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●完全版:7/24(月)◆警告します。共働き家庭の「総菜の定期宅配」の広がりは、この原因のため、家族崩壊につながります


難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。




◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2023年7月24日(月)号

No.4685

毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの
配信スタンドから、合計約5200部を発行
(日曜のみ休刊)。

また毎夕5時に【夕方発・エシカル号外】も
配信中。

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。



本日の「完全版」は、100%掲載です。
山田のすべてを、受け取って下さい。

本日の「短縮版」は、かなり省略して
いますが、どうぞご了承下さい。
(希望のかたは、後述のnoteをご覧下
さい)






やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。



▼本日の目次▼

【1】

本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」で
す。

後日、電子書籍「社会の裏側!」として公開
するつもりですが、いつになるかは未定です。
ただ、毎回、読者限定で、この欄で先行して
提供しています(「短縮版」は、前半だけ)。

(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています)



==================

【1】今回のタイトル

警告します。共働き家庭の「総菜の定期宅配」
の広がりは、電子レンジ使用やその内容など
のために、結局は家族崩壊につながります!

==================


~子育ての食事を他人(企業)に任せては
いけない。子どもの心や体の状態が分かる
のは、世界で「親だけ」です。いま、5人
に1人が偏った食事で亡くなっていますが、
将来の家庭内暴力を防ぎ、家族が平和で暮
らすために、時間が無くても簡単にできる
この方法で、「楽しく」乗り切ってほしい~





(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています)





【目次(概略でもあります)】

★(第1章)

「共働き世帯」は、政策的に作られたもの
だったんです。男性の賃金をアップせずに、
安価な賃金の女性を社会に進出させた。企
業にとっては都合のいいものでしたが、で
もだからと言って「総菜の定期宅配」とは……

★(第2章)

とくに、子育て中の食事を、他人(企業)
に任せてはいけない。子どもの心や体の変
化を知っているのは、世界で「親だけ」で
す。その中身はどうなっているのか。そし
て、その原材料は、いったいどこの国から
運ばれてくるのか、ぜひ考えてほしい……

★(第3章)

こうした「総菜」を、「電子レンジ」で温
めるかたが多いようですが、ぼくは使った
ことがありません。ロシアがこの「電子レ
ンジ」を使用禁止にした理由を、ちょっと
ご覧下さい。そして、「電子レンジ」によ
って、その栄養素がこれだけも破壊するこ
と。その数値も挙げておきました。いやあ、
凄(すさ)まじいものですぞ……







★(第1章)

「共働き世帯」は、政策的に作られたもの
だったんです。男性の賃金をアップせずに、
安価な賃金の女性を社会に進出させた。企
業にとっては都合のいいものでしたが、で
もだからと言って「総菜の定期宅配」とは……





あれ、あのクルマ、さっき見たようだった
けど、違う店なのかなあ。

街中を、「総菜の定期宅配」……などと書か
れたトラックやバンがよく走るようになり
ました。

とくに、ぼくの住んでいる大都市などでは、
本当によく見かけるんですね。

いま、共働き世帯をターゲットとした、「総
菜の定期宅配」が人気を集めているんだとか。

ネットで検索しますと、そのほとんどの情
報が、宅配業者や、その息のかかった「専
門家」のものです(笑)。

もちろん、その素晴らしさと、最後は、自分
のところの「総菜の定期宅配」を薦めて、結
論となっております。

夫婦関係を平和にします……などと書いてあ
ったり、もう、良いことずくめ。

★★★

多くの共働き夫婦たちは、これらを検索で
見つけて、「これはいい!」……と、コロ
リとなるのでしょう。

まあ、分かります。

だって、ぼくも、ずっと長い間、共働きで
したモン。

だから、子どもを育て、二人が社会で仕事
をすることが、「この日本では」いかに大
変なことか。

これは、一度でも、「辛(つら)い体験」
をした人でなくては理解できないことでし
ょうね。

お互い、心を壊し、体を壊し、そして、夫
婦関係も疑心暗鬼になってしまうほどの
体験をすれば、その解決策を、「総菜の定期
宅配」に求めるのは、自然でしょう。

★★★

だって、家庭内で、一番時間を取られるの
は、料理だと、誰しもが思っていますから。

そのため、それを早く無くしたい。

でも、よく考えてほしいのです。

共働きで子育てという、後から振り返れ
ば、自分の人生で一番大切な時期を、他人
(企業)の作った食べもので過ごしていい
ものかどうか。

一番大切なものを捨てて、●●のために、
身を捧(ささ)げていいものかどうか(●
●は、下記の設問をご覧下さい)。

これは、子どもがいなくても、同様です。

でも、「総菜の定期宅配」が、本当に、「働
くママさんたちを救う」……のでしょうか。

皆さんは、どう思います。

どういうことも、長い目で見なくてはいけ
ません。

★★★

「総菜の定期宅配」で、その場では助かっ
たと思ったものの、将来、その子どもたち
の心と体に、どのような変化が行くのか。

一度でも考えたことがあるのでしょうか。

今回、そのあたりを述べてみますが、「総
菜の定期宅配」では、必ずと言っていいほど、
「電子レンジ」を使います。

その影響を、皆さん、本当に知っておられ
るのかどうか。

ぼくはとてもこの「電子レンジ」を使う気
にはなりませんが、まあ、今回、後半部分
で、この「電子レンジ」についても、少し、
一番大事なことを述べてみます。

いかに栄養素が無くなるのか。

きっと、驚かれると思いますよ。
これを知れば、もう二度と「電子レンジ」
は使いたくなくなるでしょうなあ(笑)。

こんなものを、毎日、子どもといっしょに
食べたとして、いったい、何のために生き
ているのか。

きっと、考え直すことになると思います。

★★★

そもそも、現在の「日本での共働き」は、
企業たちによって作られた……ものなんで
すね。

働くほうは、誰も望んでいない。

このように「共働き世帯」が近年増えてきた
のは、女性の活用をより一層働きかける政府
や企業たちの魂胆(こんたん)なんです。

厚生労働省の調査では、独身女性の3人に1
人が、「専業主婦を希望」しています。

また、内閣府の2012年の調査では「夫は外
で働き、妻は家庭を守るべきだ」と考える人
の比率が、前回(2009年)より10.3ポイント
上昇して、「51.6%に」なっているんですね。

そうして、自宅で家族のための料理を作り、
育児をゆったりしたい女性のほうが多いわけ
です。

そうしてこそ、子どもたちが心も体もゆった
りと育つと思っているからでしょう。

これは、女性の本能だと思います(自然界の
生きものたちを見ても、ほとんどそのように
なっていますよね)。

★★★

オスとメスが、いっしょになって、エサと
なる敵に向かい合ったり、危険な行為は
しません。

そうですよね。

だって、体がそのようにできているのです
から。

女性は、敵と肉体的に戦うようにはできて
いません。

でも人間界の企業たちは、女性たちが専業
主婦でいれば、儲からない。
少しでも安い人件費が必要だからです。

だからナントカして、女性を職場に引っ張
り込み、しかも安価で働かせたい……と思
っているわけですね。

そのために、「女性の社会進出を進めよう」
……だなんて綺麗な言葉を並べて、「共働
き世帯」を増産したのです。

もちろん、女性の中にも、男性のように
敵と戦いながら自分のやりたい仕事を
したい人もいることでしょう。

それは男性を見ても逆の意味で当然です。

★★★

でも、自分で選ぶならともかく、賃金を
減らして、半強制的に「共働き世帯」を
作るようにし向けているのは、いまの日
本の行政であり企業なんですね。

そこへ飛びこめば、酷(ひど)い状態に
なることは、火を見るよりも明らか。

だから、いまの、この「共働き世帯」に
は、まずそのような背景があったのだと
いうことを、ぜひ最初に知ってほしいの
です。

そして、このようなおかしな政策について
は、みんなで対処するように声を挙げたい
わけですね。

先述しましたが、こうした「共働き世帯」
の増加の大きな原因は、男性だけの賃金
が安すぎるせいなんです。

以前のように、夫だけが働いていても、
育児ができればいい。

でも現在は、夫だけの収入では、それが
できない。
そのように仕組まれているわけです。

★★★

ここのところ、長く続く日本の不況は、
「共働き世帯」の増加の背景の1つとなっ
ています。

厚生労働省の「令和2年版 厚生労働白書
~令和時代の社会保障と働き方を考える~」
(2020年)によりますと、全世帯の平均
所得は、1994年の641.1万円から下がり
続けています。

2018年には514.1万円となっているんです
ね。

もの凄い急降下です。

こうした収入減少を補うために、こうした
「共働き世帯」が、「総菜の定期宅配」を
選ぶ……という図式。

そのため、今後も日本の賃金が上昇しない
限り、「共働き世帯」が増え続け、そして、
こうした「総菜の定期宅配」も増えるの
かもしれません。

★★★

でも、もし利用するなら、その「本当の
深刻なデメリット」を、よく噛み締めて
ほしい。

それが分かっていながらの利用であれば、
それは仕方ありません。

ぼくは、何も言いません。

よく言われますよね。
「他人と過去は変えることができない」と(笑)。

だから、ぼくは引き下がります。

ただ、とくに現在育児中であれば、いま
目の前で進行中の「貴重な時間」は、もう
二度と戻らないこと。

そして、あとになって、子どもの心や体に
変調が表れて、家庭内でどのような状態に
なろうとも、その夫婦はもうどうしようも
できないということ。

それらを知ってほしい。

★★★

2010年に、アメリカのハーバード大
学の研究グループが、「ADHD(注意欠
陥・多動症)と有機リン系殺虫剤の尿中
代謝物」という論文を発表しております。

まあ、この「有機リン系」だけが「AD
HD」と関係があるとは、さすがのぼくも
思いません。

でもこういう調査があるほど、この「A
DHD」の素因として、ぼくたちの周囲
には多くの疑惑物質が存在しているという
ことでしょう。

こうした農薬などの影響は、いま述べて
いる「総菜の定期宅配」などにも、もち
ろん及んでいます(とくに途上国からの
輸入農産物など)。

★★★

また、ある少年院での調査も、少年たち
が日常の食べものから断絶された結果、
かなりのいい結果を生んでおります。

そうしたことから、ふだんの食べものの
内容を、いま一度吟味すべきなのでしょう
が、その逆の方向である「総菜の定期宅配」
に頼ることになれば、いったい、将来、
どのような「家庭の風景」が待っている
ことやら。

ぼくは、それを怖(おそ)れます。

まあ、そのあたりを最初に頭に詰め込んだ
上で、下記を、とくとご覧下さい。

とくに「共働き世帯」にとっては(そうじ
ゃない家庭でも同様ですぞ)、きっと、驚
くべきことが多いのじゃないかなあ(笑)。



★(第2章)

とくに、子育て中の食事を、他人(企業)
に任せてはいけない。子どもの心や体の変
化を知っているのは、世界で「親だけ」で
す。その中身はどうなっているのか。そし
て、その原材料は、いったいどこの国から
運ばれてくるのか、ぜひ考えてほしい……





日本では、昔から食事を作ることに、かな
り重点を置いてきました。

皆さんも、子どものころの光景を想像すれ
ばお分かりかと思います。

まあ、いまの若いかたは、親も共働きだっ
たかたも多いでしょうが、でもその親……
祖母、祖父……たちを思っていただければ、
即、理解できることでしょう。

どのような食事をしていたのか。

昔は、いまよりずっと家事は大変でした。
現在の「共働き世帯」どころじゃなかった
のです。

洗濯も炊事も掃除も、いまのような電気器
具などもありませんでしたが、でも、それ
ぞれに工夫をしてきました。

もちろん、いまのような核家族じゃなく、
大勢の家族がいっしょに暮らしているのが
常でしたから、みんなの協力がありました
しね。

ただ、反面、封建的な家風もあり、その意味
で女性たちは苦しんできました。

★★★

でも、そのようにして、ぼくたちの先人が
努力して作りあげてきた「和食」こそが、
いまのような世界でも類を見ない長寿社会
をもたらしたのは、事実です。

もちろん、昔は、どれだけ忙しくても、「総
菜の定期宅配」など、どこにも存在しません
でした(笑)。

だからいまは、そのような過去のこと、そ
して現在の便利さの両方を見据えて、さら
に良い方向へ向かうべきなのです。

そのために、あとで述べるような、「共働き
世帯」でも簡単に料理ができ、しかも家計費
が安くなる方法を、お教えします。

もしそうであれば、たとえいま目の前にあ
る「共働き世帯」のままであっても、ナン
トカ乗り切れるはずです。

そして、育児にも時間を割(さ)ける。

もちろん、夫婦がいっしょになって、育児
をするというのは「前提」ですがね(笑)。

男性が知らん顔をしていては、何も解決し
ません。

でも、いままでのように、料理をすることに
もの凄い時間をかけ、しかもその内容がムチ
ャクチャだったとすれば、それらは解消しま
す。

★★★

そして、いま現在、いかに共働きだからと言
っても、自分たちのいのちを縮めるような
暮らしだけは、ストップしようじゃありま
せんか。

それに、大切なこと。

欧米諸国で、女性が社会に進出できたのは、
ひとつは、彼らの食事が非常に「簡素」だ
からなんです。

先述したように、長寿を誇る日本の「和食」
の内容とはまったく違うわけですね。

まあ、欧米の、そうした食事をマネしたいかた
は、どうぞ、どうぞ……(笑)。

たとえば、ヨーロッパなどでは、女性たちが
「共働き世帯」でいられるのは、平日の食事
にはまったくこだわらない……ということが
あります。

日本人にとっては驚くぐらい、こだわらない。

★★★

もちろん、人によっては異なるでしょう(笑)。

でも一般論として、たとえば野菜はスープに
すべて入れて終わり。

包丁もほとんど使わず、封をハサミで切るだけ。

そして、そのあとは肉を焼き、買い置きのパ
ンを食べる。
スープは数日間、同じものを温め直しにする。

まあ、たまにくる客や週末などには、その分、
大いにこだわるのかもしれませんがね。

でも、日本では、先述したような日本の食事
文化をそのまま残したままで、「共働き世帯」
を始めたのが、そもそもの間違いだったと、
ぼくは思っています。

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