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【2022年最新】地方移住で100万円支給・タダで家がもらえる制度やおすすめの移住地

【2022年最新】地方移住で100万円支給・タダで家がもらえる制度やおすすめの移住地

2020年に流行が始まった新型コロナウイルスの影響もあり、出社日数が少なくて済むテレワークを導入する会社が増えています。オンラインで仕事ができる環境が整うのであれば、東京やそのほかの大都市ではなく田舎で暮らしたい、と考えている方も多いのではないでしょうか。
地方移住は、条件が揃えば大きな支援が受け取れる大チャンスの可能性があります。人口密度の高い都市部を脱出して、のびのびと生活ができる地方への移住へ憧れている方にとっては見逃せない制度でしょう。
この記事では、地方移住での制度や対象者、おすすめの移住地について解説します。
目次



地方移住で100万円がもらえる!?

移住支援制度はどのようなものがあるのか見ていきましょう。地方移住の支援は国が大きな規模で行っているものから県、市町村が行うものなど様々な種類が用意されています。

国が行う移住支援制度

国が2019年から東京への一極集中を解消するために力を入れて行っているのが「地方創生起業支援事業・地方創生移住支援事業」です。これは地方移住だけでなく、地方での起業を行う方へ向けたとても大きな支援制度です。

100万円がもらえる移住支援事業の支援金制度

地域の重要な中小企業などへの就業や社会的企業をする移住者に単身の場合は、最大60万円、世帯で移住の場合は、最大100万円が支給されます。
移住、起業の支援金を合わせるとその支援金額は300万円となり、期間は2024年までと設定されているため移住を考えているのであればぜひチェックしておきたい事業です。

移住支援金の対象者

  1. 東京、神奈川、千葉、埼玉に住居があり東京23区内へ5年以上通勤していること(移住前10年間で通算5年以上。直前の1年は東京23区への通勤が必要)

  2. 移住支援事業を実施している県・市町村への移住

  3. 移住支援金の対象となっている求人へ新規就業した場合

起業支援事業の支援金制度

地域の課題に取り組み、新たに社会的事業を企業する方を対象に事業費の援助として最大200万円が支給されます。

起業支援金の対象者

  1. 東京、神奈川、千葉、埼玉以外または東京圏内の条件不利地域(※)で社会的起業を行うこと

  2. 公募開始日から補助事業期間完了日までに個人開業届または法人の設立を行うこと

  3. 起業地の都道府県に住んでいるまたは住居住予定であること

    1. ※条件不利地域:過疎地域自立促進特別措置法、山村振興法、離島振興法、半島振興法及び小笠原諸島振興開発特別措置法で規定される条件不利地域を有する市町村のうち、政令指定都市を除く市町村

県が行う移住支援制度

県単位で行われている移住支援も住まいに対する支援金や、移住先を考える段階でその土地を訪れる際の交通費などが支給される制度が設けられています。
県によって支援を受けるための条件や金額が異なるのでそれぞれの県のホームページをチェックしておきましょう。
東京圏からの移住者に限るものもあれば、全国の移住者が対象となっているものなど様々です。

地方自治体が行う移住支援制度

移住者の受け入れを積極的に行っている市町村や、自治体単位でも支援が設けられます。
自治体が行う支援も様々な種類があり、家賃補助や格安で土地を購入できるもの、空き家を市がリフォームし、その後貸し出すものなど生活の基盤を支えてくれる事業が多くあります。

100万円がもらえる以外にも移住支援制度の種類はさまざま

国が行う地方移住支援は東京圏に住居があり、東京へ通勤している方のみに限られています。お金が支給されるという支援の形ですが、街や自治体単位で行われる移住支援制度には様々なものがあります。
移住すれば現金100万円がもらえるというのも魅力的な取り組みではありますが、住み続けることで土地や家をもらえるものまであります。街が行う様々な移住支援をチェックしましょう。

家の購入費・改築費などの支援について

県や自治体が行う支援制度のなかで最も数が多いものが住宅に対しての支援事業です。
移住に伴い新築で家を建てる、または中古の住宅を購入しそのリノベーションを行う際に支援が受けられる制度はとても多くなっています。
地方であれば都市部では夢であったマイホームの購入が一気に現実的になります。

熊本県益城町

住宅を新築・または購入した方に1年目に50万円、3年目に50万円が支給されます。

北海道標津町

80平米以上の住宅の新築で建築工事費の10%を補助(最大200万円)、町内の業者を利用すれば更に50万円、新規移住者に50万円の最大合計300万円を支給します。

鳥取県岩美町

町内の空き家を購入する方に対して最大30万円を支給し、県外からの移住の場合、空き家の利用や購入で最大200万円を支援されます。

定住すればタダで家がもらえる制度もある

地方移住を志す方なら、その街に住み続けることを目的としている方多いのではないでしょうか。
選んだ街を故郷とすると決め、長く住み続ける条件が整っているのであれば「住み続けることで住宅や土地がもらえる」そんな補助を利用してみるのも良いでしょう。
一部ですが、定住すると家が支給される自治体を紹介します。

宮城県七ヶ宿町

40歳以下の夫婦で中学生以下の子どもがいる家庭が対象となり、新築の木像2階建て住宅を月額3万5,000円で貸し出しされます。
20年後には土地・住宅がそのまま支給される制度です。

石川県穴水町

20歳以上40歳以下の夫婦が一戸建てを新築し、定住を希望する方に無償で土地を支給する制度です。

家賃が補助される

県外からの移住者に対して、賃貸住宅の家賃が一定期間補助される制度も多く見られます。金額や条件などは自治体により様々ですが、補助がなくとも安い地方都市の賃貸料金がさらに補助されるので新しい生活に対する不安が軽減されます。
北海道三笠市
単身世帯、若年夫婦のどちらにも家賃が補助される制度を実施しています。
会社の家賃補助制度を差し引いた半分の助成が行われ、単身世帯が助成中に若年夫婦になった場合も継続可能です。さらに子どもが生まれた場合はその子どもが中学校を卒業するまで支援金が受け取れます。
岐阜県郡上市
55歳以下で市内の企業に就職した方に対して1ヶ月最大2万円を3年間補助する制度です。

特定職種に就職で支援金がもらえる

移住に伴い農業や漁業など新しい仕事を始めたいと考えている方がチェックするべきなのは特定職種への就職で支援金が継続して受け取れるものかという点です。
新しく事業を起こす方のほかに、漁師に弟子入りする若い方への補助や、担い手不足で廃業を決めた地方工業の職人に弟子入りし事業を受け継ぐことを条件に継続して補助が受けられるものもあります。
地方の伝統を守ることもできますし、移住と仕事探しが一度に可能な魅力的な取り組みです。

京都府舞鶴市(漁業)

漁業に従事する目的に伴う移住をし、空き家を購入される方を対象に上限180万円の補助があります。

鳥取県日南町(農業)

農業技術の習得を目的として最長2年の研修を行いながらお給料を受け取る制度です。住宅の斡旋や空き家の助成も用意されています。
農業をゼロから始めたい方におすすめの制度です。

兵庫県豊岡市(農業)

移住者、または市内居住者が市内で農業に従事することを目指し研修を受けることができる「豊岡農業スクール」を開校しています。
週に40時間の農業研修を受けながら月額10万円を受け取ることができます。

山口県萩市(農業)

農業を志して移住する方に月額2万5,000円で住居を用意しています。
農業を始める前の研修費や、開始してから経営が安定するまでの間の生活を支える助成金もあります。

移住の100万円の支援制度を活用しよう!

全国各地で積極的に行われている移住支援制度は、新しい生活を始める際の大きな手助けになります。
支援を受けられる町を中心に移住先を探したり、お気に入りの町を見つけて支援があるかの確認をするのも良いでしょう。国の支援制度は2024年までの予定のようです。
地方移住に興味のある方はこの機会に、支援制度を利用することを検討してはいかがでしょうか。
お試し移住の物件をチェック!

2022年版おすすめの移住地ランキング!


こちらでは、地方移住に人気の地域1位〜5位を紹介します。
1位:静岡県
2位:福岡県
3位:山梨県
4位:長野県
5位:群馬県

ランクインした地域の良い共通点としては以下の通りです。
・都心へのアクセスが良い
・地方移住支援制度が充実
・家賃相場が安い
・自然豊か
地域の特徴について詳しくはこちらの記事をご覧ください!
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実際に東京から地方移住した人の声を紹介

地方移住ランキングに上がった県へ移住した人の実際の声を一部ですが、紹介します。

東京から静岡県富士市へ移住

富士市を選んだきっかけは?
東京の職場へは、自宅から新富士駅まで自転車で5分、その後、新幹線と在来線を使い、仕事場まで1時間半程度で行くことができます。
新富士駅からは新幹線もあまり混まないので、席に座れて、ゆったり通勤できるのがよい。
富士市での暮らしの魅力は?
富士山がきれいに見えること!妻は、毎日自宅の2階から富士山を眺め、その日その日で異なる富士山の写真を撮っています。
家の食卓も豊かになりました。
スーパーには地元の新鮮な野菜や生魚が並び、妻は散歩の途中で見つけた無人販売で野菜を買うこともあります。
インタビューの続きはこちら
▶︎富士市について詳しく見る

東京から長野県佐久市へ移住

佐久市を選んだきっかけは?
もっと自然に近いところで暮らしたい、人生を豊かに過ごしたいと思ったのがきっかけ。
もともと趣味や旅行でよく来ていたことや首都圏へのアクセスなどから長野県が選択肢に。
その中でも様々な条件が「ちょうどいい」理由から佐久市を選択。
(出退勤で)満員電車に揺られて精神をすり減らすような生活を終わりにしたかった。
地方暮らしの魅力は?
趣味をこれまで以上に楽しめるようになったこと!東京にいたころは山やスキーに行くときは事前に予定を立てていろいろ予約して・・だったのが、今では天気予報を見てコンディションのいい日にすぐスキーに行ける。
また、熱帯夜がない!
東京にいたころは夏がとにかく暑くて、寝苦しい夜がストレスでしたが、佐久市では観測史上熱帯夜はなし。
非常に過ごしやすくて感激した。
インタビューの続きはこちら
▶︎佐久市について詳しく見る

地方移住のサポートに積極的な地方サイトを紹介

こちらでは、地方移住ランキングに上がった5つの都道府県が移住者を支援するために運営しているポータルサイトを紹介します。
気になる都道府県のサイト、ぜひチェックしてみてください!

静岡県:ゆとりすと静岡

引用:ゆとりすと静岡
移住セミナー、空き家バンク、各種相談窓口など、静岡県への移住を考える際に役立つ情報を提供。
▶︎ゆとりすと静岡はこちら

福岡県:福がおーかくらし

引用:福がおーかくらし
リアルタイムに福岡県内のイベント情報や新着情報を発信、引越し、転職、起業、就農、支援制度を紹介。
▶︎福がおーかくらしはこちら

山梨県:やまなし移住・定住総合ポータルサイト

引用:やまなし移住・定住総合ポータルサイト
各市町村の特徴・くらし子育て・しごと・住まいなど移住を始める人へ、気になる情報を発信。
▶︎やまなし移住・定住総合ポータルサイトはこちら

長野県:長野県の移住ポータルサイト

引用:長野県の移住ポータルサイト
移住に関する支援制度や、セミナー、イベント情報、県内の仕事情報について掲載。
▶︎長野県の移住ポータルサイトはこちら

群馬県:ぐんまな日々

引用:ぐんまな日々
群馬県内の移住相談会や市町村の移住定住支援制度について掲載。
▶︎ぐんまな日々はこちら

最新の支援制度やおすすめの地方を知って地方移住計画を立てよう

特に、東京圏からの移住者には支援が手厚いことが分かりますね。
最新の情報やその地域の特徴をしっかり調べて、満足のいく地方移住を計画しましょう!
移住について詳しくはこちら


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