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ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(植物)2020・05 その3

街路樹や公園の植え込みにサツキの花が満開の5月、まさに花の季節です。
20.315の開拓地「ネイチャーフィールドX」でも、いろんな植物が競って、あるいは昆虫を誘うかのように花々を咲かせています。

今回は、花々の報告です。

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↑ ヒメフウロ。漢字なら姫風露。別名シオヤキソウ(塩焼草)。

花は小さなピンク色でかわいいんですが、葉っぱの生え方が毒草であるクサノオウやドクニンジンに似ていて、20.315的にはあまり好きになれない植物です。塩を焼いたにおいがするといいますが、そんな匂いするかな?もっとも、塩自体を焼いたことがないので、今度焼いて匂いを嗅いでみようかと思います。それにしても姫風露なんて、かわいい名前です・・。

でも、このヒメフウロ、処理するのは超簡単です。
生え際から引っこ抜くと、ぱらっと根っこから摘み取れます。

また、食用にはなりませんが、健康肌化粧品の原料として利用されています。さらに、徳島、岐阜、三重、高知では絶滅危惧種として指定されているそうです。20.315は、引っこ抜いてますが。笑。

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↑ イワニガナ、別名ジシバリ。

20.315は開墾するため、こうした不要の植物は根こそぎ摘み取っています。が、このジシバリは、その名のとおり地面を縛って生えているかのようで、「根こそぎ」に取れない非常に厄介な植物です。取っても取っても、茎がちょん切れて、根っこまでとれず、難儀します。幸い、1か所狭い範囲でしか生えていないので、現状は放置。

名前とは裏腹に、華奢な黄色い花を咲かせます。
ニガナなので、食べられます。食べたことはありませんが、葉っぱは柔らかそうで、てんぷらにしたらおいしそう!

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↑ ホトケノザ。

別記事にヒメオドリコソウについて書いていますが、これも同じシソ科で、結構似ています。ホトケノザは検索すると「蜜がおいしい」とのブログなどに記述が多い。20.315はなめたことがないので、おいしいかどうかは現時点ではわかりません。

だって、小さすぎて、つまんで蜜をなめようとは思わなかったんです。同じシソ科のメジャー観葉植物であるサルビアの花は、こどもの頃、よく吸っていましたけど。あれは花も大きいですし、実際おいしかった!

ホトケノザの処分も簡単!生え際から引っこ抜くと、根ごとごっそり取れます。

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↑ 最後にハナミズキの白い花。

一般的には、淡いピンク色のハナミズキが知られていますが、白い花のハナミズキも少なくありません。ピンク色のハナミズキは、新緑とのコラボレーションで、実に色っぽいですね。

ちなみに、どうでもいいことですが、20.315は春のソメイヨシノより、このハナミズキの花の方が好きです。ソメイヨシノは葉っぱがない状態で咲きますが、ハナミズキは新しい緑と同時に咲きます。花と緑がコラボしていたほうが、瑞々しくて好きなんです。はい、どうでもいい話でした。

ハナミズキは北アメリカ原産で、日本原産の植物ではありません。ご存知の方も多いと思いますが、日米親善を象徴する花ですね。大正元年(1912年)、当時の東京市長、尾崎行雄さんがワシントンにソメイヨシノを送ったその返礼として、大正4年(1915年)に送られてきたのが、日本での植栽のスタートです。

花言葉は「返礼」。そのまんまですね。
でも、「華やかな恋」という花言葉もあるそうです。ハナミズキの淡いピンク色の花を見ると、確かに言い得て妙ですね!

※写真冒頭は、「ネイチャーフィールドX」ではありません。都内公園です。すみません。
※ハナミズキの写真も、県内の公園です。ごめんなさい。

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