■vol.92【領域展開】6.5号機の領域で戦うには

牙狼＝ワンパンマン
慶次＝星矢超流星

本日これからお伝えする数値から、今回のP新台は上記くらいとなる可能性が極めて高くなります。

そして、そこから派生して考えられる今後の課題に関しては、先日お伝えしていたとおり
【20スロのスマスロ以外をどうするか？】
【4パチをどうするか？】
に集約されると思われます。20スロはユニットや機械を買えば良いので大きな問題ではない（買うための努力はもはや経営陣の仕事領域、店長の力量の問題ではない、与えられた素材の調理方法はもちろん重要だが素材が手に入らなければ腕は見せることができない）ため、もはや手に入るか、入らないかで業績が決まってしまう。

つまり店長の職域の範囲内で最も大きな問題は【20スロのスマスロ以外をどうするか？】【4パチをどうするか？】となります。

しかしながらここを理解していないケースも少なくなく、”どうすることもできない領域であれこれ考えている”ため、流れのままになってしまい、結局何もしないまま日々の営業が進んでいくケースが多くなっています。

―P牙狼ゴールドインパクトの6日目

6日目の客数支持率を他機種の6日目と比較してみます
（機種名　　支持率　　稼働率　　当日の4パチ平均稼働）
「P牙狼ゴールドインパクト：289％：75.2％：26％」
「Pモンキーターン6：215％：50.9％：23.6％」
「Pワンパンマン：306％：72.4％：23.6％」
「Pゴジエヴァ：341％：77.2％：22.6％」
「Pシティーハンター：299％：77.3％：25.8％」

6日目数値より、これまで「Pワンパンマン：10週貢献終了」と同程度の推移を予測していましたが、ほぼほぼ同じ動きになるのではないでしょうか。しかしながら供給過多によりもう少し早い下降の可能性も考えられます。

【P牙狼ゴールドインパクト＝9～11週程度の貢献予測】

今のところ利益も取りにくい状況のため、対応が難しい機種になりそうです。

―P花の慶次3黄金一閃の6日目

6日目の客数支持率を他機種の6日目と比較してみます
（機種名　　支持率　　稼働率　　当日の4パチ平均稼働）
「P花の慶次3黄金一閃：251％：65.5％：26％」
「P大開王：190％：49.2％：25.8％」
「Pビッグドリーム3：216％：55.8％：25.8％」
「Pタイガー＆バニー：195％：44.3％：22.6％」

6日目数値より、こちらも昨日までと変わらず非常に厳しい推移となっており、昨日までの貢献予測は
 
【P花の慶次3黄金一閃＝8週以上】
 
ですが、ここからさらに貢献予測を下方修正する可能性も考えられます。
 
と、平日～週末の動きから、今回のP新台2機種はほぼこの予測通りとなりそうです。ここからが本日の本題
 

―20スロのスマスロ以外をどうするか？

といっても明確な答えがあるわけではないですが、現在の「スマスロ」時流の中でも明確に使える機種をお伝えすることはできます。今、まわりの声を聞いても、本当に「Hey鏡」「カバネリ」「新鬼武者」と次の「スマスロ北斗の拳」「ハーデス」のことしか聞こえてきません。あと「ジャグラー」くらい。そして他は全部ダメだろうと。本当にそう思いますか？これは明確に認識が違っています。

射幸性が上がり、スマスロに一極集中するなかでも”しっかり結果を出し続けている機種”は存在しています。このような数値で結果を出し続ける機種が存在しているということはつまり、”その機種を遊技しているお客様が存在している”ということです。このような機種をないがしろにする、放置しておくことは機会損失し続けているということです。

結論からお伝えすると、それらの結果を出し続けている機種は

「SバイオRE2」＝おそらく「LHey鏡」よりも貢献期間が伸びる
「S番長ZERO」＝「6.5号機」「スマスロ」「LHey鏡」導入後も下げ止まっている
「Sこのすば」＝今や「6～6.4号機」では「S番長ZERO」を超える機種
「S頭文字D」＝最近ジワジワと復活傾向
「Sディスクアップ2」＝おそらく「スマスロ」や「新台」の”遊技待ちニーズ”による
「Sバーサス」＝おそらく「スマスロ」や「新台」の”遊技待ちニーズ”による
「Sマッピー」＝おそらく「スマスロ」や「新台」の”遊技待ちニーズ”による
「S新ハナビ」＝おそらく「スマスロ」や「新台」の”遊技待ちニーズ”による

直近の機種で注目は「SバイオRE2」の数値推移です。おそらくこのままだと「LHey鏡」よりも貢献期間が長くなる（＝遊技者の比率が多い）ことになります。イベントの対象機種選定時や平日の優先順位、店内外のアピールの際の露出量を増やしておきたい機種です。
そのため現在のS機種の序列は

【Sカバネリ＞S新鬼武者＞SバイオRE2＞LHey鏡＞Lヴァルヴレイヴ＞他機種】

となります。このことから、射幸性の高さは話題性となるが、それを求めるユーザーの比率はバランスを求めるユーザーの比率よりも少ない、つまり（中射幸バランス型＞＞高射幸性型）ではないかと仮説を立てることができます。

最も注目すべきは「S番長ZERO」「Sこのすば」です。同2機種は2400枚リミッターを超える性能を持つ「6.5号機」や「スマスロ」が昨年7月以降多くリリースされている中でも支持率が下げ止まっており、すでに「S犬夜叉」「Sアクエリオン」「S黄門ちゃま喝2」「Sペルソナ」など「6.5号機」よりも高い支持率となっています。「Sこのすば」においては現在「S番長ZERO」を超えており「6～6.4号機」の中で最も高い支持率で推移しています。

「S頭文字D」も直近の数値が上昇傾向となっており、注目しておきたい機種となります。一定以上のファンが存在し、増えていると推察されるため設定①での放置は避けておきたいところです。

今後「スマスロ」「S新台」を”間接的に際立たせるための名脇役機種”として「Sディスクアップ2」「Sバーサス」「Sマッピー」「S新ハナビ」など【Aタイプ、RTタイプ、技術介入タイプ】にも注目しておきたいところです。おそらくこれらの機種は、機種単体の実力による数値アップではなく、”スマスロ、新台の遊技待ちのニーズ”が高まったことによる間接的なニーズが発生していることによるものであると推察されます。

これらの機種は多くのホールに“すでに設置してある機種”と思われます。しかしながら設置していることではなく、それらで遊技しているお客様の動きや増減を意識していることが重要です。これらの機種で遊技されるお客様の動向を意識して（運用）（イベント）（販促）を行っているホールとそうでないホールでは小さくない差が積み重なることになります。これから先、スマスロの物量だけで戦うか、それ以外の武器を併せて戦うのか。

P業界の准教授＠Pラボラトリー
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