見出し画像

【USGS】[年別カウント] 地震情報の設定変更β2a’・半径2500km以内・マグニチュード5.0以上・過去25年、測定中心位置:小笠原・母島 【更新: 2024/05/31,23:59までのデータ】


〜…〜【今回の変更点】

⭐︎今回作成したものは、以前作成した「地震情報の設定変更β2a」と比較すると、
データ取得範囲半径2000km以内→半径2500km以内に変更すると共に、
フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西における地震活動だけに絞り込むフィルタ(b)を追加。

〜…〜【今回の変更点】は以上




〜…〜【概要】

⭐︎ ⭐︎今回、地震発生件数の集計単位は年毎を設定。

⭐︎ USGSのデータ取得設定を変更すると共に、フィルターを使った結果も追加。
 → データ取得設定を変更:
   ・半径2500km以内、
   ・震源深さの指定なし、
      ・マグニチュード5.0以上、
   ・過去25年(2000 - 2024)。
 → フィルターの設定内容:
   ・(a)母島(北緯26.6394)以北における地震活動だけに絞り込む。
   ・(b)フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西における地震活動だけに絞り込む。

⭐︎過去25年分を見ると、母島を中心に半径2,500kmの範囲では5,653回の地震が発生。フィルタ(a)処理後は 3,517回。フィルタ(b)処理後は 1,591回。

⭐︎地震発生件数を年毎に集計。フィルタ処理前では最大となった年は、2011年の933回。

[ フィルター(a):母島(北緯26.6394)以北 ]
なお、上記フィルター処理を通すと、北マリアナ・マウグ諸島2024/04/05,20:03頃発生したマグニチュード6.8、震源の深さ222kmの地震データは除かれる。(フィルター(a)では北マリアナ・マウグ諸島における地震が除かれる。一方、フィルター(b)では北マリアナ・マウグ諸島における地震も含む。)
・発生年別件数のカウント最頻値は、2011年が最も多く868回[この内の最大マグニチュードは9.1]。

[ フィルター(b):フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西]
・発生年月別件数のカウント最頻値は、2022年が最も多く118回[この内の最大マグニチュードは7.0]。次に多いのが今年2024年で、1月から5月の5ヶ月だけですでに92回。
〜…〜【概要】は以上


【USGS】地球マークを選択[押下]すると、地震発生分布が表示される。
   震源深さの指定なし、マグニチュード5.0以上、過去25年分を見ると、母島を中心に半径2,500kmの範囲では5,653回の地震が発生。(フィルタ処理前)
   ダウンロードしたデータをアプリ「Numbers」のピボットテーブルを使って、発生年別に件数をカウントした所、2011年が最も多く933回であった[この中での最大マグニチュードは9.1](25年間全体でも最大のマグニチュード)。
 
【USGSの設定内訳】
【基準の位置情報】小笠原・母島
アンナビーチ母島ユースホステル(Gest_House)近く
26.639385°N 142.157308°E
(26.6394, 142.1573)

この場所を中心に半径2,500kmの地震情報を取得する様に設定。その他の条件は次の通り。
・震源の深さ:設定なし
・マグニチュード:5.0以上
・地震情報の取得期間:20000101,00:00 - 20240531,23:59[ただし、20240510,18:00現在]


【USGS】の設定を変更する場合は「ギアマーク」⚙を押して[選択して]、「検索の変更」(原文では「MODIFY SEARCH」)を押して[選択して]、該当部分を訂正する。訂正できたら、「検索」(原文では「SEARCH」)を押す。
※使用しているアプリ:「Chrome」(上記「原文では」とは翻訳機能OFFの場合)


https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?extent=-19.31114,102.83203&extent=64.39694,170.33203&range=search&baseLayer=terrain&settings=true&search=%7B%22name%22:%22Search%20Results%22,%22params%22:%7B%22starttime%22:%222000-01-01T00:00:01.152Z%22,%22endtime%22:%222024-05-31T23:59:59.152Z%22,%22latitude%22:26.6394,%22longitude%22:142.1573,%22maxradiuskm%22:2500,%22minmagnitude%22:5,%22orderby%22:%22time%22%7D%7D


【注意①】世界各地の標準時は協定世界時(UTC)を基準として定められており、日本標準時(JST)は、協定世界時より9時間進んでいます(東経135度分の時差)。このことから、日本標準時は「+0900(JST)」と表記される。
※今回は、日本の(JST)に合わせるため、【USGS】の設定を(UTC+0900)とした。
【注意②】上記【USGS】の時刻設定を(UTC+0900)にしても、ダウンロードデータには適用されず、協定世界時(UTC)のままである。

【表計算アプリ「Numbers」のピボットテーブル生成の準備】
① 【年列の新設】ダウンロードした発生時刻の横に列を追加して新設。ダウンロードした発生時刻の列から、次の関数でセルB2には「年」のみを生成し、B3以降の各セルにはコピペ。→タイトル行は「YYYY」を入力。
・追加新設した列内のセル B2=MID($A2,1,4)
② 【カウント列の新設】新設した各セルに値“1”を設定。→タイトル行は「N」を入力。

【ピボットテーブルを生成する元のテーブルの一部】・上記設定後

ピボットテーブルを生成する元のテーブルの一部


【表計算アプリ「Numbers」のピボットテーブル生成 <集計:年> 】
③ 上記①②と「マグニチュード」を含めて列選択し(他の列が含まれても良い。今回の場合、行はタイトル行も含む全部)、「列アクション」を選択し、さらに、「選択したセルのピボットテーブルを作成」を選択。
④「この表に値を追加するには、ピボットオプションを表示します。」と表示されたら、この「ピボットオプション」部分を選択。
⑤表示されている「フィールド」内の項目を以下の通りドラッグ&ドロップ。
・「YYYY」(上記①-a) →「段組」(以前は「列」)
・「mag」(マグニチュード)→「行」[マグニチュードは下側に隠れてたりする。]
・「N」(上記②)→「値」
⑥右上に表示されている「✕」を選択[押下]。
ーーー以上でピボットテーブルの生成 <フィルター設定(a)(b)の両方で使用> は完了ーーー

【生成されたピボットテーブル(1)】

生成されたピボットテーブル(1)


 上記ピボットテーブル(1)を見ると、この25年の間で、発生年別件数のカウント最頻値は、2011年が最も多く933回[この内の最大マグニチュードは9.1]。
 その次に多い年は2010年の266回。3番目に多い年は2022年の263回。


【フィルター設定(a) 】母島(北緯26.6394)以北における地震活動だけに絞り込む「フィルター」を設定する。
上記ピボットテーブル生成後に、「緯度(Latitude) 26.6394以上」のフィルター設定した結果は次の【生成されたピボットテーブル(2) : フィルタ(a)処理後】となった。

       【フィルター設定(a): 母島(北緯26.6394)以北 】
       「ピボットオプション」と「フィルタ」

フィルター設定(a): 母島(北緯26.6394)以北 の「ピボットオプション」と「フィルタ」


【生成されたピボットテーブル(2)・フィルタ(a)処理後】

生成されたピボットテーブル(2)・フィルタ(a)処理後


 母島(北緯26.6394)以北に限定したフィルター処理後のピボットテーブルを見ると、震源深さの指定なし、マグニチュード5.0以上、過去25年分においては、母島を中心に半径2,500kmの範囲では3,517回の地震が発生。[フィルタ(a)処理後]
 発生年別件数のカウント最頻値は、2011年が最も多く868回[この内の最大マグニチュードは9.1]。
 その次に多い年は2000年の174回。

ー 以上が < フィルタ(a)処理後 > ー 



【フィルター設定(b) 】フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西における地震活動だけに絞り込む「フィルター」を設定する。

【フィルター設定(b): フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西 】「ピボットオプション」と「フィルタ」

フィルター設定(b): フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西
「ピボットオプション」と「フィルタ」


上記ピボットテーブル(1)生成後に、フィルタ(b)「緯度(Longtitude) 137.5212以下」を設定した結果は次の【生成されたピボットテーブル(3) : フィルタ(b)処理後】となった。

【生成されたピボットテーブル(3) : フィルター設定(b)処理後】

生成されたピボットテーブル(3) : フィルター設定(b)処理後


 上記ピボットテーブル(3)フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西を見ると、この25年の間で、発生年月別件数のカウント最頻値は、2022年が最も多く118回[この内の最大マグニチュードは7.0]。次に多いのが今年2024年で、1月から5月の5ヶ月だけですでに92回。 [この内の最大マグニチュードは7.5で、この7.5の地震とは2024/01/01に発生した能登半島地震のこと]

<<< 2024/01/01に発生した能登半島地震について >>>
発生場所:USGSデータでは(37.4874,137.271)]。
→正確には「【気象庁】CMT解」2024年1月分にデータあり。(下記〈リンク〉参照)

ー 以上が <フィルタ(b)処理後 > ー 

ー 今回『地震情報の設定変更β2a’』については以上です。ー



【参考】
【リンク】
「地震:【気象庁】CMT解」


「地震:【気象庁】地震情報一覧」
・下記リンクで表示される地震情報は、マグニチュード5.0未満のデータも表示されます。


    

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?