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宝くじでは夢を買わない話

ぼくは宝くじを買わない。
他の人が買うことには何の文句も偏見もない。


はじめに
なんとなく宝くじ買わなそうな空気感のぼくにも
「買ってないの!?」とか「買わなきゃ当たらないよ!?」
とか言う人が後を絶たない
そこで宝くじにまつわるエトセトラを調査し、キーボードを叩き始めた…


当せん金率
宝くじは当せん金率が低いと耳にする
そういえばソース見たことないな本当か…?
平成29年度の資料があった

内訳

出典:総務省ホームページ (https://www.soumu.go.jp/main_content/000583736.pdf)

46.9%!
ぼくはこの時点で「やっぱり買わないわ~」と思う
こういうくじは期待値を考えても仕方がないが、
宝くじをぜーんぶ買い占めてぜーんぶの当たりくじをゲットしても半分以上は持っていかれる
そんな賭けにはのれない


売上額
宝くじ売上額を年ごとにグラフにしてみた

売上額

出典:総務省ホームページ (https://www.soumu.go.jp/main_content/000583736.pdf)を加工して作成

グラフにある「ジャンボ」とはドリーム、サマー、年末、ハロウィン(旧オータム)、バレンタイン(旧グリーン)の5種類
「数字選択式くじ」とはナンバーズ、ミニロト、ロト6、ロト7、ビンゴ5の5種類
いわゆる宝くじであるジャンボの平成29年売上額は平成17年から40%減少、平成24年から28%減少
もはや売上減少に歯止めが利かない状況である
数字選択式くじは横ばいで平成29年についにジャンボの売上を抜いている
ちなみに平成23年にロト6が週2回抽選化、平成25年にロト7導入している


一人当たりの購入額
「人口が減っているから売上額が減っているんだ!」という先輩方がいるかもしれないので一人当たりの売上額もグラフにしてみた
売上額を18歳以上の総人口で割ったものがこちら

1人当たり売上額

出典:総務省ホームページ、 総務省統計局ホームページより加工して作成

(そもそも人口は減っていなかったので不必要なグラフだった…)
判明しました!
平成29年のジャンボ売上額は3027円!1年間で!10枚組1つ分!
これより多く買っている人は平均を超えているわけである


購入者数
購入者数に関するデータも示しておく
これはジャンボに限らずすべてのくじの最近1年間購入者の割合であるが
平成28年49.1%、平成25年52.6%(出典:宝くじ公式サイト
そもそも半分の人はなんのくじも買っていない
しかも減少傾向

「購入者はマイノリティという自覚を持ってほしい」


まとめ
長々と数字を出したが、結局宝くじにはお祭り感が足りないと思う
数字発表の瞬間にわくわくはないし、ほとんど戦略性も皆無
ただただおもしろくない、ロト6などに抜かれるのも納得である
勧めてくる人には「どうせ当たらないです!」と過去に大負けした感を醸し出しつつ少しぷりぷりした感じで対応するのでそれで満足して頂きたい
今後買うとしても1枚買って当たったら何に使うかという会話を楽しむでしょう


蛇足
・平成30年からはジャンボのインターネット販売がひっそりと開始していた
・福連100、福バラ100、3連バラという買い方が増えていた、アップセルを狙ったものと思われる



以上、いたずらちゃんでした
Twitter @Ag1vdwBbcSRJz6X

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