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50歳からのキャリアチェンジ

50歳女性って揺れ動くんです。

ご存じですか。
子どもに手がかからなくなり、どちらの両親もまだ元気で、同窓会に行けば自分と他人を比べてしまい、夫には女性としてみてもらえない。
そんな感じが50歳女性なんです。

ええ、もちろん私のことです。
子どもを保育園に預けて働いて、子どもには寂しい思いをさせました。その子どもも就職をして社会人として働いています。
子どもに寂しい思いをさせながら働いたおかげで、キャリアを積んで初の女性部長になりました。

もちろん仕事にやりがいを感じていました。
でも、感じていましたという過去形なんです。


原因は異動にあったのです。

キャリアウーマン

部長として人材育成の仕事に携わり、そこで研修などを取り仕切っていました。社員の階級ごとに研修内容を考えて、部下と一緒に社員向けの研修を行うことにやりがいを感じていました。
受講した社員から、モチベーションが上がりました、これからもよろしくお願いします等々の感想をもらえばもらうほど、研修していくことの意義を感じていました。

5か年計画を立てて、会社の未来と社員の育成を創造していました。

ところが異動です。

私はお客さま相談室担当になり、部下は現場に配属となりちりじりに引き裂かれてしまったのです。
私の仕事はお客さま相談室にお客さまからいただいたご意見に対して回答するという仕事でした。現場のこと、社員のことを良く知っているからだと言われました。

お客さまからのご意見は、たくさんありますが、ひっきりなしに電話が鳴りっぱなしというほどではありません。

自分のことを考え直す時間はたっぷりありました。
自分のキャリアを見つめる時間はたっぷりありました。

私は自分のキャリアの棚卸から始めました。

この会社で所属した部署、その部署で評価されたこと、苦労したこと、失敗したことなどを書きだしました。
そして身につけたスキルもたくさんありましたので書き出しました。

営業部時代に身につけた接客スキル。
人事部時代に培った研修スキル。
短時間で子どもとコミュニケーションを確実に取る方法。
私にはたくさんのスキルがありました。

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そんなことを考えているうちに、何のために働いているんだろうという原点を考えることになりました。

何のために働いているんだろう。

最初は生活のためだったんです。
子どもが自立した今となって私はいったいなんのために働いているのでしょうか。
収入のためだけではありません。では、なぜ、なぜ働いているんでしょう。

私が働く理由は、私の存在を認めてもらうため。

私には今まで培ったたくさんのスキルがあります。
そのスキルを活かして、私の私らしい仕事の仕方で私の存在意義を認めてもらいたいと考えています。

そうなんです。だから50歳にしてキャリアチェンジを考えるのです。

50歳のキャリアチェンジは理にかなっています。

親としてやらなければならないことをすべて済ませ、会社人としては会社からは次世代に譲ることを言い渡された50歳の私は、今まで私が身につけたすべてのキャリアを武器に次に舞台にすすんで行くのです。

100歳時代を見据えて、まだ50歳の私はあと半分残っている人生を
楽しく豊かに過ごしていきたいと思います。
そのために、今の会社に残って会社人を続けるのか、これまでのキャリアを武器に独立あるいは転職するのか、ワクワク楽しいことはまだまだたくさん残っているんです。

じっくり考えて次のステージに上がっていこうと思います。

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