■vol.119【低貸でも業績アップ!】新台速報と低貸の業績アップと
―まずは「P地獄少女覚醒3000ver.」の5日目数値から
5日目の客数支持率を他機種の5日目と比較してみます
(機種名 支持率 稼働率 当日の4パチ平均稼働)
「P地獄少女3000ver. 2/20~:384%:70.1%:18.2%」
「P北斗無双4 2/6~:298%:52.8%:17.7%」
「Pダンベル何キロ持てる 2/6~:316%:56%:17.7%」
「P天才バカボン 2/6~:349%:61.9%:17.7%」
「P牙狼ゴールドインパクト:363%:67.9%:18.7%」
「P花の慶次3黄金一閃:300%:56%:18.7%」
「Pモンキーターン6:246%:46.8%:19%」
「Pワンパンマン:352%:66.9%:19%」
「Pゴジエヴァ:417%:72.4%:17.4%」
「Pシティーハンター:383%:68.4%:17.9%」
(※すべて独自調べ)
5日目を比較すると最も近い数値の機種は「Pシティーハンター」です。同機は10~12週貢献終了となっていますので、今回の「P地獄少女覚醒3000ver.」は昨日までの予想変わらずやはり10週程度の貢献が予測されます。時間アウトが高い機種であるため、週末のアウトは高い数値となり、玉単価が高い機種のため、週末の売上に期待ができます。取りこぼさないような運用を心がけていきたいと思います。
―続いてS新台「S盾の勇者の成り上がり」
5日目の客数支持率を他機種の5日目と比較してみます
(機種名 支持率 稼働率 当日の20スロ平均稼働)
「S盾の勇者の成り上がり 2/20~:268%:65.8%:24.5%」
「S戦国無双 2/6~:293%:262%:62.8%:23.9%」
「S緋弾のアリアⅡ 2/6~:255%:61.2%:23.9%」
「Sモンハン1/30~:349%:80.1%:22.9%」
「Sモモキュンソード1/10~:293%:69%:23.5%」
「LHey!鏡12/5~:351%:78.1%:22.2%」
「Sとある科学の超電磁砲11/7~:292%:72.5%:24.7%」
「SバイオハザードRE2 10/3~:321%:73.5%:22.9%」
「Sペルソナ5 9/5~:290%:68.2%:23.5%」
「S閃乱カグラ 8/22~:330%:68.5%:20.7%」
「Sフェアリーテイル 8/1~:357%:71.4%:20%」
(※すべて独自調べ)
5日目を比較すると最も近い数値の機種は「S緋弾のアリア」です。同機は10週未満の貢献予測となっていますので、今回の「S盾の勇者の成り上がり」も同様に10週程度の貢献が予測されます。
―低貸、低単価部門にフォーカス【1パチ5スロのニーズを深堀ってみる】
本日は普段あまりみることのない(?)【低貸部門・低単価部門】に焦点をあててみたいと思います。実はあまりバカにならないのと、市場ニーズさえ読めば、この部門の数値を上げるのは、わりと簡単です。おそらくとりあえず4パチから撤去した機種をそのままスライドさせているケースが大半だと思われますので、しっかり選定して、意図的に機種構成を整えていくだけでも差がつく部門となっていきます。
「スマパチ」「スマスロ」が入らないホールは特に…と言いたいのですが、否、実は「スマート遊技機」がしっかり入るホールの方が(相乗効果が)効果が高くなります。
以下は2022年12月~2023年2月現在までのPS低貸市場の各タイプ別稼働推移です。
2022年12月 2023年1月 2月
1パチ 17,228 18,561 18,960
ハイミドル 15,803 17,603 17,315
ミドル 14,548 15,454 14,697
ライト 14,569 15,497 15,465
甘デジ 16,024 17,098 17,671
ちょいパチ 18,356 19,022 20,283
羽根・特殊 12,355 12,798 12,936
ミドル海 19,132 20,574 21,506
ライト海 20,117 21,715 22,290
甘海 20,624 22,082 23,041
1パチ市場にフォーカスすると、12月から2月現在にかけて”稼働が上がってきているのは「甘デジ」「ちょいパチ」「ミドル海」「ライト海」「甘海」”となっています。ここからもう少し遡って一昨年~昨年同期間をみていきます。
2021年12月 2022年1月 2月
1パチ 16,990 17,579 17,723
ハイミドル 15,102 15,992 15,548
ミドル 14,257 14,944 15,690
ライト 14,127 14,607 14,404
甘デジ 15,752 16,177 16,450
ちょいパチ 18,397 18,920 19,279
羽根・特殊 12,784 12,315 12,453
ミドル海 19,152 20,167 20,561
ライト海 20,261 21,068 21,913
甘海 20,358 20,867 21,633
これも全く同じ傾向をたどっており、12月から2月にかけて”稼働が上がってきているのは「甘デジ」「ちょいパチ」「ミドル海」「ライト海」「甘海」”となっています。さらにもう1年さかのぼってみていきます。
2020年12月 2021年1月 2月
1パチ 16,036 16,465 17,859
ハイミドル 14,574 15,474 15,853
ミドル 13,285 13,790 14,454
ライト 13,506 13,787 14,488
甘デジ 14,877 15,279 16,405
ちょいパチ 16,657 16,867 18,423
羽根・特殊 13,738 14,140 15,258
ミドル海 18,960 19,285 20,854
ライト海 18,730 19,265 20,862
甘海 18,515 18,685 21,441
いかがでしょうか。こちらも同じ傾向となっています。ここから考えられる仮説は【基本的に12月~4月(上記には未記載ですが、実際は)までは低貸の中でも「甘デジ」「ちょいパチ」「ミドル海」「ライト海」「甘海」が上がりやすい=市場が膨らむ】ということが考えられます。つまり中古機や、店内で4パチ→1パチへ移動するのであれば、前述のタイプに対して供給を行うことが最も効率よく稼働をあげることができると考えることができます。これは長所伸展の考え方です。逆に上がり難いタイプに供給してもやはり稼働は上がり難いので。
このような市場傾向を考慮した投資をするかしないかで変わる部分も小さくないのではないでしょうか?
―ちなみに5スロ部門だと
2022年12月 2023年1月 2月
5スロ 8,067 8,599 8,545
ART/AT 7,814 8,363 8,297
RT 7,479 8,056 8,007
Aタイプ 6,076 6,361 6,358
ジャグラー 13,212 13,422 13,375
30φAタイプ 7,751 8,429 7,832
30φART/AT 7,110 7,708 7,455
2021年12月 2022年1月 2月
5スロ 7,905 8,228 7,843
ART/AT 7,616 7,941 7,391
RT 7,485 7,890 8,416
Aタイプ 6,250 6,339 6,592
ジャグラー 11,553 12,157 13,977
30φAタイプ 8,325 9,213 10,171
30φART/AT 6,528 6,991 6,826
2020年12月 2021年1月 2月
5スロ 7,612 8,063 8,204
ART/AT 7,497 7,924 8,003
RT 6,243 6,624 6,795
Aタイプ 5,830 6,222 6,437
ジャグラー 10,655 11,810 12,586
30φAタイプ 7,890 8,718 9,770
30φART/AT 7,401 7,783 7,342
2020年から2023年まで比較しても各タイプ別の特徴はないことがわかります。強いて言うのであれば、5スロは前年の12月よりも翌年の1月2月の方が稼働が高くなる傾向がある、つまり、5スロなど低貸部門のリニューアルや仕掛けを行うのであれば、12月の年末繁忙期で仕掛けるのではなく、繁忙期明けに仕掛ける方が、実は市場性は高く、成功しやすいと考えることができます。
と、今回のような”法則と傾向”を理解しておくと、より効率的な投資を行うことが可能です。玉単価、C単価が年々上昇傾向となっているのでPSともに低貸部門もバカにならないようになってきています。ここでもしっかり競合に差をつけていきたいと思います。
P業界の准教授@Pラボラトリー
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