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戦争をいかに無くすか その基本理念

無差別殺人のような事件が起きた時、逮捕された犯人が言うのは「誰でもよかった。むしゃくしゃしてた。」みたいなことをおおよそ言います。誰でもよかったと言う割には、いつも被害に遭うのは無防備の女性、小さな子供ばかりです。いつも、です。本当にむしゃくしゃしてたんならちょっとお偉いさんの政治家でも襲うのかと思ったらそれはしません。お偉いさんには強力なSPが警護についてますから。

襲われるのはいつも弱い立場です。

第一次世界大戦は多くの悲惨な戦況を生みました。特に酷かったのはドイツ軍の毒ガス攻撃でした。神経を攻撃する毒ガス。こんなものを使われてはたまったものではありません。フランス軍は多くの死傷者を出しました。しかしながら、第二次世界大戦ではドイツ軍は毒ガスを使いませんでした。なぜか。フランス軍が毒ガスを持ったからです。

弱いと襲われる。

これが残念ながら現実世界の。
リアルです。

ユンボを使ってATMを破壊して金を奪うというのが一時期多発しましたが、決して「アコム」「プロミス」などの消費者金融のATMは狙われることなく、いつもやられてるのは農協系のATMでした。怖い人たちがバックにいるとわかってるところをわざわざ破壊しには行かない。

誰でもよかった、なんて、嘘。
実は弱いところを。
周到に狙って襲ってくる。

それなら。
こちらも用意周到に。
強くしておく必要がある。

そういったリアルなパワーバランスの正義、
パワーの過酷な理論を見せつけられました。

「日本人はマキャヴェリを読むべきだ」

私の主張は変わりません。
酷いやつだと言われようとも、
優しくないと言われようとも。

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