいま、全世界から膨大な
食糧を買い占めています!」……となる
わけですね。

目を外へ向けているわけです。

いままでは、土地の「使用権」の売却に
よって成長するための資金を得てきた
地方省庁が、もうこれ以上耕作量が増
やせないため、限界土地と言われる痩
(や)せた土地を「耕作可能地」として
数えたりしています。

そして、すでに都市部となっている地域
を、今度は再び農地とみなしたりして
います。

つまり、いままでコンクリートで固めら
れてきた痩せた土地を、再び農地にする。

これでは、害虫などの広がりで、農薬や
化学肥料などが大量に撒かれることに
なります。

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