見出し画像

XXXTentacionと母の関係

ここ最近で何かと騒ぎを起こしているXXXTentacionのクルー達。

XXXTentacionが撃たれて亡くなった時に乗っていた車の展示、ツイッターでアルバムをチャート1位にしてほしいと懇願する投稿、これらに嫌気がさしているファンは少なくはないはずだ。

今回は、なぜここまでXXXTentacionのクルーに批判が殺到しているかを考察してみたいと思う。

画像1

Xのクルーの話を取り上げるにあたって外せない人物はXの母親クレオだ。

しばらくはクレオと暮らしていたXだが6歳の時クレオに暴力を振っていた男から彼女を助けるため男をナイフで刺そうとしたため更生プログラムに入れられた。

この事件がきっかけでXは祖母の元で暮らすことを余儀なくされた。

(Xは自分の生い立ちについてインタビューで話している。)

子供を育てるのが厳しい状態で18歳で生んだ上に子育ての続行が困難だという烙印を押された彼女はこの時点Xファンにとって印象が悪い存在になってしまっていると思う。

(最終的にはここで公正プログラムに入れられたことでXは音楽の道に進むので一概には言い切れないが。)

ここで、題名に戻るがクレオは現在Xの残した多数のリリック、彼が住んでいた家等の「資産」の所有権を有している。

これは、Xが亡くなった後のXを撃った被告の裁判にてクレオがX本人の署名はなかったが、

Xの署名と同等の役割を果たす委任状があるとしてXの資産を受け取ったからである。

その資産の一部はXの兄弟に分けられている。

結局は、Xは母を世間一般が広めているイメージと違って血がつながってる信頼できる人としてまた自分の母として大好きだったのではないだろうか?

(ただし、Xの息子であるゲキュームとゲキュームの母親への資産分配については何も書かれていないという。)

では、何が問題なのだろうか。私はXの死後の対応にあると思う。

どことなくXを使って彼女自身を宣伝しているようにXのファンから見えてしまうのだ。

Xの顔が街のそこら中の広告に張り巡らされ、自分のツイッターのアカウントを使って

アルバムを1位にしてほしいとツイートされる。

自分の音楽性と全く違う曲を自分の声を使ってミックスされMVでは半裸の女性が躍る始末...

自分が射殺されたときに乗ってた愛車を格好の道具として晒上げる....

これらのことを平然とやってのける感情のないクルー達

Xは本当に彼の死後、これらの行動を求めていただろうか?

Xの母がXをみんなに忘れてほしくないという愛を持ってやっていた行動だとしても。

どれもXのアイデンティティと違うものを作り上げ始めているクルー達は(主にXの母)XファンにとってXを利用してるようにしか見えないのは当然である。

画像2

「Xは自分の曲のMVで半裸の女性を写すことなんて望んでないよ」

「天国にいるX: おい、何してんだよお前」

「これは彼のスタイルなんかじゃない 彼はこんなのを望んでないんだよXを眠らせてあげ

て、彼の音楽を書き換えないで」

*Xの最新MVについたコメントの一部

最後に

Xの母親という肩書でX自身には母親としての役割を果たしていないのにも関わらず、Xのコネクションを使って(またXの残した資産によって)有名になったクレオはXの死後、彼の死後Xのチャンネル、Xの肩書を使って暴走している状態といっても過言ではない。

上記のような行動を見てしまうと、Xのショップで服を買っても、Xのアルバムを再生してもXの母とそのクルー達にすべてのお金が集まるのが許せない人は多いと思う。

僕はもうXを寝かしてあげてもいいと思う、クレオはより多くのお金を稼ぎたいと思うかもしれない(もしくはただ単純にXを忘れてほしくない)がこのままXの母親が同様なことを繰り返すと批判は高まるばかりだということは目に見えている。

Xの作品のすべてはXの死を含めて彼のスタイルを変えないまま残してあげてほしいと強く願う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?