見出し画像

■vol.60【営業提案】Pゴジエヴァとその影響について

先週より「Pゴジエヴァ:全国4万台強」が導入開始となりました。個人的に注目しているのは以下3点となります。導入から1週間が経過しましたので、考察してみたいと思います。
●メイン機になるのか?
●減価償却は可能か?
●PS市場環境の変化は起こるのか?


―メイン機種になる可能性はある?

結論からお伝えすると現時点の数値上、メイン機種の見込みは極めて厳しいと思われます。比較対象として、現メイン3機種「Pヱヴァ15」「PReゼロ」「PガンダムUC」の過去の遊技時間推移は以下のようになっており、
【Pゴジエヴァの遊技時間】
1日目 月 7.7
2日目 火 9.4
3日目 水 9.4
4日目 木 8.9
5日目 金 8.8
6日目 土 9.1
7日目 日 9.1
8日目 月 8.1 ←いまココ
 
【PReゼロの遊技時間】
1日目 月 7.9
2日目 火 9.9
3日目 水 9.9
4日目 木 9.9
5日目 金 9.9
6日目 土 10.5
7日目 日 10.3
8日目 月 9.6
 
【Pヱヴァ15の遊技時間】
1日目 月 8.3
2日目 火 10.2
3日目 水 10.2
4日目 木 10.0
5日目 金 9.7
6日目 土 10.5
7日目 日 10.3
8日目 月 9.6
 
【PガンダムUCの遊技時間】
1日目 月 7.6
2日目 火 9.3
3日目 水 9.4
4日目 木 8.8
5日目 金 8.8
6日目 土 9.5
7日目 日 9.4
8日目 月 8.9

以上の比較からも「Pゴジエヴァ」の遊技時間はメイン3機種のそれを下回っており、本機がメイン機となる可能性は極めて低いものと考えることができます。


―減価償却の見込みはどの程度?償却可能?

上記の推移と過去機との比較などから、「Pゴジエヴァ」の貢献見込み期間は概ね13週(=91日)となることが想定されます。ここでは生涯粗利額ではなく、一旦支持率が100%を下回るまでに確保できる利益に対しての減価償却をシミュレートしていきたいと思います。
 
減価償却は(各機種支持率が100%下回るまでの平均支持率はP160%S130%とする)「Pゴジエヴァ」の見込み貢献週が13週のため、91日後に支持率100%を切ると想定した場合
12月現在の全国平均の(4P打込は12800発)のため、
【91日×期間支持率160%×12800発×玉単価2.05円×利益率10.0%=382,000円】
となり、機械代を56万/台とした場合、貢献終了までの減価償却は70%程度可能となる見込みです。甘めの仕様であること、また価格が高いため、償却率は低くなりそうですね。


―市場に与える変化、影響はどの程度?その分野、機種に?

【導入前】12月12日~18日までの
総市場客数=102742
4パチ客数=27875
20スロ客数=34930

ハイミドル客数=15629
ARTAT客数=13053
スマスロ客数=4318

【Pゴジエヴァ導入後】12月19日~25日までの
総市場客数=101030
4パチ客数=28936
20スロ客数=32291

ハイミドル客数=17930
ARTAT客数=12691
スマスロ客数=3801

上記を見てわかる通り、「Pゴジエヴァ」導入後も市場の総客数は増えておらず、
 
【PS市場総客数は増えていない→変化というよりも射幸性を求める遊技層が(ハイミドル🔁ARTATスマスロ)を循環している】
 
【スマスロへのマイナス影響→Pゴジエヴァによる「L鏡」「Lヴァルヴレイヴ」「Lバキ」の遊技客数の減少。ただしおそらく一時的。】

であることがわかります。

機種別では「Pヱヴァ15」「PReゼロ」「LHey!鏡」「Lヴァルヴレイヴ」などPS主力機種の遊技時間の低下が目立つようになってきました。先週は「PReゼロ」、昨日は「Pヱヴァ15」の方が大きくなっており、射幸性を求める遊技層の動きが顕著にあらわれてきています。

今回は以上となります。今回の内容からも、以前の投稿でお伝えしたように、(ハイミドル🔁スマスロ🔁ARTATは射幸性を求める遊技層による循環構造)となっており、いずれかの部門を強化すれば、片方が下がることになり、片方を持ち上げれば、もう片方が下がり…

そのため、今回お伝えしたかったことは今後も同様の傾向は続いていくため、その前提(射幸性の循環構造)で営業戦略、戦術を考えていかないと両方上がることは無いのに、両方を追い続けることを恒久的に繰り返すことになる、という事です。

何かの参考にしていただけると幸いです。

P業界の准教授@Pラボラトリー
―――――――――――――――――――――
Twitterフォローと(記事へのいいね!)も良ければお願いいたします。
(P業界の准教授@Pラボラトリー@1Q841978)
定期購読サブスク、有料noteの販売も開始予定です。
最後までご覧いただきありがとうございます。
今後も応援していただけると嬉しいです!

よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!