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●完全版:11/13(月)◆【第2弾】「ジェネリック医薬品」を、なぜ現場の医師たちは、自分では使わないのか。その理由とは


難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全世界の人たちの顔を「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。



◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2023年11月13日(月)号
No.4765

毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの配信スタンドから、
合計約5200部を発行(日曜のみ休刊)

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島
社新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけ
でなく、人としての生きかたを考えます。なんともユーモ
ラスな文体が人気のようで……。



本日の「完全版」は、100%掲載です。

本日の「短縮版」は、後半の半分ほどを省略しております。

(毎回、後半部分に大切なことを書いている場合が多いため、
もし全文をご希望のかたは、後述のnoteをご利用下さい)。

本日も1日、お元気で!



やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、ぼくはいつもその
方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。



▼本日の目次▼

【1】

本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」です。

後日、電子書籍「社会の裏側!」として公開するつもりです
が、いつになるかは未定です。ただ、毎回、読者限定で、こ
の欄で先行して提供しています(「短縮版」は、前半だけ)。

(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を発表しています)



【1】今回のタイトル

===========================

【第2弾】 衝撃!「ジェネリック医薬品」を、なぜ現場の
医師たちは、自分では使わないのか。その恐るべき理由!

~この服用で、すでに死者まで出ています。「ジェネリック
医薬品」の大手製薬メーカーでも、ぞろぞろと不正行為が出
てきました。あなたの、本日からできることとは~

===========================

(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を発表しています。
お楽しみに!)

【目次(概略でもあります)】

★(第1章)

じつは、薬局が患者に「ジェネリック医薬品」を強力に
勧めるのは大きな意味があります。けっして患者の体や、
環境や、お財布の中身を考えてくれているわけじゃない……

★(第2章)

ただ、そのためには、「新薬」と「ジェネリック医薬品」が、
まったく同じ内容であれば……という「前提条件」がありま
す。でもね。いまの「ジェネリック医薬品」については、そ
の安全性に大きな弊害がありました。つまり、2005年に、
「薬事法改正」が行われたのです……

★(第3章)

と言いますのは、一時期、この「ジェネリック医薬品」の売
上げ第1位を誇る「業界の風雲児」……だと、もてはやされ
た「沢井製薬」という企業が、大きな不正を働いていたんで
すね。これは、先の水虫薬どころの影響じゃありません。こ
れには、業界内部でも驚きです……

★(第4章)

医師たちの声。「たとえば降圧剤を服用し、血圧が安定して
いた患者さんが、ジェネリックの降圧剤に変えたところ、突
然血圧が不安定になってしまった、というケースがあります」
「私は、ジェネリック医薬品は一切使いません。歯科治療で
よく使用するのが、痛み止め、いわゆる非ステロイド性抗炎
症薬ですが、先発品とは効きが違います」……







★(第1章)

じつは、薬局が患者に「ジェネリック医薬品」を強力に
勧めるのは大きな意味があります。けっして患者の体や、
環境や、お財布の中身を考えてくれているわけじゃない……



あなたが、処方箋をもらって、病院近くの調剤薬局に行き
ます。

薬局の受付にいる女性が、顔を出して、こう言います。

「ジェネリック医薬品、ご存じですかあ」
「はい」
「同じ成分のほかのお薬より安いのですが、使ってみま
せんかあ」

「いや、いいです」

なんて言おうものなら、目くじら立てて、

「どうしてなんですか。安くてお得ですよ」

……と、こうなります。

「いや、いいです、いいです」と言っても、いつまで経
っても離してはくれません。

なぜなのでしょうね。

★★★

それほど、この薬局のこの女性は、環境のこと、患者の
財布の中身のことなどを親身に考えてくれているので
しょうか。

まあ、それなら、それで嬉しいのですが……。

じつは、薬局が患者に「ジェネリック医薬品」を強力に
勧めるのは大きな意味があります。

結論を言えば、そう、●●から(笑)。(●●は、下記の設
問をご覧下さい)

けっして患者の体や、環境や、お財布の中身を考えてく
れているわけじゃない。

誰が、どこの「馬の骨(失礼)」だか分からない他人の
ために、タダで、あなたの役に立つような嬉しい行動を
してくれますか……(まあ、ぼくぐらいでしょう。笑)。

医師は、処方箋に、「ジェネリック医薬品」にして下さ
い、とか、「新薬」にして下さい、などとは記入しませ
ん(まあ、意図的に記入する人もいますが)。

だから、「ジェネリック医薬品」にするかどうかは薬局で
判断して決めるわけです。

★★★

そのため、患者に尋ねるわけですが、こちらで正しい情
報を持っていなくては、瞬時に決定することもできない
んですね。

「えっとお……」なんて、グズグズしていようものなら、
「それじゃ、ジェネリック医薬品でよろしいですよね」

……と、なってしまいます。

でも、薬局側は、なぜ患者に、この「ジェネリック医薬
品」にするように勧(すす)めるのでしょう。

前回執筆した原稿の好評に応えて……(本当に?。笑)、
「ジェネリック医薬品」の第2弾を、今回、お届けします。

以下、どうぞ、お楽しみ下さい。

薬局側が、この「ジェネリック医薬品」に切り替えると、薬
価計算で、少しプラスされて、薬局の得(とく)になると
いうカラクリがあるんですね。

★★★

病院でも、「ジェネリック医薬品」の使用が80%を超えれば、
お金が入ってくる仕組みになっています。

驚きますよね。

国民の知らない間に、こんなことが、バックで操作されて
いました。

何も知らない国民(患者たち)は、自分のことを考えてく
れているものだと思い、「安くて環境に優しいのなら、ぜ
ひ、そのジェネリック……ナントカのほうで、お願いしま
す」……となります(笑)。

気を付けて下さい。

いまの世の中は、すべてが、本当に「巧妙」です。

★★★

以前とは異なり、スマホなる道具で、自分ではいろいろな
情報を知っているものと「勘違い」をしている国民が多く
なったからなんですね。

これは、企業側の思う壺(つぼ)です。

でも、自分で見ているその情報が正しいものか、自分のカラ
ダにとっていいものか悪いものか、何も分からずに、その情
報の渦(うず)の中でもがいているのが現代なのです。

だからこそ、オカネを持っている企業たちにとっては、こ
うした国民など、まさに「赤子(あかご)の手をひねる」
ようなものなんですね。

「やりたい放題」です。

国民たちは、うろ覚えの「綺麗な言葉」(環境、エコ、有機、
ナチュラル、リサイクルなど)で攻められると、すぐにコ
ロリンとなってしまいます(笑)。

★★★

そして、倒れたあと、みんな見えないところで泣いているん
ですね。

でも、いったん倒れれば、もう誰も助けてはくれない。

だって、社会と触れることができなくなりますから、そのと
きになって初めて、自分自身で乗り切るしきゃ方法がないこ
とに気付くわけなんです。

いまでは、企業たちは、消費者に強制的に押しつけるのじゃ
なく、国民自身が「自分で選んだようにし向けて」、自社の
商品を売りつけます。

何度も言いますが、巧妙なんです。

社会に出回っているエコだの、リサイクルだの、環境に優
しい……などの言葉は、そのほとんどが、企業たちの「儲け
用具」だと思って下さい。

だって、考えてみて下さい。

★★★

儲かりもしないことに、なぜ、わざわざ、そんな言葉を並べ
て宣伝します?(笑)。

本当に国民にとって必要なものなら、黙っていても、国民は
選んでくれます。

そして、口コミで多くのかたが知ることになります。

でも、この「ジェネリック医薬品」は、そうじゃありません。

そのような綺麗な言葉を並べて、国民に広げてきたわけで
すね。
そうでないと広がらない。

なにしろ、政府自身が、2015年6月に、高止まりする医療
費の抑制を目的にして、「2017年度に70%以上、2018年度
から2020年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上」
……になるよう、「ジェネリック医薬品」の普及目標を設定
したわけなんです。

その普及目標を急ぐあまり、さまざまな無理なことが、あち
らこちらで起こってきました。

前回お伝えした「小林化工」による医薬品の不正製造・販
売も、まさにその一つだったわけですね。

★★★

前回述べたのは、この「ジェネリック医薬品」メーカーの
「小林化工」という企業が、医薬品を不正に製造・販売した
として……業務停止命令を受けたことでした。

この事件で、なんと、2人が死亡しています。

それは、2020年12月のことでした。

この「小林化工」(福井県あわら市)が、製造販売した「水
虫やいんきんたむし、カンジダ」などの感染症治療薬に、
「イトラコナゾール」というクスリがあります。

このクスリに、睡眠導入薬が混入されるなんて、まるでマン
ガのような事件が、見つかったわけですね。

本当に、こんなこと、前代未聞(ぜんだいみもん)です。

商人道は、もはや地に落ちました。

具体的には、今回の混入は、厚生労働省の承認を得ていない
「原薬(げんやく)の継ぎ足し」……という工程で起こった
ようです。

この原料を「取り違えた」のが一因だと言います。

取り違えねえ。

しかもこの工程を「ダブルチェック」していなかったと。

★★★

う~むむむ。

なんとも杜撰(ずさん)ですよねえ。

……というより、最初から、そのようにする意図があった
……と言えるのじゃないですか。

一人の個人の行為じゃなく、多くの人が関係する一企業での
話ですからね。

企業であれば、誰にでも分かるような愚(おろ)かな行動は、
最初からしないはずです。

でも、そのような行為によって、現実に「2人の死者」が出
ています。

コトは重大です。

とても、「業務停止命令」で終わるどころじゃありません。

★★★

このクスリを処方されたのが344人。

そして、2021年の3月8日時点で245人ものに、「健康被害」
が出ているわけですね。

この「被害」の中には、車の運転中に意識を失うなどして事
故を起こした人が38人もいます。

結果、このクスリを服用していた80代男性と70代女性の2
人が死亡しているのです。

この2人はきっと、自分の体が突然動かないことに、驚いた
ことでしょうね。

でも、この事件が報じられたときは、詳しくは述べられてい
ませんでした。

マスコミたちは、ただの「皮膚薬のクスリ」だったと報じて
いただけななんです。

皮膚薬ねえ。

まあ、確かに、水虫は皮膚病ですが、これだけだと、皆さん、
自分には関係なんかないように思いますよね。

ぼくも、最初、この事件を知ったとき、そう思ったものです。

え? 皮膚病のクスリで死者が出るものか。

★★★

でも、水虫となれば、日本人の1割ほどの人が罹患(りかん)
している病気ですよね。

こうなると、国民の誰しも、無関心ではおられません。

しかも、爪水虫(つめみずむし)になれば、高齢者にも多く
なりますが、かなりの人が、この症状で困っています。

そしてそれらには、内服薬のほうが効果があるということで、
これに関したクスリを平気で服用しています。

そう、この「ジェネリック医薬品」を飲んで、めまいを起こ
し、クルマの運転でいのちを落とすわけですね。

こんな悲惨な話がありますか。

ふだん、内臓には何も問題がなくて健康なのに、「たかが水
虫」の「ジェネリック医薬品」を服用しただけで、大切な
いのちを落とす。

そして、周囲の人まで不幸にさせる。

ぼくは、許せません。

★★★

下記でも述べますが、そうした「ジェネリック医薬品」の
内容をはっきりと明確にせず、責任の所在もはっきりとさせ
ないで、世の中に広げてしまった政府の愚かさ。

そして、そのために大切ないのちが奪われてしまった悲しさ。

これらを、どこへ訴えればいいのでしょうか。

今日も、日本各地で、このような「ジェネリック医薬品」が
服用され、多くのかたたちは、首を傾げながら、倒れていま
す。

いったい、いつまでこの問題を放置すればいいのか。

今回、この「ジェネリック医薬品」の大手企業で、さらに酷
(ひど)い事件が起こりました。

下記で、そのあたりを述べて、今後、どうすればいいのか、
いっしょに考えてゆきたいと思っております。

つまり……。



★(第2章)

ただ、そのためには、「新薬」と「ジェネリック医薬品」が、
まったく同じ内容であれば……という「前提条件」がありま
す。でもね。いまの「ジェネリック医薬品」については、そ
の安全性に大きな弊害がありました。つまり、2005年に、
「薬事法改正」が行われたのです……



先述したような「小林化工」の水虫薬事件は、ホンの氷山の
一角でした。

現に、「ジェネリック医薬品」最大手の「日医工」にも、業務
停止命令が下されていましたしね。

この「ジェネリック医薬品」を製造する数百社に、いったい
どれだけの問題が潜んでいるのか。

そう、日本国内で、この「ジェネリック医薬品」企業が、な
んと数百社もあるんですね

下記で述べているように、2005年に「薬事法改正」が行われ
てから、増えました(その理由は、下記でお知り下さい)。

前回も述べましたが、クスリですので、多少なりとも「リス
ク」はあります(笑)。

だから、「ジェネリック医薬品」だけがどうの……というわけ
じゃない。

「新薬」も含めたクスリ全体の問題かもしれないんですね。

★★★

もちろん、ぼくは、この「ジェネリック医薬品」がすべて不要
だとは言いません。

だって、その内容や、製造国名、販売方法、それに、もし問
題が出たときの対処などがしっかり為されていれば、大丈夫
かもしれません。

事実、そういう「ジェネリック医薬品」メーカーも、ちゃんと
存在しているようですからね。

でも、大部分の企業たちは、儲けるために、先述した「小
林化工」のような内容であるとしたら、やはりぼくは、たと
え「ジェネリック医薬品」であっても、少し立ち止まります。

「新薬」を開発するには、膨大な費用と、膨大な時間がかか
りますよね。

誰でもができるわけじゃありません。

そのため、「新薬」を開発したメーカーは特許などで、そのク
スリを防衛して独占するわけです。
これは仕方ない。
資本主義社会ですからね。

それだけの「時間とコスト」をかけていますから。

そしてクスリの価格は高くなります。

★★★

でも、その「新薬」の特許が切れたものを、安く販売するとい
うのが、この「ジェネリック医薬品」なんですが、それなら、
買うほうは、そのほうがずっといいじゃないの……となります。

ただ、そのためには、「新薬」と「ジェネリック医薬品」が、
まったく同じ内容であれば……という「前提条件」があります。

そうですよね。

でもね。

いまの「ジェネリック医薬品」については、その安全性に大
きな弊害がありました。

2005年に、「薬事法改正」が行われました。

そこで、驚くべき「改悪」がなされたわけですね。

国民の健康をまるで考えていないような改悪が、なされました。

つまり、それ以前までは、医薬品販売を行う業者は、「製造工
場を持つこと」が義務付けられていました。

★★★

そう、自社の工場を持ち、自分の目の届くところでクスリを製
造すること。

まあ、こんなこと、誰が見ても、当然だと思いますよね。

でも、この改正(改悪?)以後、すべての製造工程を、なんと
「外部業者に委託する」ことができるようになりました。

ぼくは、飛び上がりました。

ショックだと思いませんか。

そう、中国や韓国などの「反日国家」で作られた「ジェネリ
ック医薬品」でも、日本国内で流通させても平気だとなった
わけですね。

これには驚きです。
これには驚きです(二度も言いました)。

もちろん、「新薬」でも外国で製造しているものもあるかも
しれませんがが、とくにこの「ジェネリック医薬品」となる
と、非常に心配です。

「新薬」とは異なり、資金をまったくかけずに、外国で同じ
ものを製造する。

こんなことが許されれば、どのようなクスリができること
やら。

★★★

中国政府の教育のため、日本を敵国だと考えている多くの中
国人たち(企業たち)が、わざわざ、日本へ輸出する「ジェ
ネリック医薬品」を、ことさら安全に作ると思いますか(笑)。

考えられませんよね。

中国の食品が汚染されているためだと言って、わざわざ日本
にまで、食品を求めにくる中国人たちがいるほどですが、そ
んな国で、こうした「ジェネリック医薬品」を製造させるこ
との危険性。

衛生性や汚染などへの心配が、根強くあります。

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