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料理が引き立つ『コスモス』

中央に料理をのせたら素敵に見えるだろうなぁ
と想像を掻き立てられるプレート。
1966年から77年まで製造されていたヴィンテージの北欧食器。アラビア社のコスモス(Kosmos)シリーズです。

魅力はデザイン。
お皿1枚全体がコスモスの花1つに見立ててあり、
中央から放射状に描かれた花びらは1本ずつ手書き。
時間をかけてとても丁寧に作られています。

色合いは渋めで落ち着いた茶系。
黄味がかったオリーブ色の上に、
ダークな赤茶やこげ茶のラインが描かれています。
色の重なり具合が心地よく、
心を穏やかにしてくれます。

デコレートはグンヴァル・オリン・グランクヴィスト(Gunvor Olin-Glonqvist、1928-2005)によるもの。
りんご柄のフルクタス(Fructus)など
印象的な作品を生み出しました。

フォルムはウラ・プロコッペ(Ulla Procope、1921-1968)によるアラビア社のSモデル。
ルスカと同じ形なので
食卓で一緒に合わせやすいところが嬉しいですね。

秋のコスモス。
夏の終わりを感じ始める時が来たらまた棚から取り出して、食欲の秋に備えたいものです。

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