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五感に敏感!繊細さんはそこここに

「繊細さんの本」武田友紀著を参考に。

私は繊細さんだったのかもしれないと思い1冊の本を手に取りました。

繊細さんの本

実は私、繊細さんかもしれない!

周りの声が私の悪口を言っているように聞こえたり、私の行動をじっと見ているように感じたりして気になって気になって仕方がなくって仕事が手につかなくたって困ったことが結構たくさんあったんです。
私もいろいろと試して自分流に解決できたり、まだ出来ていなかったりですが私の経験も重ね合わせながら書いてみました。

繊細さんとは、Highly Sensitive Person略してHSPと言われる人のことです。非常に繊細で敏感な人のことを言います。
アメリカの心理学者エイレン・アーロン博士によって名づけられました。
今では人口の15~20%の人が該当すると言われています。
5人に1人がHSP、繊細さんだということです。

5人に1人が繊細さん、他の4人は非繊細さんだということになります。
そんなにびっくりするほどのことでもなく、会社で言えばチームに一人は繊細さんがいるイメージです。

チームに一人繊細さんがいる。

繊細さんは、性格的特徴の一つだと言われています。
人の些細な言動に動揺して感情が振り回されてしまう人が繊細さんなのです。
私も最近、他人の些細な言動にものすごく動揺しているんです。
「この仕事はあなたの担当ではないから、出来ないよね、無理だよね。」と言われると、出来ないって言ったら馬鹿だと思われちゃう、陰でうわさされたらどうしよう。なんて考えが巡ってしまって、「出来ます。」って慌てて答えてしまって遅くまで調べながらやる羽目になったりしているんです。

繊細さんは物事の考え方が深い。

物事を深く考えてから行動するので、行動するまでに時間がかかります。
でも、行動するまでのシュミレーションがしっかりできているから、失敗も少ないんです。
繊細さんは、「私はじっくり考えちゃうんです。」と声にしてお隣の非繊細さんに言ってみてください。
繊細さんは、こんなことを言ったら周りの人に迷惑をかけちゃうんじゃないかと先を読みがちですが、非繊細さんは、そんなこと考えていませんよ。
「そうなんだ!じっくり考えてるんだね、だから失敗も無いんだね!」って言ってきますよ。でもやっぱりきちんと知ってもらいたい。
非繊細のみなさん、繊細さんを知ってください。

頭痛の女性

繊細さんは五感が敏感です。

視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚の五感です。
人が集まるところが嫌いなわけは、大きな音がしたり、色んな匂いが入り混じってして驚いてしまうことで疲れてしまうのです。
自分のことを疲れないように守りましょう。
非繊細さんは、繊細さんが五感が敏感なんだという事実を知ってください。
繊細さんは五感の中でも特に敏感なところから自分でケアしていきましょう。

視覚に敏感な繊細さんは、細かいところまでよく見えてしまって気になるのであれば、視力を落とすのも一つの手なんです。コンタクトレンズや眼鏡の度数を一つ落とすだけでも楽になるんです。
外出時にサングラスをかけるのもいいですよ。
視力が悪くない人でも、伊達メガネをかけて、メガネフレームの中のことに集中することが出来ます。


聴覚が特に敏感な繊細さんなら、ヘッドフォンをして好きな音楽を聴きながら街の中を歩いてみてください。耳栓を持ち歩くのも良いですよね。気になる音がするときにはシャットアウトしましょう。

味覚に敏感な繊細さんは、「これ美味しいよ。」と勧められても「苦手なんです。」って言っていいんですよ。その場の雰囲気を壊さないように気を使って、「美味しいですね。」なんて言ってしまったら、嫌いな味をどんどん勧めてきちゃいます。「私はこれが好きなんです。」とこういう味が好きなんだなって繊細さんのことをわかってくれると思います。


触覚が敏感な繊細さんは、触れるものにはお気に入りの触り心地の良いものを使っていると思います。
肌に触れる服はもちろん、持ち歩くバッグなどは自分で選ぶことが出来ますが、会社から与えられたPCやマウスなどはどうでしょうか。
気になるようでしたら、マウスは私物を使ってもいいか、あるいは別のマウスを使用できないかかけあってみましょう。
「マウスごときで」と非繊細さんは思うかもしれませんが、繊細さんにとってはとっても気になるコトなんです。

嗅覚が敏感な繊細さんは、好きな香りを持ち歩くのもいいでしょうね。アロマオイルをハンカチに一吹きして持ち歩くのも良いですよ。
でも、他人の香水の匂いがどうしても気になってしまう場合がありますよね。「何の香水をお使いですか?」と訊いてみましょうよ。「〇〇ですよ。」と答えてきますから、繊細さんは「私にはかなりパンチがあります。」とにっこり笑って言いましょう。にっこり笑って言うところにポイントがあるんです。
繊細さんは苦手な匂いでも、非繊細さんにとっては気に入っている匂いなんです。喧嘩にならずにやり過ごすためにはそんな手段も必要です。

回復力を高めるテクニック

外で様々な疲れを背負ってしまったら、なるべく早くその疲れを手放しましょう。疲れた五感をしっかりケアしてあげましょう。

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外からの刺激を出来るだけ避けましょう。
部屋の明かりを1段階下げるだけでも、ホッとしますよね。
キャンドルの明かりにするのも良いと思います。
揺らいでいる炎は心に刺さったトゲトゲを取り除いて癒してくれます。
アイマスクを利用して眠るとぐっすり眠ることが出来ます。
寝室にはなるべく物を置かないようにすること実は重要なんです。
物の気配を感じだすと、気になってしまって片付けたくなるそうなると、寝られなくなってしまうんです。

寝ようとすると電化製品の音が気になって仕方ないという繊細さん。
冷蔵庫の音、エアコンの空気音、トイレを流す音、洗濯機の音。たくさんありますよね、そして気になりだしたら眠れなくなります。
私の場合は「チョットした電化製品の音が気になって眠れない。」ダーリンにそう言ったら、「耳栓をするか、イヤフォンで好きな音楽を流すといいよ。」と言ってくれました。これは本当に助かりました。ダーリンのいびきのコトを言わなくても耳栓が出来るようになったからです。

眠るときに着るものにも注意が必要です。触覚に敏感な繊細さんは、チクチクする化繊が苦手な人が多いです。
自分がくるまっていて安心できる下着、パジャマ、毛布など、気に入ったものにくるまれて眠る赤ちゃんになりましょう。

香りがあった方が落ちつくという繊細さんは、アロマフューザーやアロマキャンドル、お香など好きなものを香らせましょう。

好きなものを食べてください。
シンプルなものをシンプルに調理する方が好みの繊細さんが多いですが、これは一概には言えません。スナック菓子が食べたくなり時だってあります。
これは繊細さん、非繊細さんのどちらにも言えることだと思うのですが、スナック菓子や甘いものがどうしても食べたくなる時は、ストレスが限界まで溜まっているのです。
いくらスナック菓子を食べても、甘いものを詰め込んでも疲れはとれません。

ゆっくり休む必要があります。

独りの時間を作ってください。
ご家族と一緒に住んでいるのであれば、「今日は仕事が忙しくて疲れちゃったから部屋で休むね。」と声をかけてくださいね。この一言が家族を安心させますし、自分自身に言い聞かせることも出来るんです。私は娘が仕事から帰って部屋に入ったきり出てこないから、私が何か彼女の気になるようなことを言ってしまったのかしらと心配になって、彼女の部屋のドアをノックして開けたら、大いびきをかいて寝ていました、着替えもしないで。やはり仕事が忙しくてクタクタだったということが後になって分かりましたが、やはり一言もなく部屋にこもられると心配になります。
独りの時間を大切にすることは心の整理にもなりますので、必要です。
私は独りで頭の中を空っぽにするために、起こった事実を終わったことボックスに一つ一つ入れてテープで留めるという作業を頭の中で行います。
すべてボックスに入れてしまえば、頭の中は空っぽになれるというわけなんです。

『あー疲れた』と言って吐き出しましょう。

疲れたのは頑張った証拠なんです。
「どうして私はこんなに疲れやすいんだろう。」と私自身も悩んだことがありました。でもそれは、いろいろなことが気になって目について仕方がなくて、さらに仕事をしなくてはならないから疲れるのは当たり前なのです。
『あー疲れた』と大きな声で言って、ベッドに大の字になってみてください。そして、その日の疲れはその日で終わらせましょう。

私の五感は、繊細さんなんだと理解しましょう。気持ちがとっても楽になります。繊細さんは自分自身を大事に大事に扱っていいんですよ。

まずはここまで、繊細さんの五感編でした。

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