デヴィッド・ボウイの世界
破壊、バイオレンス、ノイズがロックンロールなら、そこにコスプレ、ホモセクシュアル、ドラッグ、頽廃、SF、宇宙人ネタ、コンピューターワールド…etcといったヨーロッパ独自の変態趣味や宇宙観、未来観を加えていったのがデヴィッド・ボウイでした。
イギーポップはステージでゲロを撒き散らしたりする超問題児ロックンローラーでしたが、それを裏で操作・プロデュースしていたのがデヴィッド・ボウイ。同じイギリス人で変態趣味を持っていたキース・リチャーズはそういう素顔を隠していましたがボウイは隠すどころか表現者として立ち振る舞いました。
フツーなら「変態」で終わるところが、ボウイの美形ルックスがそうさせないのだと思います。
BSではボウイ特集も組まれるのだとか。
本来的には「私デヴィッド・ボウイ大好きです!」というのはあまり大声に出して言うようなことではないと思うのですが、でも、同性愛やコスプレやSFがカルチャーの真ん中に来ている現在を考えると、みんなが「ボウイ好き」というのもあながち間違ってはいないのかなとも思います。きっとボウイなら「同性婚?全然あり!」と言うでしょう。(笑)
以下の曲は僕の一番好きなロックソングの一つです。
デヴィッド・ボウイのミキシングはひどいとイギーが酷評した曲ですが、この卑猥な歪みとノイズこそがボウイの醍醐味。
Iggy & The Stooges / Search and Destroy
https://youtu.be/PPDeTf7qE00
(2016年1月24日のFacebook記事を転載)
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