人気店の常識は変わったと思う。いつから、どうして変わったのか?考えてみよう。
とてもタイムリーな話で、自分でお店を始めたいという人から相談を受けました。人がたくさんいるところに店を構えて、一日の集客がこのぐらいで、月の売り上げがこのぐらいでetc という計画を聞かせてもらいました。
いいね、やったらいいんじゃない?と答えました。
でも。
すぐに別のことを言いました。
それって随分と初期投資がかかるよね。ちょっと違った視点も持ってみたら?
例えば
世界一美味しいうどん屋ってGoogleマップに出てくるうどん屋って、立地悪いよ。でも大行列。多分あれ自宅でやってるから家賃も要らないよきっと。
平日に行ったら行列で入れなかったラーメン屋が綾歌にあるんだけど、黄昏タンデムとかいうお店。あれもきっと自宅だよ。でもバイカーとかすごいいっぱい来てて行列だよ。平日だよ。
高松市になタ書って古本屋あるけど立地は良いとは言えないしお店は古ぼけてるし店主は昼間から酒飲んでるし本屋としてのサービスは最悪かも知れない。でも全国からひっきりなしにお客さんがやってくる。
その人たちは設備にも立地にもお金なんてかけてないよ。
ボクも本屋始めてさ、なんか人気店みたいに言われるけど一ヶ月のうちほとんどは閉店してるよ。(笑) そんな人のいるところに出て行こうとも思ってないしさ。でもお客さんは来るんだよ。
これって何故なのか考えてみて。
安上がりでお店できてお客さん来たら、それでいいじゃん。
みたいな話をしました。
こんな話を次の日曜日、広島市でします。「個人ショップの始め方 考え方」というタイトルのワークショップです。
裏路地に入った隠れ家的なところで夫婦が炭火で焼き鳥焼いてる居酒屋と、メイン通りで看板がチカチカ光ってて駐車場が広い有名居酒屋。あなたならどちらに行ってみたいですか?
有名は有利なのでしょうか。
好立地は有利なのでしょうか。
古臭い店舗は不利なのでしょうか。
昼間からビール飲んでる本屋の店主は不人気なのでしょうか。
もしそうでないとしたら。
いつからその常識は変わったのでしょうか。
皆さんと一緒に10月2日。
考えてみたいと思います。
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