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「データを取る」だけでは陰謀論か都市伝説‼︎

世の中には意外と「データを取る‼︎」と言い。事象に対しての共通点や相違点を探し、それで満足されている方が意外と多いように見受けられます。

僕はそんなの、ただの陰謀論や都市伝説だと思っています。

「この薬を飲んだら2年で死ぬんです!」
「実験で投与されたマウスは皆2年で死んでます!」あれ?そもそもマウスの寿命って2年ですよね?🐭

みたいな、
相関関係にはあるけど因果関係ではないことなんて世の中腐るほどあります。そのことを理解した上でデータを取って仮説検証し、戦略を練らないと見当違いの方向に進んでしまいます。

今回の記事では具体例と共に「データを取る」を効果的にして、適切な未来予測するための方法について書いていきます。

1.相関関係と因果関係の違い


まず定義として相関関係は、"AとBの事柄になんらかの関連性があるもの"のことを言います。

一方で因果関係とは"原因とそれによって生ずる結果との関係"です。相関関係と違って原因があるから結果があり、結果が起こり、原因が起こることがない事をいいます。

▼原因→結果
⭕️)広告数が増える→販売数が増える
⭕️)営業マンが増える→売り上げが増える

▼結果→原因
❌)販売数が増える→広告数が増える
❌)売り上げが増える→営業マンが増える

例として、
"何故か『コーヒー』と『ビックマック』が一緒にめっちゃ売れる‼︎"という事象があったとします。

そのことを受け、販促活動を以下2つの理由の打ち手を検討しているとします。

  1. コーヒーを配ってビックマックが売れて売上を上げる

  2. ビックマックを配ったらコーヒーが売れて売上を上げる


(1)はハンバーガー屋さんで「コーヒーだけ無料で貰って帰る。」という人は、人間の心理的に少いと思います。「ついでにハンバーガー買って帰ろ。」って人が多そうです。コーヒービックマックの相性が良いというデータがあるから利益率の高いビックマックが沢山売れると考えられます。

(2)はハンバーガー屋さんで「ビックマックだけ無料でもらって帰る。」という人は案外多そうです。人間の心理的に、ついでに何か買って帰る人は少なからずいると思いますが。「ラッキー!!ビックマック無料でもらえた!」みたいな感じでビックマックだけで大満足して帰る人が多いと考えたられます。

よって、打ち手としては、(1)のコーヒーを配って売上を上げる施策の方が効果的であることが予測できます。

このようにデータを取って相関関係であることが分かったとしても、因果関係を間違えると検討違いなことをしてしまう可能性があります。事象に対して適切に分解して考察し、仮説を立て検証をしないと膨大なお金を掛けて、データを取り作った壮大な戦略や設計図は無に帰してしましいます。

今回の例はわりと単純な事象でしたが、実際はもっと複雑で色んな物が絡みあっています。そんな複雑化した現代において、効果的な未来予測をする方法があります。その方法を解説していきます!!


2.効果的な未来予測を行う方法


例として。広告費をいくらかけたら、商品がどのくらい売れていくのか予測を立てるために、広告費と販売数の関係性を求めていきます。

▼販売数
8月:400個、9月:500個、10月:650個、11月:550個、12月:1100個

▼広告費
8月:10万円、9月:15万円、10月:20万円、11月:17.5万円、12月:21万円

過去5ヶ月間の販売数と広告費のデータを上記と仮定して、下記に販売数と広告費の関係性を図を示します。

販売数と広告費の関係

図の中にあるR^2は統計学の世界で相関係数と言われていて、下記のような数値によって、相関関係があるのかを表す指標となっています。
※R^2はRの2乗と言う表現です。

R^2=0.0~0.2  → ほとんど相関関係がない
R^2=0.2~0.4  → やや相関関係がある
R^2=0.4~0.7  → まあまあ相関関係がある
R^2=0.7~1.0   → 強い相関関係がある

相関係数(R^2)の基準値と関係性

上記のことから今回の販売数と広告費の関係性は"R^2=0.62"のため、"まあまあ相関関係にある"といえます。


…これだと間違えです。

グラフを見ると下記のように異常値があることが分かりますでしょうか?

販売数と広告費の関係

単に"販売数"と一括りにしても、その販売数はいろんな起因によって生じた数字になっています。今回は12月の数値だけ異常値であることがわかりますが、この月だけ何か特別な事象が起こった可能性があります。

毎月は起こらない、特殊なイベントや政治情勢によっても影響する場合があるので、販売数の数字を分解して考える必要があります。

例えば、
渋谷のコーヒー屋さんCHIMNEY COFFEEが行う、キングコング西野さんが4200円のカフェオレベースを300個販売するバイトイベントがあります。1回のイベントで126万円の売上が上がります。
#本当に美味しいカフェオレなのでおすすめです↓↓

【6/4(日)】キンコン西野が手渡しをする極上のカフェオレ

このように明らかな特別事象ではなくとも、普段は起きない特別事象が起きてた場合はそれを考慮しないと計算が狂い、間違った方向に進んでしまいます。

なので、複雑化した事象もシンプルな要素に分解して、まとめていくことで効果的な未来予測を立てることができます。

今回の場合だと、
"販売数"を分解して見ると、12月に年末商戦(年末のセールやオリジナル商品の投入など、さまざまな商売戦略を行うこと)によって増えた販売数があったことが分かりました。なので"販売数"を分解すると以下3種のデータにまとまります。

▼販売数
8月:400個、9月:500個、10月:650個、11月:550個、12月:1100個

▼特別事象(年末商戦)の販売数
8月:0個、9月:0個、0月:0個、11月:0個、12月:400個

▼特別事象(年末商戦)を除いた販売数
8月:400個、9月:500個、10月:650個、11月:550個、12月:700個

そして、"特別事象(年末商戦)を除いた販売数""広告費"の関係性を図に示します。

特別事象を除いた販売数と広告費の関係

一目瞭然、
販売数と広告費の関係性は"R^2=0.62"のため、"まあまあ相関関係にある"といえましたが。

"特別事象(年末商戦)を除いた販売数""広告費"の関係性は"R^2=0.916"のため、"強い相関関係にある"ことがわかりました。

よって、
「今の広告は効果的に作用していて、広告費を増やせば販売数も増えていく。なので今度はどこまでが費用対効果が良い広告なのかデータを取りに行こう!」などと正しい方向に向かった戦略を立てれるようになります。

このように、1つのデータや数字だけ見ても間違えてしまうことは沢山あります。どんなに複雑であっても丁寧に要素を分解していくことでシンプルなデータにまとめることができます。そうすると間違いの少ない効果的な未来予測を立てることができます!!

という話しをここ数日で僕は学ばせて頂きました。なので、誰でもこのレベルまでなら数日で理解することができます!必要なのはその学び方だと思っています!

3.先人の知恵!!基本戦術の重要性


何事にも基本戦術や陣形、公式など先人が数百年、数千年かけて生み出してきた知恵があります。将棋のルールを知っていて出来たとしても、『穴熊』などの基本戦術を知らないと良い結果は出せません。

コツや正しいフォーム、最適な方法を学ぶことで上記のような分析が誰でも出来るようになるので。そこを学ぶことの大切さがわかります。

上記の相関係数(R^2)・統計学を求める方法など僕はそれまで存在すら知りませんでしたw

伝えたいことは、僕が天才であることなんかではなく。今の時代、数日で専門的な知識を身につけられる動画教材が存在していると言うことです !!

損益計算書(PL)?貸借対照表(バランスシート)?何それ美味しいの?状態で事業数値に対して何から手を付けたら良いのか分からなかった僕に友人がおすすめしてくれた動画教材がこちら↓↓↓

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という、「動画教材って学ぶのに最強だな」「いい教材とか情報はいろんな人にシェアしたくなるんだな」という感想noteでした。最後まで読んで頂き日々感謝しております!!!


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