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三国志後伝の挿絵と人物紹介14

三国志後伝にかかる、挿絵一枚につき、該当する人物の人物紹介にいきます。これは20枚ある口絵の14枚目です。
【注意事項】
 1回目を参照

口絵14

徐玖舒(じょきゅうじょ)

年齢:25歳ぐらい
血縁:徐晃の孫
所属勢力:晋
智:5
武:7

刀の使い手です。汲郡の守将でした。祖父と同じ河東邑陽の出身です。万夫不当の武勇を持ち、船を陸地で動かすほどの力がありました。曹嶷の軍と戦闘し、優位に戦闘を進めます。郭戎の策に従い、曹嶷をおびき寄せて、谷に封鎖しました。王弥のおびき寄せの策を見破りますが、部下の張駘を捕らえられたために、救援のために王弥の軍と戦います。待ち受けていた王如と戦いますが、追っていくうちに、背後に回っていた王弥によって飛槌で背中を撃たれ、落馬したところを討ち取られました。

董艾(とうがい)
年齢:40歳ぐらい
血縁:董遇(とうぐう)の孫
所属勢力:晋
智:6
武:5

斉王(司馬冏)に仕え、参軍に任じられます。趙王が恵帝(司馬衷)を廃位した時には、斉王に決起を促します。斉王の軍では、葛旟(かつよ)とともに斉王の左右を守り、趙王(司馬倫)軍を破る時に功績をあげます。斉王が晋王朝の実権を握ると、政治を委ねられます。県公に封じられ、「斉腹の五公」の一人と称されます。晋漢大会戦に赴く成都王(司馬穎)を見て、警戒するように斉王に進言しています。斉王に味方して、長沙王(司馬乂)との戦いに加わりましたが、敗北し、捕らえられて、家族ともども処刑されました。

郭戎(かくじゅう)字:鎮靖(ちんせい)

年齢:20歳ぐらい
血縁:郭淮の孫
所属勢力:晋
智:7
武:5

汲郡の参軍です。智謀に優れていました。鎗の使い手です。徐玖舒に、曹嶷を蒼山に招き入れ、伏兵によって出入口を封じ込むように献策し、成功に導きます。徐玖舒の火計に反対し、曹嶷を餓死させる計画を立てました。徐玖舒の死後、弟の郭胡の守る汲郡の救援に向かいますが、王弥と戦い、敗北します。兵士にまぎれて、汲郡に向かいましたが、関防に見つかり、汲郡に入った後で追いつかれて、討ち取られました。汲郡は落城し、郭胡も関謹に討ち取られました。

張駑(ちょうど)

年齢:20歳ぐらい
血縁:張郃の孫
所属勢力:晋
智:4
武:5

汲郡の副将です。弟の張駘も汲郡の武将となっており、兄弟で、曹嶷の出入り口を塞ぎます。張駘は北漢軍に襲われた軍営の救援に向かいますが、王弥に捕らえられて、徐玖舒の戦死後、劉聡の元に連れられ、処刑されています。張駑は曹嶷を討つためは火を放ちます。しかし、北漢軍は火計に備えて伏兵を置いており、さらに王弥まで救援に駆け付けました。黄臣と戦うところに、曹嶷が加勢に入り、逃げようとしましたが黄臣からの矢を受けて落馬して、捕らえられました。

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