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三国志後伝の挿絵と人物紹介25

三国志後伝にかかる、挿絵一枚につき、該当する人物の人物紹介にいきます。これは本文の挿絵の5枚目です。「斉万年独り晋の諸将と戦う」と記されています。

登場人物は、斉万年、夏侯騄、狄猛、辺雄です。

【注意事項】
 1回目を参照

挿絵5

ここでの紹介人物は、夏侯騄と解系です。

夏侯騄(かこうろく)
年齢:30歳ぐらい
血縁:夏侯惇の孫、夏侯駿の同母弟
所属勢力:晋
智:3
武:8
晋の秦州刺史であり、安北鎮虜(ちんりょ)将軍にも任じられていました。勇敢で、万夫不当の武勇を有していました。長鎗の使い手です。羌討伐に功績があり、武帝(司馬炎)によって、秦州の鎮守を任されます。配下の狄猛(てきもう)・辺雄(へんゆう)とともに、斉万年と戦います。斉万年が偽って敗走したため、追っていった辺雄・狄猛は討ち取られてしまいます。斉万年の馬を弓で射て倒し、斉万年の左手を傷つけますが、斉万年に馬を倒され、落馬したところを討ち取られます。

解系(かいけい)字:小連(しょうれん)
年齢:40歳ぐらい
血縁:
所属勢力:晋
智:6
武:5
建平討伐では賈模の配下として戦います。晋の雍州刺史となりますが、反乱を起こした郝元度に破れています。趙王(司馬倫)の敗戦の責任は、孫秀にあると弾劾しましたが、結局、孫秀は処刑されませんでした。孟観の指揮に従い、斉万年と戦い、斉万年のとどめを命じています。趙王の賈皇后(賈南風)討伐後、孫秀の処刑を主張していたことで恨まれており、捕らえられてしまいます。梁王(司馬肜)にとりなしを頼みましたが、趙王は梁王の頼みを断わり、処刑の上、一族を皆殺しにされました。

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