●完全版:9/4(月)◆100歳、一人暮らし、認知症知らず……の「長寿者」になるための条件を、少し述べてみようと思います
難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。
★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
しくお願いします。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!
★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★
2023年9月4日(月)号
No.4713
毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの
配信スタンドから、合計約5200部を発行
(日曜のみ休刊)。
創刊日:2004/10/5
【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆
『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。
本日の「完全版」は、100%掲載です。
山田のすべてを、たっぷりと受け取っ
て下さい。
本日の「短縮版」は、かなり省略して
いますので、どうぞご了承下さい。
(もし全文をご希望のかたは、後述の
noteをご覧下さい)。
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。
空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。
そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。
▼本日の目次▼
【1】
本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」で
す。
後日、電子書籍「社会の裏側!」として公開
するつもりですが、いつになるかは未定です。
ただ、毎回、読者限定で、この欄で先行して
提供しています(「短縮版」は、前半だけ)。
(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています)
【2】
あなたやあなたの家族をいのち懸けで救う、
山田博士作品集:
まだご覧になっていないかたのために、先
日の内容を、再度、案内しています。
◆学校給食の栄養士たちが、絶対に使いた
くない「中国産食材」はこれだった!
(即実践・第26話)
【今回は、期間限定ですが、「衝撃価格」
で、お譲りします】
関連写真→ https://bit.ly/3t3p50C
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【1】今回のタイトル
100歳、一人暮らし、認知症知らず……の
「長寿者」になるための条件を、少し述べて
みようと思う!
~よく言われるように、長寿者の声を聞い
て、ただ単にそれをマネるだけではダメ。
だって、みんな違う環境で生きてきたわけ
ですから。でも少しの共通点はあります~
==================
(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています。お楽しみに!)
【目次(概略でもあります)】
★(第1章)
100歳の表彰状を、市長から受け取る、ぼ
くの母の長寿術から学ぶこと……
★(第2章)
101歳の、神経内科医として働くアメリカ
人男性が、長く幸せに生きるための4つの
秘訣について、こう話しています……
★(第3章)
現在、95歳の、現役女性カメラマンから学
ぶこととは。カメラマンですから、足腰が
丈夫でなければ、務(つと)まりません。こ
のかたは、80歳から、カメラを始めたと言い
ます……
★(第4章)
「人間、年を取っても、趣味があると楽しい
ね」……と言われますが、ぼくは、人生、そ
れに尽きると思っています。趣味を持ってい
ると、人の世の中で孤独になりません。いや、
なれません……
★
★
★
★(第1章)
100歳の表彰状を、市長から受け取る、ぼ
くの母の長寿術から学ぶこと……
まあ、皆さん、聞いて下さいな。
冒頭の「お知らせ」でも述べましたが、故
郷の小浜(おばま)に住んでいるぼくの母
が、100歳になりました。
そのため、明後日(9/6)に、市長がわざ
わざ出向いて下さり、直接、表彰状や金一
封をいただけることになったのです。
100歳。
いやあ、母ながら、あっぱれ。
ぼくなど、はたして、その足元にまでたど
り着けることやら。
なにしろ、しょっちゅう徹夜して原稿を書
いたりして不精(ぶしょう)していますの
で、大いに危惧しております。
★★★
母は、大正13年生まれ。
学生時代に京都に4年間住んでいた時期を
除けば、あとはずっと、ほぼ100年近くを、
この故郷の小浜で暮らしてきました。
そのため、この町の細々(こまごま)なこ
とについては、まるで生き字引。
「あそこのあの人の奥さんの妹さんはなあ」
「あの人はすかんわ(好きでない)。だか
ら私、あんまり近寄らんようにしとる」
……などなど(笑)。
好き嫌いも、はっきりしていますし、自分
の意思はまっすぐに押し通します。
そのため、ぼくたち子どもは、いつもテエ
ヘンです。
なにしろ、いったん決めたものでも、鶴の
一声で覆(くつがえ)されるわけですから。
でも、本人はまったく涼しい顔をしています。
こういうところが「秘訣」なのかも知れま
せんね。
★★★
それに冗談もうまい。
しかも、厚かましい。
このような母をそばで見ていますと、長寿
の秘訣が、ちょっぴり分かるような気もし
ます。
逆に、他人に謙遜しながら、正義感だけで
「弱く」生きている人は、早く倒れます。
心と体は正直ですから、長年の間に、スト
レスが溜まってしまうのでしょうね。
でも、最初に述べておきます。
このような「長寿者の声」は、じつはあま
り役立ちません。
長年、長寿者たちの暮らしを観察してきた
ぼくは、はっきりと、そう言えます。
それを最初に、はっきりさせておきます。
もちろん、「長寿者たちの●●要素」は多
々あります(●●は、下記の設問をご覧下
さい)。
しかし、だからと言って、それらをそのま
まマネをしただけで、誰でもが同様に長寿
者になれるかと言えば、ぼくはまったく違
うなと思っているんです。
★★★
こう言われて、いまからここで述べる話が、
せっかく自分の今後に役立つだろうと思っ
ていたかたは、もうショックで、立ち直れ
ないしょうね(大丈夫。大いに役立ちます。
安心して下さい。笑)。
でも、ちょっと考えてみて下さい。
生まれながらにして、十分恵まれた環境の
人と、まったくそうでない人が、同じよう
な土俵の上で、同じような長寿者になれる
と思いますか。
たとえば、日本で生まれ育った人と、途上
国であるアフリカで生まれ育った人。
そのような人が、いまの日本の長寿者のマ
ネをしたからと言って、即、自分の今後の
人生をそのように生きて行けるかと言えば、
まったくそうじゃありませんよね。
日本国内でも同じ。
★★★
だって、職業の種類は違う。
だって、労働環境は違う。
だって、経済的環境は違う。
だって、家族や親戚の環境は違う。
だって、性格は違う。
そして、先祖代々受け継いだ遺伝子は違う。
そういう中で、ある程度の共通点はあろう
とも、一番の要因が、他人にあるはずもあ
りません。
自分の思い描く「未来図」が明確かどうな
のか。
そしてそれは、「他人を思ったもの」であ
るのかどうか。
多くのかたの人生を見てきたぼくは、どう
も、そのあたりに「真実がある」のでは
ないかなと、思っております。
ぼくも若いときは、ふだんの食べるものの
中身さえ留意していれば、必ず長寿者にな
れることは間違いない……と、思っていま
した。
★★★
でも、そうじゃない。
長年、そのような考えを持っているぼくの
仲間や先輩たちの多くを、すでに「あちら
の世界」に送ってきたいま、とくにそう思
っております。
そう。
「他人の言われるがままの人生」では、長
寿者には絶対になれません。
「あの人は、誰が何を言っても反抗もせず、
じつにい人だね」……と思われるだけの、
弱くて正義感のある人だけでは、長寿者に
なれないのです。
意気が弱くては、ダメ。
そして、周囲の政治や社会の動きに関心を
持たず、常に周囲に流されているような人
は、どれだけ長寿者のマネごとをしても、
本当の長寿者にはなれないんです。
「くそ」「負けるものか」……と、いつも口
に出せるような「強さ」を持つこと。
しかも、その「強さ」の中には、どこか
ユーモアがあり、相手を労(いたわ)る気
持ちがあること。
そうしたことが、周囲に、ナンとはなく伝
わって、良き協力者が現れるようになれば、
その人は、長寿者への切符を得たような
ものです。
★★★
その上で、あとで述べるように、ふだんの
食べものの内容を考える。
けっして、その逆ではないんですね。
ある意味、先述したような、厚かましさ。
そして、したたかさ。
そのような性格が、まず絶対に必要です。
小浜は、以前から、元気な長寿者が多く、
数年前までは、実家の右も左も前もみな、
100歳人が元気でした。
ぼくなど、たまに小浜に戻っても、よく
覚えていて下さり、声をかけていただい
たものです。
皆さんに共通しているのは、みな笑顔で、
しかも、厚かましさと、したたかさ(笑)。
でも本人は、そんなこと、何も考えておら
ず、相変わらず、周囲に「迷惑」を与え続
けているわけですね。
それが逆にユーモアになっている。
★★★
そんな長寿者の一人である母ですが、この
ところ、耳がかなり遠くなりました。
そのため、電話もできず、手紙でのやりと
りでは、結構、時間がかかります。
ガラケーは、機種を変更したら、その操作
に、なかなか慣れず、いまのところぼくは
連絡をしておりません(早く慣れてくれれ
ばいいのですが)。
ただ、視力はいい。
そのため、ぼくはいつも、小浜に戻るとき
は、お土産として、大型書店で本を2~3
冊選んで持って行くのですが、すぐに読ん
でしまうそうですよ。
まあ、知識を得るのは貪欲(どんよく)で
す。
これはいいことですよね。
社会との結びつきができますから。
そうすると、一人ではなくなります。
★★★
それに、口は、昔から達者。
時々故郷に帰るぼくなど、いつもタジタジ
ですからね(笑)。
そして、いつも何か「事件」が起こる。
不思議に起こる。
まあ、このように、周囲に存在感を出せる
人間は、良きにしろ悪(あ)しきにしろ、
長寿者になるための秘訣の一つなのかもし
れません。
ところで……。
★(第2章)
101歳の、神経内科医として働くアメリカ
人男性が、長く幸せに生きるための4つの
秘訣について、こう話しています……
下記は、アメリカ人の話ですが、101歳で
神経内科医として働くある男性が、長く幸
せに生きるための4つの秘訣について、こ
う述べています(出所:ポッドキャスト
「mindbodygreen」)。
彼の言葉にも、「なるほどなあ……」と思う
ことが多々あります。
彼は、サプリメントの摂取や、毎月の血液
検査やMRI検査、それに結腸内視鏡検査な
どのいわゆる「バイオハッキング」は、役
立たないとも述べているんですね。
そう、「役に立たない」、と。
ちなみに、この「バイオハッキング」とは、
自分の生体情報を計測して、それを分析す
ることなんです。
そして、自分自身の健康状態やパフォーマ
ンスを評価すること……を言うわけですね。
つまり、医療機関などで、病気でもないの
に、いろいろ測定し、それを自分で、ああ
でもない、こうでもない……と、評価する
ことなんです。
これは、役立たないと、彼は言います。
★★★
まあ、彼の長年の体験から、そう思うわけ
でしょう(ぼくもそう思います)。
だって、現在の医学の「進歩」は、常に変
化していますから、そのような数字に一喜
一憂することの意味を、彼は述べているの
でしょうね。
いま問題になっている喫煙でさえ、以前は、
神経を落ち着かせるため、医師たちが患者
に勧めていたほどでしたしね(1930年代
ごろの話です。笑)。
どんどん、数値や診察内容は変化しています。
もちろん、病気などになり、それらを活用
してみるのはいいかもしれませんが、健康
なときに、そんなものを活用すべきではあ
りません。
製薬企業や医療機関の儲けになるだけ、です。
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