「ポケットにファンタジー」で泣いてしまう話。

猛暑が続きますがいかがお過ごしでしょうか🦑
ゆちと申します。
Twitterでは主にシャニマスアカウントとして楽しませて頂いてますが、シャニマス以外にも幾つか自分のルーツというか、大好きなものがあります。それらの内の一つが今回お話させて頂く大元の、「ポケットモンスター」です。
どの世代でも一度は聞いた事目にした事があるのでは無いでしょうか。
そんなポケットモンスター、ちぢめてポケモンには多くの名曲があります。気分がバクアガる物から深いメッセージが込められた曲まで、子供の頃に聴いていた物なんかは今聴いても当時の記憶を鮮明に思い浮かべられます。
今回紹介したいのはタイトルの通り、「ポケットにファンタジー」という曲です。歌手の小林幸子(さち)さんと声優の井端珠里(じゅり)さんが歌っている曲で無印編(初代)のアニメでEDとして使われました。歌詞の合間の小林幸子さんと井端珠里さんの掛け合いが印象的ですね。
私事にはなりますが、大学進学を機にこの春から地元の愛媛を離れ、神戸で一人暮らしを始めました。昔から憧れていた一人暮らし、最初は何もかもにワクワクして希望に満ち溢れていました。
しかし普段の生活に加え、アルバイトに部活動などに取り組む機会が増えてくるに連れて心持ちが重くなってきました。そんな時に耳にしたのが「ポケットにファンタジー」です。
昔から知っていたには知っていたのですがそれこそ、歌の合間にあるセリフが印象的。というイメージしか無かった物で、しっかり聞いたことがありませんでした。決して大人と言える立場ではありませんが、その頃より確実に大人に近づいた今、改めて聴き直すと涙がボロボロと。
例えるなら……トニオ・トラサルディーの店で出されるミネラルウォーターを飲んだ後みたいに……っていうのはどうでしょう。(ジョジョ4部参照)
笑えないジョークはさておき、全体を通しての歌詞に心がやられました。

はやく おとなに なりたいんだ
え? どうして?
はやく おとなに なりたいの
こどもって たのしいじゃない
でもね なんだか なってみたい
じゃあこんどは わたしのユメ いうわね…

この歌詞の通り、一人暮らしに憧れていた昔の自分を思い返すとこれと言った具体的な目標も無く、ただ「一人暮らし」をしてみたいという漠然とした理想を抱えていました。
一人暮らしが大人の仲間入りだと思ったのか、はたまた居心地が良い方では無い実家から出たかったのか。今の僕にはただその願望は決して綺麗に実現されるものでは無いとしか言えません。
出来ることなら地元にいた時、正真正銘「子供」であったあの頃に戻りたいと心底思います。
幼稚園の夏にはプールに行った後、母と友達親子とマックに行きハッピーセットを交換こしたり、
小学校になると、友達と夜市や花火大会に行ったりして。中学生になると行き始めた塾の帰りしに買うスパイシーチキンの美味しさを知ったり、高校では思い切って花火大会に誘ってから2年一緒に居る恋人が出来たり、今の僕から見ると羨ましさしか湧いてきません。そんな心に刺さったのが次のこの歌詞。

もいちど こどもに もどってみたい
え~? なんで~?
もいちど こどもに もどってみたいの
おとなで いいのに
いちにち だけでも なれないかな
なれっこないよ~
ンもう いじわるゥ
むかし わたしが まだ こどもだったころ
ポケットに いれてた たくさんの たからもの
いまでも ときどき かおを のぞかせるのよ
それって もしかして ピカチュウ?
さあ なんでしょうね?

少し長くなりましたが、この歌詞そのままが今の僕の心境です。この歌詞の中での"ピカチュウ"を昔の思い出を纏めた物としましょう。
先程のようにいつになっても昔過ごした日々は思い出となって、思い出せばいつでも記憶の中から顔を覗かせます。
もう二度と過去には戻れない寂しさと、まるで過去の自分に話しかけている気分にもなる歌詞。
昔の自分は戻れないのと同じで変えられません。まだ何も知らない昔の自分が今の自分に希望に満ち溢れた表情で問いかけてくる様な気分にもなります。
結局何が言いたいのかと言われると、単に今の自分の気持ちをどこかに吐き出して整理したかった方が大きいです。恐らくまた時間が経てば他の歌詞にも心を動かされると思います。その時にまたこんな風に今書いてるのを思い出せたら良いなと思います。ではでは。

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