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手術の日。39歳双子自然妊娠→稽留流産

6月2日。手術の日。

昨日の前処置では意識を失った、、、。

内診台の上で、足を広げると、サッサと前処置が始まった。エコーで一瞬、胎嚢や卵黄嚢、胎芽らしきものが映ったが、そのまま器具を突っ込まれ、子宮口が狭い、固い、と言われながら、カチャカチャされた。

子宮から頭の先までぐわーーーーっと痛みがきた。

深呼吸してーと言われ必死で深呼吸。途中看護婦さん(助産師さん?)が手を握りに来てくれた。少し落ち着いた。

なんとか処置が終わり内診台を下ろされたが、立ち上がれなかった。大丈夫?と言われたが、フラフラしてきた。血の気が引く感覚がして、そのまま気を失ってしまった、、。

〇〇さん、〇〇さーん!目開けて下さーい!と言う声で真っ暗な世界からフワッと戻った。

ほんの数分だったと思うけど、ここどこ?何してたんだっけ??となり、目の前の看護婦さんの顔を見て、状況がわかった。

それからしばらくベッドで横になっていた。

、、、涙が溢れた。

涙の理由は痛かったからじゃない、手術の不安でもない。

赤ちゃんをちゃんと確認して説明されずに処置されたから。

私は先生の手を止めれなかった。

もう9週を過ぎた頃だから、胎芽が見えるか見えないかの大きさでは確実に育ってない。

わかってたけど、先生の説明がなかった。

すごく久しぶりに会えたのに、、、。赤ちゃんの様子を見るのはどんな状況でも楽しみだった。

手術前の処置の時には、胎芽を拡大して動き(心拍)がないか確かめてもらえると思ってた。

私は泣きながら看護師さんに訴えた。

「今からでももう一度エコーで赤ちゃん確認したい。」

看護師さんはティッシュで私の涙を拭きながら、"説明がなかったの?ベィビー見なかったの?今は子宮口にガーゼが詰まっているから、今からエコーできるかはわからないけど、、先生に言ってくるから、待っててね。"と言って出て行った。

あー涙が止まらない。駐車場で待つ彼にLINEし状況説明。

その後先生がベッドまで来て、謝り稽留流産である事を説明してくれたが、私は「エコーを見ながら確認したい」と伝えた。

明日、手術前にエコーを見ながら説明してもらう事になった。

その後体と気持ちも落ち着いたので病院を出た。


その日の21時頃から絶食、次の日の朝9時以降は絶飲食。ギリギリまでひたすら寝た。

手術当日。12時半に病院へ。

コロナで付き添いは原則できないが、昨日のこともあり不安だったので、術後、ベッドの側に彼に付き添ってもらいたいと病院に相談した。

個室を用意してもらえ、付き添いオッケーとの事。

エコー検診も付き添える事になった。

「内診台でおまた広がるけど、大丈夫?」って彼に確認すると、コクンとうなずいたが複雑な表情だった、、、。私が「付き添って欲しい」と言うと、「わかった。」と意を決してくれた。

エコーには小さな胎芽。心拍なし。9週過ぎで2ミリ程しかなく成長していない、など説明を受けた。

わかっていた事やけど、手術の前に必要な時間だったと思う。

私は彼と一緒にお腹の中の小さな命とお別れする事ができたから、思い残すことはこれでなくなった。

それからは点滴や麻酔をし、麻酔から覚めるとちょうど手術が終わる頃だった。

まだ頭はユラユラしていたが、自力でベッドへ移動する。

彼がいた。

もぅ、この安心感ってこれ以上ない。

ベッドの側にいてくれるだけで、本当に有り難たかった。

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彼が「近くにわらび餅屋さんがあったよ、帰り寄ろう」と言ってくれた。お腹が空いて仕方なかったので、食べる事が術後の1番の楽しみだった。

私は眠ったり起きたりを繰り返していた。2時間程で点滴が終わり、診察を受けて、退院となった。

歩いているとゆらゆらと麻酔の影響で、二日酔いみたいな気分の悪さ。

早速わらび餅屋さんに行き、わらび餅とソフトクリーム抹茶ミックスを購入。

ソフトクリームは秒で食べれたが、わらび餅は途中で気分が悪くなってしまい、、その日は食べれなかった。あんなに楽しみにしていたのに。。

その日はうどんを少し食べ、シャワーは浴びずに、早めに就寝した。

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手術から数日が経つが、エコー写真を飾っていつも眺めている☺️

またすぐ戻ってきてくれるはず。

待ってるね☺️



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