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三国志後伝の挿絵と人物紹介21

三国志後伝にかかる、挿絵一枚につき、関係する人物の人物紹介にいきます。これは本文の挿絵の1枚目です。「呉の旧臣孫晧の書を看て涙を注ぐ」と記されています。

登場人物は、陸晏、陸玄、周処です。

【注意事項】
 1回目を参照

挿絵1

ここでの紹介人物は、王濬と吾彦です。

王濬(おうしゅん) 字:士治(しち)
年齢:75歳
血縁:
所属勢力:魏→晋
智:8
武:7
晋の益州刺史です。晋の侵攻の時には、龍驤將軍に任じられます。巨大な船で長江を下り、呉の防衛線を打ち破りながら、一気に侵攻しました。軍の先頭に立ち、呉将・蔡敏を船上で一騎討ちにより、討ち取っています。王渾(おうこん)の停止命令を聞かずに、建業を落とし、孫晧の降伏をうけいれたため、手柄を奪われた王渾に訴えられ、大きな功績があったに関わらず、鎮国大将軍に任じられるに留まります。利刀と防牌(たて)を使います。

吾彦(ごげん) 字:士則(しそく)
年齢:40歳ぐらい?
血縁:
所属勢力:呉→晋
智:8
武:7
呉の建平(けんへい)太守に任じられていました。智謀にすぐれ、兵法に通じていました。長江上流から流れてくる大量の木屑を見て、晋の攻撃を予測し、独自で建平の防備を固めていたため、晋の侵攻の際にも建平は無事でした。孫晧の降伏後も抵抗を続け、賈模率いる晋の建平討伐軍・十万をやぶり、李微を負傷させています。孫晧からの降伏をうながす手紙を読み、泣きながら陸晏にも降伏を勧める手紙を送り、晋に降伏します。槍の使い手です。

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