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ヤジリンを作ってみた+α

はじめに

 はじめまして。ネオンです!
 趣味でたまに謎解きやパズルを作っています!

 この記事は、ペンパアドベント2021の12月20日の記事です! 他の記事もとっても面白いので気になる方は下のリンクからどうぞ!

 はい。えーと、このまま勢いだけで乗り切ろうと思ったのですが先程の文章で感嘆符が尽きてしまったのでここからはテンション少し低めで進めさせてください。

 ……さて、仕切り直しますが、今年、特に2021年の12月は自分にとってパズルとの接し方が増えたな、と思います。
 ペンシルパズルを知って間もない頃、というと大体2年とちょっと前ですかね。Twitterはどちらかというと謎解き関係メインで、スマホで予約投稿できるというのもありパズルを投稿するのは Puzzle Square JP(ぱずすく)だけだったのですが、最近ではTwitterでもパズルを投稿したり、ペンシルパズル界隈の方々と接したり(※ツイートを見かけたり、いいねしたり?)する機会が多くなりました。
 また、他にも Puzzle Boss Rush 3 の制作(運営の皆さんも勇者の皆さんも本当凄かったです。お疲れ様でした)に関わらせて頂いたり、ニコリに初めて投稿(掲載されたときは嬉しすぎて夜しか眠れませんでした)したりと、一年間のパズル濃度がぐぐぐんと上がった気がします。

 来年も色々あるといいなぁ……

 …………

 ……

 はい。自分語りはここまで。今回の記事のタイトルは上にもある通り「ヤジリンを作ってみた+α」です。ヤジリンといえばTwitterとかで流行っているあのパズル。毎日何問投稿されてんだってくらいよく見かけます。ただ、ヤジリンをどう解くかの記事はいくらかありますが、どう作るかの記事はあまりないなと思ったので、自分がどんな感じで作るかを『実況風(?)』で書いてみました。
 それでは早速、盤面に移りましょう。

 あ、その前に「ヤジリンとはなんぞや?」という方は、こちらの記事(かなり最近、というよりこのアドベントカレンダーの記事)が図も付いていてとても分かりやすかったので、先に見ておくとこれからの話が分かりやすいかもしれません。
 では気を取り直して盤面に向かいましょう。


①手筋から作る場合

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 今回は10×10の計100マスの盤面で作っていきたいと思います。初めてだととっても広く感じるのですが、だんだん慣れてくると自然ともっと広いスペースが欲しくなってくるので、ご安心ください。
 また、初めのうちはこれよりひとまわり小さめのサイズで作るのもいいかもしれません。

 1つ目は手筋から作る場合です。手筋とはざっくり言うと、解く際に使うよくある考え方です。パズルを作るときはよく「解くように作る」と言われたりしますね。なのでヤジリンを作る前にはいくらか問題を解いておくことをおすすめします。

 さて、手筋から作ると言っても、1つの手筋を重点的に使ったり、色々な手筋を散らばめてみたり、じわじわ解くようにしたり、1つの手筋でドカーンと決まったり、色々あるのですが、今回は3を主役にする構想でいきたいと思います。
 また、難易度はざっくりでもいいので作る前に決めておくとある程度展開も決めやすくなります(自分の感覚ですが)。今回はやさしめ(個人差ありますが、自分の思うやさしめ)でいきたいと思います。

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 よし、いよいよ作る場面です。数字マスを置いて作っていきます。数字マスは盤面の形に関係なくほぼほぼ自由に置ける万能アイテムなので積極的に使っていきたいですね。
 ひとまず、3をここに置いてみましょう。すると、こんな風に黒マスと線が決まります。結構広く決まりましたね。反対側に1も置いてみましょう。小ループ禁で線が押し出されてきました。

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 ある程度黒マスや線が決まってくると、今度はその黒マスや線があることによって決まるようなヒントを置いてみたくなります。ぷよぷよで言う2連鎖目のようなものですね。
 この場合だと3がピッタリ入りそうですね、……と思ったのですが破綻してしまいました。でも大丈夫。こっちには数字マスがあります。これで線が通る場所を塞ぐと……

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 修正出来ました。このように、黒マスで挟まれている場所は数字マスで塞ぐことが出来るので、覚えておくと案外役に立つかもしれません。
 次は……左下に3を置けそうですね。……と思ったのですが、すみません。また破綻しました。

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 先程やったように黒マス同士の間を塞いでも直せるのですが、ここでは別の方法でやってみましょう。小ループを解消したいとき、赤で囲まれたマスに数字マスを置くと治まります。本来は黒マスによって繋がれていたところを切り離したことで、奥まで届くようになりました。

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 もうそろそろ完成しそうですね。ここで左側の薄茶色に囲まれた部分を見てみると、既に2本が入っており、上からの1本が入るか入らないかの2択なのですが、線が奇数本あると必ず1本繋がらないため、上からの1本は外に出ることが分かります。
 しかし、この考え方は少し難しく、初めに決めたやさしめの難易度と合わないため、何かしら解きやすいように誘導したいと思います。

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 ということで、ここに2を置いてみましょう。これで先程の考え方を使わなくても上からの1本を右に誘導出来ます。もう少しヒントが必要だと思ったのですが、全部決まってくれましたね。

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 あとは、自分が思ったように解けることを確認すれば完成です。唯一解だけならソルバーにかければ確認出来るのですが、自分の思っていない方向で決まっていたことが何度かあるので、一度は自分で解いておくのがおすすめです。
 下にリンクが貼ってあるので改めて解きたい方はどうぞ。

②形から作る場合

 今度はある程度形を決めてから作ってみます。色々な配置がありますが、今回は数字マスを点対称に置いてみましょう。難易度は1つ目と同じくらいでいきます。点対称に縛ると、置ける場所が限られてくるので難易度が高くなりがちでやさしい問題を作るのが難しいんですよね。頑張ってみます。

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 これも10×10ですね。最初はバランスが良くなるようにポンポン置いてしまっても大丈夫です。例えば、今回はこんな感じの配置にしました。なんかオリオン座に似てる?

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 点対称の配置の場合、解き始める部分(入口と呼んだりします)を両側から詰めるようにすると最後がまとまりやすくなります。多分。
 例えばこの盤面だと、左は1、右は2が置けそうですね。ありゃ、また破綻ですね。こういうときは数字マスを動かしちゃいましょう。
 右上の数字マスを1マス下に動かせば治まります。この場合、点対称を保つために左下の数字マスも動かさなきゃいけないのですが、幸いまだ形は決まっていなかったので大丈夫ですね。

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 次は……ここに0と2を置くと面白い展開になりそうですね。中のほうでループが伸びてきます。そして次の展開なのですが、ちょっといいのが思い浮かばなかったので隅の数字マスを少しずらしちゃいましょう。こうずらすと、青の部分に2が置けるようになります。

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 段々埋まってきましたね。さて、ここで紫で囲まれたマスに↑1を入れたいのですが、2マスのうちの白マスの決まり方が分かりにくい、というより見えづらいと感じる人も居ると思います(居なかったらすみません)
 なので、右上の薄橙のマスに2を入れて白マスの決まり方を見やすくします。このように、ヒントを見やすく工夫すると(体感的な?)難易度を下げたり出来ると思います。多分。

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 あとは、唯一解になるように数字を埋めていけば決まります。余ってしまった数字マスは、解いていく上であまり影響のない方向にするといいかもしれませんね。
 そして、1つ目と同じように自分で一回解いてみて、思い通りの解き方であれば完成です。
 こちらのほうも下にリンクがあるので解いてみたい方はどうぞ。

 今回は手筋から作る場合と、形から作る場合の2パターン紹介しました。あくまで作る際の自分の考え方なので、「こういうのが絶対!」というわけではなく、参考程度にして頂けると嬉しいです。

ぷらすあるふぁの部分

 ヤジリンの作り方2パターンだけだとなんだか物足りないかもしれない、と思って+αコーナーを作ったのですが、何もいい案が思い付きませんでした……
 申し訳ありません……

 最近自分で新しいルールのパズルを考えるのにハマっているので、来年はそれについて書きたいなと思っています。

 ヤジリンのリンクはこの真下にあります。

 それでは、自分の記事は以上になります。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。




【おまけのヤジリン?】



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