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占星術の幾何学、複合アスペクト①

 天体と地球の結ぶ、特定の形に意味を見出した物が複合アスペクトです。
これは15世紀頃にケプラーにより、占星術や天体と数秘や幾何学が繋げられたことにより産まれた概念となり、古典の世界観と完全に別れた考え方です、このため、流れの中の星の役割を捉えるホラリー基準の調停(メディテーション)などとは違う概念なので別けて考えた方がよいでしょう。

サインとサインを天体で結ぶ事でできあがるエネルギーの流れ、空に産み出す魔方陣のような概念で角度一つ一つ(周期における周波数でもある)に数秘の意味があるとするケプラーよりの考え方ですね。

それでは紹介していきます。

グランドトライン(120°×3)


同じエレメントを中心として、柔軟、活動、固定の3つの性質全ての形で対応できるアスペクト、どのような状況にも、担当がはっきりしていて、安定し易い代わりに、4つあるエレメントの内のひとつの視点に陥り易く、状況ややり方がパターン化し抜け出し難くなる。繰り返す事になりやすいアスペクト

Tスクエア(90°×2、180°)
Tの字の要となる天体が、両翼の問題と向き合い、振り回される負荷の高いアスペクト、要(中央)の天体次第で両翼のバランスを整えたり、制限する事も出来る、運勢においても、要の天体が両翼に対する影響力を強くもち、避けては通れない決定や判断を産み出すアスペクトとなる
区分が同じとなる事で、
方針が対立して、共存しがたく、
 強い葛藤にも
繋がりやすい配置です。
グランドクロス(90°×4)
2つのオポジションが対立し、   抑えた側が表層化する度に片方が
崩れる、犠牲を求めるアスペクト
ネイタルにおいては使い分けを覚える事で扱い易くなる、使い分けを行うことで二面性を産み出すことも。また、グランドクロスの一端から関わる
人物、事柄は試されたり、課題を
課される傾向があり、ハードルがあがり縁が切れやすい。運勢においては、何かを犠牲に切り替える時を表し、
終わらせる事で始まるタイミング。 どちらにすすんでも問題があり、
全てを丸く収める事ができない八方塞がりの状態も示し、
人生の転換に直結する複合アスペクト
ミスティックレンタングル
(60°・120°・60°・120°
となる長方形)
180度の軸を2本もち、片側の軸をもう片側がサポートして導く事で、4天体が調和して成長するアスペクト、導く側の軸の役割が大きくなり、人生における指針になり易い、成長に時間がかかりますが、関わる物事では、
ストレスや葛藤が少なく、
温和で、安定し易い。
ヨッド(神の指)
(60°・150°×2)
頂点にある天体が
150°の異質な繋がりにより、
自由が制限され、底辺の影響で、通常とは違った方向性として顕れます、
底辺は60度の育む性質で
片側の天体が育てられ、
時間をかけて30度のポイントまで
成長したときに花開き、
頂点の天体と嚙みあうことで、
複合したギフトを産み出します。
トールハンマー
(神の拳)
(90°・135°×2)
頂点の天体が135°の圧力を使い
蓋となり底辺の天体を抑え込む
アスペクト、底辺の天体同士は、
90°の葛藤でお互いを否定し合い
摩擦を産みながら磨き上げ、
嚙みあったときにマグマのように
頂点の天体を押しのけ、
強い発言や思い切った行動
運勢上の転換を起こす
出来事として顕れます。
カイト
(120°120°60°60°)
自由に協調している
グランドトラインに対して、
60度の働きかけで
指向性を持たせるアスペクト、
全てを受け取る先端部となる天体が
4天体の指導者となるアスペクトで、運勢、性格それぞれの側面で
物事の中心となる指針を意味している複合アスペクトです。
ブーメラン
(150°×2、30°×2)
ヨッドの頂点の反対側に
天体がひとつ加わったアスペクト、
ヨッドに縛られた2天体ための
明確な指標と指導役として、
追加された天体が働き導くことで、
最終的に4天体が連動し、
頂点の天体が強い力を発揮できる。
導かれる両翼の2天体は摩擦も感じるアスペクトの形です。


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