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三国志後伝の挿絵と人物紹介22

三国志後伝にかかる、挿絵一枚につき、関係する人物の人物紹介にいきます。これは本文の挿絵の2枚目です。「関防王弥靳準が店に争闘す」と記されています。

登場人物は、関防、王弥、靳準、孔萇、桃豹です。

【注意事項】
 1回目を参照

挿絵2

ここでの紹介人物は、桃豹と支雄と程遐です。

桃豹(とうひょう) 字:霧化(むか)
年齢:20歳ぐらい
血縁:
所属勢力:北漢→石趙
智:4
武:7
河西の武威の出身です。孔萇と武勇を比べ、互角の力を持ち、義兄弟となります。武威郡の暴虐な豪族一家を皆殺しにして、逃亡して馬邑に逃げてきていました。桃虎(とうこ)、桃彪(とうひょう)という弟がいます。酒癖が悪く、かなり乱暴な人物で、酒場の店員への暴力を注意した関防に殴りかかり、倒されています。孔萇とともに関防らと和解して、北漢の決起に加わり、建武将軍に任じられました。孔萇とともに、石勒の重要な武将として活躍しました。投槍を得意としていました。

支雄(しゆう) 字:世英(せいえい)
年齢:10歳ぐらい
血縁:
所属勢力:晋→北漢→石趙
智:3
武:7
酒泉郡の出身です。『独腳豹(どくきゃくひょう)』と綽名(あだな)されています。任侠の行いを好んでいました。攔野虎(らんやこ)という狂暴な蛮人の頭領を捕らえたことがあります。また、太守の程遐(ていか)の家にいた火を吐く怪物を倒して、官吏や民衆から敬われていました。劉淵に誘われ、劉淵の即位時に揚武将軍に任じられました。北漢軍として活躍し、晋漢大会戦の時に、晋の包廷(ほうてい)を討ち取っています。後に、石勒配下として戦います。洛陽侵攻の時には、劉曜の配下となっていました。

程遐(ていか)
年齢:25歳ぐらい
血縁:
所属勢力:晋→北漢→石趙
智:7
武:3
晋の酒泉太守でした。家に祟りをなす怪物が住み着き、占い師に化けた諸葛宣于に怪物を退治できる壮士の訪れを予言され、指定された時刻に現れた支雄に頼んで退治してもらいます。劉淵に招かれ、資政大夫に任じられ、天地や歴代帝王を祭ることを進言します。石勒の配下となったこともありましたが、劉聡の元で仕えました。その後は石勒の配下に戻り、石勒に即位を進言します。石趙の尚書令となり、石虎とともに、曹嶷討伐で功績をあげています。妹が石勒の妻となっていました。

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