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ビビりつつ"リスク"が取れる社会に | 私の2024への想い

こんにちは!今日のnoteは澤サロンnoteもくもく会1月のテーマ、「#2024への想い」という内容で書いてみたいと思います。

1月ということもあって新年の抱負的な意味も込めてのテーマなんだろうなって思うんですが、すでに私の今年の抱負については以前のnoteで書いてしまったので、今日は少し視野を広げて、社会に対する期待というか、世の中もっとこうなっていけば素敵だろうなぁ〜といった私の願望について書いてみようと思います。

いやぁ〜ほんと最近つくづく思うんですよね。日本社会もだいぶ変わってきたなって。「いやいや、全然変わってないでしょ!」っておっしゃる方もいると思うんですが、次のように私の目には変化を感じています。

  • 日本人が、モノの価格が上がることを「まぁ〜このご時世しゃーない!」と受け入れ出した。

  • 日本企業が、「いや、流石にこのご時世"JTC"ではまずい・・・」と感じ始め、設備投資や収益改善に向けて行動を起こし出した。

  • 日本社会が、ビックモーターやら、ジャニーズやら、「そりゃ、人としてアカンことはアカンやろ!」と声を上げ出した。

一言で言えば、「ここが変だよ日本人」ってこれまで海外から思われていたことについて、ようやく動き始めたなって思うんですね。

どれも従来からそうだとわかっていた・・・・・・・・・・。でも、なかなか行動・・・・・・できなかった。しかし、ようやくその尻に火がついた。そんなふうに感じています。

でも思うんです、なぜ今になってどれも急にできるようになったのかな?って。ちょっと不思議じゃないですか?

「牛丼やすすぎやろ!」ってみんなわかっていたし、「ハンコ文化っていらなくね?」ってみんな思っていたし、「パワハラ・セクハラ、ダメ!絶対!!」って、もういつの時代ですか?って話じゃないですか。

でもず〜っとやめられなかったんです。だって怖いから。

お客さんが減ったらどうしよう、上から何か言われたらどうしよう、仕事なくなったらどうしよう。

こういった心理が、ずっと本来取るべき行動・・・・・・・・から日本人を妨げてきたんだろうなって思うんですね。

多くの日本人は、どこか「行動すること」の方が、「しないこと」より"リスク"だと考えてる節がある気がします。

とはいえ、動き始めた日本社会はもう待ってはくれません。新NISAの開始、社会保険料の引き上げ、そしてゆくゆくは配偶者控除や住宅ローン控除の廃止、消費増税。明らかに"個人"の行動変化が求められはじめています。

今日のnoteでは、そんな最近の状況を受けて、私にとっても大切な日本社会に向けて、2024年の想いを書いてみたいと思います。

なぜ日本人はリスクを取れないのか?


失敗したくない、負けたくない、損したくない。
無意識に日本人の心には、こんな想いがあるからなんだろうなと思います。

GPT4さんに聞いてみたら、こんな答えが返ってきました👇

1. 集団主義文化: 日本の社会は集団主義的であり、個人よりもグループや社会全体の調和を重視します。これにより、個人がリスクを取ることは、集団に対して責任を感じるため控えめになりがちです。
2. 教育システム: 日本の教育システムはしばしば一つの正解や受験勉強の重視に焦点を当てています。これが創造性や独自のリスクを取る行動を抑制することに繋がることもあります。
3. 歴史的背景: 日本の歴史を通じて、安定性と秩序が高く評価されてきました。これは、不確実な行動や大胆なリスクを避ける文化的傾向を育てる一因となっています。
4. ビジネス環境: 日本の企業文化では、長期雇用と終身雇用制が根強く、リスクを取ることがキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、安定性を好む傾向があります。
5. 社会的恥: 日本では、失敗を個人の恥と捉える傾向が強いです。これが新しい試みやリスクを取ることを避ける理由となることがあります。

Chat-GPT4

確かに、集団心理や教育システムなんか、もろに影響していそうですね。失敗するとカッコ悪い。現状のメリットは享受しつつもトクを得たい。石橋は叩いた上で渡りたい。とにかく、"ダメージ"を受けることに対して、アレルギーのようなものがあるんですね。言い換えれば、ドラクエならスライムをいっぱい倒し、レベルを上げてからでないと、ボスに臨みたくない!といった思考です。これが日本人がリスクが取れない根底理由だと思うんです。

リスクは、負けいくさ?


つまり、日本人は無意識的にこんなふうに考えているように思うんです。

  • 転職 = 築いてきた人間関係を失うリスク

  • 育休 = ポジション・出世を失うリスク

  • 投資 = 貯金を失うリスク

全て損する可能性・・・・・・ばかりが、先行して頭を横切るんです。でも、実際蓋を開けてみたら、本当に損をするのでしょうか?

相対的に他人よりリスクをとってきた私ですが、少なくとも私の場合、これまでほとんどのケースで損をしたことはありません。こういった"リスク"については当然念頭に入れつつも、必要な対策は事前に打って臨んできたからです。

転職であれば、本当に今後も付き合いたい人とは、LINEやLinkedInで連絡先を交換しました。育休は、事前にサポートいただく方に業務の手順をお伝えしたり、万が一の時は連絡をもらえるように、個人の連絡先をお伝えしていました。投資についても、自分が損しても良いと考える許容範囲を予め決めて、そこまでは投資を続けようと思ってからはじめました。

結果としてリスクをとった分だけ、リターンを得ることもできたように思います。

リスクは怖くない、取り方さえ知れば。


一方で、リスクが取れない人の行動は、総じて100対0的な考えが多いように思うんです。

リターンを最大化・・・するために、

  • 会社を辞めてから起業する

  • 休職してからMBAを取得する、そして取得してから転職する

  • 儲かる話に集中投資する

  • 価格が適正に戻るまでずっと待つ

その心の裏には、今まで他の人より乗り遅れた分を、絶対に取り返してやる・・・・・・・といった想いがどこかあるように思うんです。

でもね、残念ながら、世の中なんて自分の思うようには動いてくれない

  • 起業しようと思った頃にはニーズがなくなっている。

  • MBAをとった頃にはポジションは埋まっているし、巷にはMBAが溢れかえっている。

  • 自分の持つA株が儲かった頃には、B株はその3倍の値段をつけている。

  • 適正価格になったなと思ったその頃には、そもそも資産価値が下落している。

みたいなこと。

ドラクエみたいに、主人公がレベル上げている間にモンスターのレベルが上がっていなかったらOKです。ですが、実際の世の中はそんなことない。昨日戦ったスライムより、今日戦うスライムの方が強い、なんだったら10倍強かったらどうします?って話なんですね。

だから私思うんです。機を待っちゃいけない・・・・・・・・・・って。

行くべき時(つまり今)は勇気を持って変化に立ち向かう。ただ、いきなり大きくは無理だから、とりあえず日々は小さく実験・・・・・して、感覚値を掴んでいく。これが大事だなって思うんですね。

  • 転職 = まずは履歴書を書いて、それをLinkedInに掲載する

  • 育休 = まずは周囲に相談、うまく活用した人の話を聞く

  • 資格取得 = まずはYouTubeや学習アプリなどの、無料・少額のコンテンツを利用する

  • 投資 = まずは毎月1,000円、または1株から始める

確かにうまくいくことばかりではありません。課金してみたけど、結果身につかなかった。投資した後運悪く暴落が起きたなんてことももちろんあります。だからこそ最初は勉強代・・・だと思って、小さく始めるんですね。課金が英会話スクールのような何十万だったら損失は大きいですが、オンライン英語アプリのようなものであれば、数百〜数千円で済みます。株だって、単元株(100株)単位の購入なら、数万〜数十万の損が出る可能性がありますが、単元未満株1株だけの購入なら、まぁどんなに損をしたって数千円程度で済みます。要は、許容度の範囲内であれば、むしろそれはいい勉強代になったなと思えるくらいで済みますので、失敗も決してムダにはならないのです。

変わろう、そして幸せになろう


とまぁ、いつもながらに長々とつらつら書いてきましたが、なにはともあれ一番伝えたかったことってこれなんだろうなって思うんです。

言わずもがな日本って、世界的にみたらお金持っている国の割にまだ全然幸せじゃないじゃないですか?

働けど働けど給料は上がらず(違ったらすみません)、仕事はどんどん増えるばかり(違ったらすみません)。家族のために仕事をし、家族のために家事をする(違ったらすみません)。休みの日くらいゆっくりしたいけど、お金もないし休みも短い、旅行に行くとて高すぎる(違ったらすみません)。仕事がなくなるのも不安だから、ついパソコンを開いてしまう(違ったらすみません。はい、しつこくてすみません。🙇)。でも、こんなサイクルに入っちゃってる日本人、結構多い気がするんです。

全く幸せじゃないけど、このサイクルを辞めることにリスクを感じるから辞められない。だからスライムを倒し続けていないと、どこか不安を覚えちゃう。

そんな日本人に私は言いたい。もう辞めましょう、スライムを倒すのはと。それよりも、もっと自分を強くしてくれる敵のところへ、自分らしい仲間と向かおうじゃないですか!

それでもうまくいかなかったら、また戻ってくればいいじゃないですが、アリアハンの街スライムの住む世界へ。(あんまりそうしてほしくないけど^^;)

「小さな実験」は、そんな日本人をきっと新たな気づきの世界へ連れて行ってくれると思うんです。私も日々、ビビりつつ、今なおたくさんのリスクをとっています。2024年も、そんな私と一緒にnoteもくもく会やオンラインコミュニティー、その他いろんな場で、一人でも多くの実験仲間が増えることを願いつつ、このnoteを終えたいと思います。

2024年こそは、これまでの人生で最も幸せな一年が多くの日本人に訪れますように✨

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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