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三国志後伝の挿絵と人物紹介23

三国志後伝にかかる、挿絵一枚につき、関係する人物の人物紹介にいきます。これは本文の挿絵の3枚目です。「斉万年鎖川に猛虎を拳殺す」と記されています。

登場人物は、斉万年、斑斕猛虎です。

【注意事項】
 1回目を参照
https://note.com/2020195/n/n6c7af4614b22

挿絵3

ここでの紹介人物は、劉宣と斑斕猛虎と突兀海牙です。

劉宣(りゅうせん)
年齢:50歳ぐらい
血縁:
所属勢力:匈奴→北漢
智:5
武:5
匈奴別部の右部長です。匈奴が漢の皇族と婚姻関係にあることから、漢の皇族であると称し、劉姓を名乗っていました。劉豹に左国城の統治を委ねます。劉淵が左国城に来た時、迎え入れました。劉淵を大単于左賢王として推戴しようとしますが断られます。右賢王となり、張賓らとともに、劉淵に即位を勧めました。劉淵は即位することになり、劉宣は左丞相に任じられ、弟の劉膺は侍中に任命されました。劉淵が平陽に移った後、左賢王・大単于に任じられ左国城の統治を任されています。

斑斕猛虎(はんらんもうこ)
年齢:
血縁:
所属勢力:
智:1
武:8
斉万年が演武を行っていた時に現れた鎖川(させん)に住む、体重が六、七百斤(約400kg)もある巨大な虎です。近くの山や谷に響き渡るほど大きな咆哮を発します。その姿は、郝元度・盧水・馬蘭の弓を扱う手が動かなくなるほどの恐怖を与えるほどでした。劉霊に肩を矢で射ぬかれた後、素手の斉万年と激しい戦闘を行いますが、殴り殺されてしまいます。このため、郝元度・盧水・馬蘭は、斉万年の武勇を完全に認めることとなります。

突兀海牙(とつこつかいが)
年齢:30歳ぐらい
血縁:
所属勢力:北漢
智:6
武:4
匈奴北部・郝元度の参謀です。斑斕猛虎の恐ろしさを伝える漢詩を作ったことがあります。郝元度に伏兵の計略を進言し、趙王(司馬倫)の軍を一度は破りました。しかし、郝元度への慎重を促す進言が聴かれず、郝元度は孫秀の図った伏兵によって包囲されてしまいます。郝元度の救出に向かいますが、司馬雅によって討ち取られてしまいました。その計略は、中華の人に匹敵すると称えられています。


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