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【素材加工記録✏️】スタイロフォームの加工


今回は、演習でのスタイロフォームという材料の加工についてまとめました!よかったら見ていってください👀




目次ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(1)スタイロフォームとは

(2)スチロールカッターを用いた、スタイロフォームの切り出し

(3)スタイロフォームの削り・磨き

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(1)スタイロフォームとは

 スタイロフォームとは、合成樹脂素材の発泡プラスチックの一種です。原料はポリスチレン(PS)で、キメが細かく、薄青色の素材です。
 家の断熱材として使われている建材です。

スタイロフォーム

 [性質]
 ◯断熱性
 ◯耐水性
 ◯軽量
 ◯衝撃に弱い →凹みやすい
 ◯溶剤で溶融 →シンナーの入っている油性ペンなどでも溶ける
 ◯耐熱温度が低い →熱を加えて、溶かして切れる!
 ◯切り、削りがしやすい
 ◯酸、アルカリに対して安定
 ◯紫外線により劣化しやすい



 [加工方法]
 ①切る
 ②削る
 ③磨く
 ④接着する
 ⑤溶かす
      今回は②③⑤で加工しました!



 次に、今回スタイロフォームを切るために使ったスチロールカッターについても説明します。







(2)スチロールカッターを用いた、スタイロフォームの加工

 

 スタイロフォームの、熱を加えると溶けるという性質を使って、スチロールカッターというもので溶かして切りました。


[スチロールカッターの説明]

スチロールカッター


 ❶の部分は電熱線で、この部分が高温になることでものを切ることができます。
この電熱線は細く、熱しやすく冷めやすいので、ペダルを踏むとすぐに温まり、ペダルを踏み終えるとすぐに冷めます。)
 ❷はガイドで、物をまっすぐ切るときに使います。ものをガイドに沿わせて切ると、きれいな直線状に切ることができます。
 ❸この部分は定規が埋め込まれており、切るときに長さを確認することができます。



[スタイロフォームを切る手順]

 ①スタイロフォームの切りたい部分にあらかじめ線をつける。

 ②真っすぐの線なら、ガイドを動かして切りたい長さのところで固定しておく。

 ③プラグを繋いでスチロールカッターの電源を入れる。 

 ④スタイロフォームをガイドに沿わせて置き、スチロールカッターのペダルを踏んでスタイロフォームをスライドさせて切る
 ※この時、切り終わったらすぐにペダルを踏むのをやめる。

【注意⚠】ーーーーーーーーーーーーーーー
 寸法通りに立体を完成させるために、スタイロフォームの線をつけた部分よりも2mmほど大きく切り出しておき、あとからやすりで削ると良いです。
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[切るときのポイント]

 
 ◯電熱線は高温なので、ペダルを踏んでいる間は絶対に触れない!

 ◯ペダルを踏んでいれば前後左右自在に切ることができる。
 
 ◯ペダルを踏むのをやめるとすぐに冷めて切れなくなる。

 ◯切っている途中で、ペダルを踏んだままスタイロフォームのスライドを止めてしまうと、その部分だけがどんどん溶けていくので、止めるときはペダルから足を外す。
↓↓↓
 ペダルから足を外すと電熱線はすぐに冷めるので、スタイロフォームに電熱線がくっついてしまう。無理にスタイロフォームを取ろうとすると電熱線が切れるので、取るときはもう一度ペダルを踏みながら取る。









(3)スタイロフォームの削り・磨き


今回はスタイロフォームを、スチロールカッターでこのような形に切り出しました!


切り出した立体の底面

ですが、スチロールカッターで大体の形は切り出せるものの、直線や直線がブレていたのでそれを直すためにやすりで削って形を整えました。また、目の細かいやすりで表面を磨いてツルツルにしていきます!
※先程も書いたように、ここで削ることを考えて、実際に切り出したい寸法よりも2mmほど大きく切り出しておくと良いです!


[やすりの粗さ]

 30〜〜〜100〜〜〜150〜〜〜1000〜〜〜
 粗い→→→→→→→→→→→→→細かい


 今回は、100番で大きい凹みなどを平らにしたあと、150番で磨いています!
 まだ完成はしていないので、これからもっとツルツルに磨きたいと思います💪






 スタイロフォームの加工1回目の記録は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️


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