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はじめての個人投資 | 私にとってのありたいお金の使い方

今日のnoteは久しぶりにお金に関する話題を書いてみたいと思います。

皆さんはお金の使い方、どのようにされていますか?

ゴルフやスキー、はたまた車や時計といった高額な趣味に全力で投資してます!って方もいらっしゃると思いますし、反対に、なるべく将来に備えて貯金や資産運用をしています、という方もいらっしゃると思います。

私の場合、前者のような趣味(特に旅行)にお金をかけていることはありますが、相対的に考えると、やはり貯金や投資に回っているお金の方が多いと思います。恐らく世間一般の日本人とそう変わらない感じなのではないでしょうか。

実際に、こちらの統計データを見てみると、令和3年の世論調査では、2人以上の世帯における平均的な貯蓄額は2,024万円だそうです。

我が家は夫婦完全別財布なので、妻がいくら貯金を持っているのか知りませんが、色々なことを考えると、恐らく我が家においても、大体この前後くらいは溜まっていそうです。(住宅ローンがあるので、一括で払うと一気に貯金をなくせる感じではありますがw)

つまるところ、大変ありがたいことにそれなりにお金に余裕を持った生活をさせていただけているのです。

このような状況もあり、いつも感じるのがこのこと。

“私はどのように・・・・・お金を使うべきか?”

ありがたいことに、私は自身のキャリアアップを通じ、サラリーマンとしてそこそこ稼げるようになりました。また、自分が考えるムダなこと(合コンなど行きたくない飲み会での出費、深夜のタクシー代、あるいは自家用車やギャンブルなど)にも年々お金を使わなくなったことで、私の貯金は一気に増えていったように思います。

一方で、それと並行するように、「じゃあ私は、この稼いだお金で、いったい何をすべきなのか?」ってことを考えるようになったんです。

まだマンションのローンも残っている。子供の教育資金だって用意しておかなければいけない。だから、将来に向けて貯蓄しておくんだ、という考え方もあるかと思います。

ただ、なんとなくこれ、しっくりこないんです。。私にとっては。

それは、べつに今すぐ返さなきゃいけないもの(貯めておかなきゃいけないもの)でもないし、そもそも、必要になった時に考えればいいことだよな?って思うからです。

今お金を使うなら、もっと別のことに、もっと自分の心がときめくものに使いたいなって思うんです。

そんな中、今週「これだ!」って思えるあるお話をついに頂いたんです。それが個人投資資金援助の話。

これだけ聞くとちょっと怪しい感じに聞こえちゃうかもしれません。
でも、実際はそうじゃないんです。ここ数年、親しくさせていただいている知り合いの方が、最近事業を立ち上げられたのですが、その方から資金繰りで苦労されているというお話をお聞きして。

「もしよかったら援助させていただきますよ!」とお伝えしたところ、「では是非お願いできれば!」といった返事が帰ってきたのです。

こんな体験、私にとっては人生初の経験です。

今日のnoteでは、そんな今回の個人投資の話を振り返り、そこから自分のありたいお金の使い方について考えてみたいと思います。

おばあちゃんにもらった100万円

今回の投資の話をいただいた時に、パッと私の脳裏に浮かんだのがこのことでした。

28歳の頃、カナダに留学することを決めた私に、おばあちゃん(実祖母)は、100万円を送ってくれたのです。特にお金に困っていてお願いしたわけでもないのに、ポンと100万円を。

「どこでお金が必要になる場面があるかわからないから、お守りとして持っていけばいい」とのことでくれたんだと、両親が私に伝えてくれました。

その頃の私は、最初の会社で仕事もしていましたので、留学するからといって、学生ほどお金に困っていたわけではなかったのですが、それでもこの時にもらったお金の有難さは、今でも本当によく覚えています。

実際、このお金があったから、私は自分が「ここだ!」と思える時に、何の躊躇もなく資金を投じることができました。それは、語学学校しかり、旅行しかりです。

そして、結果的にそのお金は、私のとなり経験となって、私の記憶に組み込まれ、今の私を支え続けてくれているのです。

あの時身につけた英語力、あの時あの場所で見た景色、そして人生の価値観。

たかが100万円。
留学なんてすりゃ、すぐに吹っ飛んでしまうほどの金額です。

しかし、されど100万円。
100万円もあれば、いろんな実験ができます。人をテンポラリーで雇ったり、それなりの期間、研究等やりたいことに集中して生活ができたり、あるいは、短期留学や学校に通ったりと。そのわずかながらも大きなお金には、その人の可能性、ひいては将来を大きく変えるだけの重力が備わっているように思うのです。

Giveを繋ぐという想い

今回私が投資を決めたことの背景には、この想いが根底にあります。

“生きた形でお金を使いたい”

100万円という同じ金額であっても、使い道によって、自分にとっての充実感というか、満足感は全く違います。

旅行でパァーっと使う100万円、あるいは住宅ローン返済で使う100万円と、今回のような知人の事業を支援するための100万円では、同じ金額であっても全く意味合いが異なる。

前者は前者で人生を豊かにしてくれる可能性はあります。でもそれはあくまで一過性にすぎない。まるで打ち上げ花火のように。

しかし、後者は異なります。

その100万円というお金が、事業をつくるための血となり肉となり消化され、そして、それが次なる原動力となっていくのです。

今回援助をする方とは、あるご縁で毎月1回1on1をしていました。特に目的があったからというよりは、単なる勉強会の延長戦的な感じで、お互いにこの1か月でのビジネスアップデートをしたりと、雑談的な感じで。

でも、その方が本格的にご自身の事業に人生の舵を切られ、どんどん成長されていかれる中で、少しずつ感じていったんです。この方の目指す世界に、私はどう貢献できるだろうか?と。

私はSEのような技術者ではないですし、周りに起業家・投資家といった人たちもいない。はたまた、コンサルティングやコーチングのような経験もありません。ですので、ただ私にできることは、とにかくその方の困難に寄り添い、話を聞き、そして、このお財布にあるほんの少しのお金を、その方が困ったタイミングで、そっと渡してあげられることくらいかなぁ〜って思っていたんです。

で、ついにその日が来たんです。

たまたま先日お話しした際に、開発面は順調に進み出した一方で、資金面が若干苦しい状況にある、という話が出ました。その瞬間、心の中で「あっ、今だな!」って思ったんです。あの時、おばあちゃんにもらった100万円をようやく繋ぐタイミングが来たんだなって。

縁を大切にしたい

つまるところが、こういうことです。

今回の話、もし私がその方と知り合っていなければ絶対に起きなかった化学反応。私は、見ず知らずの会社に投資するほど、投資に詳しい訳でもないですし、ギャンブルや儲けがしたい訳でもない。あくまで目の前に自分が応援したい!って思える方が現れたからこそ、結果的に個人投資を行うという"経験"ができることになったんです

思い返せばそもそもこの出会いにしても、ひょんなことから。

当時通っていたビジネススクールのクラスが単に一緒だったというだけのことなんです。一緒に勉強会に参加したり、授業の後の飲み会に参加したり、それだけの関係性からスタートしたのです。それがまさか、こんなことになろうとは。

Voicy、オンラインサロン、コーチング。これも、たまたま近くにいた人から紹介してもらったり、気になって参加してみたり、相談したから繋がったもの。そんな小さなきっかけが、自分に新たな経験と成長をもたらし、新たな世界を見せてくれたんです

だから私は思うんです。そんな小さな縁こそ大切にしたいなって。

今回のお話、私は出資者であるにも関わらず、どこか自分が救われたような気持ちになりました

それは、ようやく自分のお金を、自分らしい形で、届けたい人に届けることができた(正確には、届けることができる)からです。

この支援が最終的にどうなるのかは分かりませんし、そもそも儲けるために出資するものではないので、基本的には自分に戻ってくるお金になることはないでしょう。

ですが、この支援がこの方のビジネスを育て、多くの人の笑顔とありたい姿の実現に繋がるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

支援を快くご快諾いただいた今回の起業家の方に、改めて感謝を申し上げるとともに、心から応援しております。私が投資した事業の成功を願い、このnoteを終えたいと思います。

ありがとうございました。

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