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ザハ象化 2024/03/30の日記

山括弧塾が終わって、昨晩は大島くんに家に泊まって欲しいと言われたので泊まってから帰った。来月の哲学登場に持っていく原稿を手伝って欲しかったらしい。別に私が何か力になれることなんてなくね?と思ったけど、まあ様子を見たり話し相手になったりするぐらいなら…と思って着いていった。結果少しも進まなかったけど。ちなみに彼はこの後かなり体調が悪くなってしまったらしい。お大事に。


今日こそ予定で新大久保に行った。今度は色々調べて美味しいと噂のタイカレーの店に行ったら、ちゃんと噂に違わぬいいお店で最高だった。店員の親子?がやたらフレンドリーで面白かったな。カレーはめちゃくちゃ辛かった。多種多様に見える新大久保の皆さんも、辛味が大好きという点でかなり共通している。


モスバーガーがレーベルを作るらしい。あまりにも面白そうでワクワクが止まらない。よくわからないけれど、これを見てからミュージシャンでもないのに「モスバーガー所属」という肩書きが欲しいと思い続けてしまっている。どうしよう。

なんとなくモスバーガーという言葉の中にある象徴的なイメージそれ自体がずっと面白いんだよな。特にモスバーガーに対して何か思い入れがあるというわけではないし、特別な利害関係とかも一切ないけど、モスバーガーという概念そのものはかなり面白いと感じている。

それに加えて、新事業として立ち上げるのが音楽レーベルっていうのもなんかいい。というか、音楽事業を今から始める会社ってなかなか珍しいんじゃないか。だいたい飲食店の音楽レーベル自体そんなよく見るもんじゃないよね。こういうのは大抵昔から細々とやってる老舗か大手が握っているものであって、モスバーガーみたいなそこそこ大企業がやるイメージは普通ない。むしろ、それがいいのだけど。

だからモスバーガーというもの自体が端的に面白いというだけでなく、そのモスバーガーの穏当な雰囲気とは裏腹のかなり大胆な事業展開が面白いのだろうな。この売り方自体はすごく上手いと思う。パブリックイメージを逆手に取りつつ、それが嫌味になってない。疎外された下品なバズが蔓延するインターネット内面化時代において、極めて美しい立ち回りだと言えるだろう。

とはいえ、今後上手くやっていってくれるんだろうか、とりあえず今はそれだけが気になる。記事にはバイトの人を支援するための制度として設立したと書いてあったので、要するにある種の囲い込みのためだろうけど、そんなにたくさんのミュージシャン志望たちが働いているんだろうか。だとしたら凄い職場だ。

ある程度軌道に乗ったらバイト以外のところからも引っ張ってくるらしいが、どんな人が出てくるんだろう。もうめちゃくちゃ楽しみだ。

少なくとも広告としてはもうすでに大成功しているので、今後のアーティストの情報がとにかく気になる。モスバーガーに所属してるミュージシャンってそれ自体フリとして完成してるので、今後どんな人が出てきても面白いのマジでズルい。音楽史ってもしかしてこれのためにあった?

エビチリ作ってザッハトルテ食べた。ザッハトルテってドイツのお菓子だろうけど、それにしても変な名前だな。ザッハってたしか「物」って意味だったと思うけど、ケーキが物なのは当たり前じゃんね。どういう意味?

もしかすると何かしらPhilosophyの歴史においてかなり重要な論点を担った食べ物だったのかもしれない。例えば、どうして私達の関係は人と人同士の親愛なそれでなく、常に売り買いされるザッハトルテのようなモノとモノの関係(Versachertortelichkeit)の中に貶められてしまうのだろうか…?と言った具合で。

ちなみに本来の由来は普通に人名らしい。

世の中には、いろんな名前がある…。

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