vol.462｜GWのピークをつくる考え方のひとつとして

―昨日の市場動向から気になったこと

・4Pの売上シェアが下がる（▲1.7％）
・1Pの売上シェアが上がる（＋0.4％）
・20Sの売上シェアが上がる（＋1.2％）
・5Sの売上シェアが上がる（＋0.1％）
1月から2月にかけての市場全体の平均売上金額が“変わっていない状態”で上記のようにそれぞれの種別に売上シェアの変化がある。つまりシンプルに4P市場から他市場へ売上が流れていることがわかります。

・4P市場全体でダウントレンド
→恩恵を受けている（お客様支持やシェアが下がりにくい）機種
「Pとある2」「Pおだてブタ」などポテンシャル高めの新機種。「Pシンエヴァ16」「P北斗暴凶星」「Pリゼロ」「Pエヴァ15」も緩やかに。「eリゼロ2」はポテンシャルが極めて高く大きくお客様支持、シェアを上昇させています。

→市場に沿った形で急降下している機種
「上記以外の初動からポテンシャルの低さが感じられた新機種」「またそれに準ずる機種」などは各数値が急降下しています。初速から予測していた貢献予想を大きく下方修正する機種が多くなっています。

今週の傾向だけでなく、今後しばらく4P市場は同様の水準、同様の傾向となる可能性があります（LT機に期待！）。その前提の場合、やはりパチンコ新機種の購入に関しては慎重になるべきでは、と考えてしまいます。これはパチンコ新台1台分をスロット新台1台購入分に充てた方が良い、という二者択一の選択をした方が良いということではなく、
「それでもあえてパチンコに」
「シンプルにスロット新台に」
「50万円分を他分野の投資に」
「次の繁忙時の投資に」
「その他長期的に投資配分を」
のように自店にとって必要なターゲットや客層、その期間に応じたベターな投資先を検討しておきたいと思っています。

・「Lヴァルヴレイヴ」「Lからくりサーカス」のシェアが久しぶりに停滞気味とはいえ、「Lヴヴヴ」「Lからくり」など3円後半C単価の分野は台数シェアよりも客数シェアの方が大きい市場なので、

物理的にあと10万台くらい同じ単価帯の機種がでてくるまではお客様の反応は高くなると考えております。

逆に今飽和気味の3円前半以下の分野は投資（販促は放出）のタイミングとか、物量とかはバランスとらないといけないような気がしています。

そういった意味では、いま機械投資ができない、予算がないような場合は新台の投資対効果が低いタイミングな分、

中古機でしっかり選んだ方が良いタイミングかも、もしくは機械ではない分野に投資することの方がいいかもと思っております。

ーGWのピークをつくる考え方のひとつとして

で、まだ不確定要素はあるにしても、

GWの機械的な要素は形が見えてきたので、
→【機械集客①】牙狼と番長メインかな？
→【トレンド①】LT機の結果しだいですが基本的にスロットトレンド
→【客層①】牙狼番長好き、新台好き、出玉重視、高射幸層、高単価層、若年層、中年層

GWのピーク集客と売上を構成する大きな要素の一つとしては↑な感じにザックリと。

で、個人的にポイントだと思っているのは↑に該当しない層のピークをいかにつくるのか、作りこんでいくのか？っていうことだと考えています。

【機械集客②】牙狼番長、エヴァリゼロ、ヴヴヴからくり、北斗バジに興味がない層
【トレンド②】LT機とかスロットトレンドに関係なく常に安定したシェアやお客様支持を持っている市場、分野
【客層②】上記に該当しない層（シニア、ジャグラー、海、低射幸の方々など）

ここの層って瞬間的にピークをつくることが難しいな、と思うので、ここのピークをつくるために、”今から仕込む”ことが大切なのではと。

この層はとにかく施策に対するアクションに時間がかかるはずなので(笑)

理論的には①②の両方のピークが取れれば、最高ピークになるはずっていう机上の空論的な。特に②を新台に対する投資対効果が低い期間に仕込んでおきたい！

―新機種同日比較

【パチンコ新機種】

【ハイミドル/スマパチ】
🔸【比較対象日と計測日の市場客数】
計測日の市場客数は少ない日

🔸【新機種で最も高い数値の機種/貢献予想】
P異世界魔王/8週以下

🔸【注目しておきたいポイント】
P新機種に競合機種が少ないことは同機にプラス要素だが…
時間アウトが高く、初動期間の売上が高いが、下降が早い懸念も。

🔸【比較対象となる貢献機種グループ】
Pからくり、e慶次裂、Pワンパンマンなど

🔸【その他の新機種】
4P市場全体がダウントレンドであることに加えて、いまのところ同機の推移も厳しい状況

🔸【ライトミドル新機種】
「Pライトエヴァ未来」の稼働、遊技時間が急降下しています。理由は不明です。時間アウトが低い機種がこのような状態になると、売上上限が少ない状態で稼働が下がることになります。

🔸【甘デジ新機種】
「P甘デジダンバイン」はP市場客数が少ない中でも支持率が高い。そのため初動からの貢献予測は20週以上となっています。直近の甘デジ機種の中でも高い結果を残すことになるのではないでしょうか。

【スロット新機種】

【スマスロ/6.5号機】
🔸【比較対象日と計測日の市場客数】
計測日の市場客数は多い

🔸【新機種で最も高い数値の機種/貢献予想】
LコードギアスLゴジエヴァ/11～19週

🔸【注目しておきたいポイント】
今回の新機種すべてに言えること。市場の20S客数が多い状態でそれぞれの推移となっているので、基本的に貢献終了は短くなる。
ただし、市場の平均稼働自体が上がっているため全般的に底上げされることになる

🔸【比較対象となる貢献機種グループ】
Lゴブスレ、S黄門ちゃまなど/LバイオV、L SAO、Sモンハン、Sオバロ

🔸【その他の新機種】
「Lゴジエヴァ」現在は20S市場が好調であり、このような場合は機種それぞれの貢献期間が伸びる傾向にあるため、利益が取りやすい3円後半以上のC単価機種は注目となります。

 
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