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三国志後伝の挿絵と人物紹介24

三国志後伝にかかる、挿絵一枚につき、関係する人物の人物紹介にいきます。これは本文の挿絵の4枚目です。「張賓等陳元達を訪ねる」と記されています。

登場人物は、張賓、陳元達、他3名です。

挿絵4

紹介する人物は、趙染と徐光です。

趙染(ちょうせん) 字:文翰(ぶんかん)
年齢:20歳ぐらい
血縁:趙雲の孫、趙統の子、趙概・趙藩・石勒の兄
所属勢力:蜀漢→北漢→石趙
智:5
武:7
弓馬に優れていました。槍の使い手です。関中侵攻戦を行っている斉万年のことを、蜀漢に仕えていた斉万年に違いないと語っていました。趙概とともに劉淵の配下となり、関中侵攻戦の時から戦い、劉淵即位時に車騎大将軍に任じられます。晋漢大会戦では兗州刺史の苟暉を討ち取ります。洛陽侵攻戦以降は、弟の石勒配下として働き、鄴城の主帥を任されました。死後、石勒の即位時に後趙天王と贈り名されました。彼と趙概が石勒の兄であることは石勒の軍中では秘されていたようです。

徐光(じょこう) 字:普明(ふめい)
年齢:25歳ぐらい
血縁:
所属勢力:北漢→石趙
智:8
武:2
酒泉に住んでおり、占い師に扮した諸葛宣于たちを家に迎え入れていました。暦数(れきすう)と経学に精通し、人物眼にすぐれています。諸葛宣于たちの正体を見破り、漢中侵攻戦の際に、斉万年の名を伝え、決起に加わるように促します。劉淵に招かれ、資政大夫に任じられました。劉淵に天下統一を目指すことを進言しています。後に、石勒の配下となり、その参謀として活躍しました。北漢滅亡後、石勒に皇帝に即位することを勧め、録尚書事に任じられています。

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