見出し画像

サラリーマンキャリアポートフォリオ理論

こんにちは!今日のnoteは久しぶりにキャリアや人生の生き方について書いていきたいと思います。

ゴールデンウィークも終わり、本格的に仕事再開となったこの5月。変革期にある私の部署では、より一層流れの早いワークフロー、プロジェクト進行が続いています。そんな中でも新しい展開や流れに追いて行かれることなく、なんとか今の状況を乗り越え、そして楽しんで過ごせているように思います。

転職をして1年と約3ヶ月。ここまで正直言って辛いなと思う時期もありましたが、今は胸を張ってこう言えます。

この会社に転職したことは、正しい選択だったな、と。

以前のnoteにも書いていますが、私はとても前職の職場が気に入っていました。それなりにやりがいのある仕事を与えていただける、成果を出せば適切に評価いただける、そして何よりも周りの仲間がいい、信頼できる、働きやすい。

でも、私はそんな会社を後に、「次なる挑戦」という道を選んだのです。一部の同僚にとっては意味不明だったかもしれません。「えっ?!辞めるの?今このタイミングで??」きっとそう思ったメンバーもいたことでしょう。

また、私自身の中でも迷いはありました。本当にこの挑戦は自分にとって良い方向に転ぶのだろうか?と。いつだってみたことのない世界は怖いものです。正直勇気が入りました。

ですが、結果的に今はとても満足しています。それはなぜか?

履歴書的にも、また実力的にも明かに「自分は成長できている」という充実感を今までになく持てているからです。つまりそれは、自分として新たなポートフォリオを獲得できたことに他ならないと感じるんです。

今日のnoteでは、そんなキャリアのポートフォリオについて、私の考えを書いてみたいと思います。

そもそもポートフォリオとは?


この言葉がよく出てくるのは、資産形成の世界です。

どういった種類の資産を、何%ずつ有しているか?その分散のことを言ったりします。例えばこんな感じ。

日本円預金 50%
外国為替預金 10%
国内株式 10%
外国株式 10%
国内債券 10%
外国債券 10%

このように、さまざまな種類の資産を持つことで、チャンスの拡大やリスクの軽減を行うことができます。

例えば、株式にインデックス投資を行えば、商品や時期、投資期間によっても変わりますが、一般的に年3~7%くらいの利回りを得ることができます。これは日本の銀行にお金を単純に預けていても得られないものです。

また、外国為替預金をした場合、これも時期やどこの国の通貨を買うか、預金の形式(一般的に定期預金の方が利率が高い)によっては、日本円でそのまま銀行に預けているよりも高い利回りを得ることができます。

さらに、現在のような円安(つまり円の価値が下がった状態)になると、外国為替預金をもともと持っていた方が結果的に日本円での資産が増えることにつながるのです。

このように、日本円預金という軸(主食)は持ちつつも、少しでもいいから別の資産(副菜)を持っておくことは、結果的に総合的な資産を強くする要因になります。

ポートフォリオ理論は、投資だけに留まらない


資産形成の世界で最もよく使われるポートフォリオという言葉ですが、投資以外の場面でも最近耳にすることが増えてきたように思います。その中でも一番多いのはキャリアです。

「キャリアポートフォリオ」というと、副業として語られることが多いイメージがありますが、私は副業だけがキャリアポートフォリオではないと思います。副業を持たないサラリーマンであっても、キャリアポートフォリオを組むことは可能なんじゃないか?そんなふうにいつも思うのです。たとえばこんな感じです。

本業となる自部門の業務 70%
他部門との協業、新たな取り組みへの参画 10%
本業と関わらないメンター 10%
社内コミュニティの運営 10%

会社から与えられている仕事の時間の一部を本業ではない活動に分散する。これにより本業の生産性の向上も図れますし、本業以外の活動におけるちょっとした取り組み・挑戦が次のキャリアへの道を作ることだってあり得ると思います。

サラリーマンとしてのキャリアポートフォリオ形成が市場価値を高める


こうしてちょっとずつ本業の傍で挑戦してきたことが、ひいてはサラリーマンとしてのキャリアポートフォリオを広げることに繋がると思います。

私の場合、幸運にもこれまでのキャリアにおいて様々な仕事に挑戦してこれました。これらの挑戦の結果が、自分らしいユニークなキャリアポートフォリオを形成していったのだと思います。ひいてはそれが、キャリア人材としての市場価値を高めてきました。

業界内での幅広い職種経験
英語を使った仕事経験
管理職としての仕事経験
プロジェクトマネジメント、ロジカルシンキング、プレゼンテーション

1つ1つが飛び抜けてスキルが高いわけではないのです。ですが、どれもある一定レベル以上の力をつけてこれたなって自信があります。そういったスキルを掛け合わせることができると、思っている以上に人材としての市場価値は高まるのです。

凡人な私のような人間にとって、自分らしいキャリアポートフォリオの形成は、最も効率コスパの良い市場価値のあげ方だと思います。

私のキャリアポートフォリオ


さて、何が言いたいのかわからなくなってきたところでw、最後に私のポートフォリオを紹介してこのnoteを終わりたいと思います。

私は、キャリアにおいては以下のようにポートフォリオを広げてきました。

【1社目】営業MR時代(2003 - 2009)
 コミュニケーションスキル、交渉スキル
【2社目】マーケットリサーチャー時代(2011 - 2014)
 プレゼンスキル、データ分析スキル、英語力
【3社目】事務系(安全管理部門)時代①(2014 - 2021)
 ロジカルシンキング力、プロジェクトマネジメント力
【4社目】事務系(安全管理部門)時代②(2022 - 現在)
 人材マネジメント力、英語プレゼン力、部門間交渉力

1つのスキルだけに絞り込むのではなく、様々なものに挑戦して、それぞれをコツコツとスキルを高めていく。これこそが自己資本を強くし、稼ぐ力を向上させ、そしてそこで得た実力や資金が次なる挑戦の場の出現につながるのだと思います。

サラリーマンキャリアポートフォリオ。これからも私はこの感覚を大切にし、これから続くキャリア人生を楽しく、軽やかに歩いていきたいと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?